J2第30節 対湘南ベルマーレ@平塚

ウクレレ

横浜は何気に苦手な「数的有利」な状態で後半を迎え、先制はしたもののやはり同点に追いつかれる展開。しかしそのあと、しっかりとセットプレーから勝ち越して久々の勝ち点3を上げました。

入場者数は平塚とは思えない14000人超でした。

湘南 1(0-0)2 横浜FC

19:00キックオフ 平塚競技場 入場者数:14,203人

得点

  • 湘南 柿本(55分)
  • 横浜FC 城(47分)、河野(64分)

警告

退場

  • 湘南 中町(44分)

出場選手

スタメンを見ると右サイドバック河野淳吾_| ̄|○。こないだの前半の裏の取られ方はひどかっただけに少し心配です。でも京都戦後半の出来でいけば勝てる!そしてサブには大友、智吉、信義と前節の反省を生かしてスピードスターを投入しました。


前半は両チームロングキックを多用しますが、最終ラインが集中して守り、なかなかチャンスを作れません。
最初のチャンスは7分、吉武がセンターサークル付近でボールを受けてドリブルからロングシュート、これはゴール左へ。
湘南も8分右サイド(横浜左サイド)をやぶりクロスに河野を振り切って柿本が飛び込みますがこれは危ないシーンでした。右サイド鈴木からはこのあとも2度チャンスを作られ、湘南数少ない起点になっていました。横浜はロングシュート多用で、なかなかペナルティエリア付近でチャンスを作れません。


12分にはカシアーノ、柿本のパス交換からチャンスを作られますが、ここは河野が寄せてチャンスをつぶします。しかしDF面では合格の河野も相変わらずクロスの質はダメダメ。
26分内田が自身のボール奪取からすばやく前方へドリブルしてロングシュート、またもロングレンジからのシュートですが、これはGKがはじく惜しいシュート。


35分には河野からのアーリークロスをエリア内で城が合わせますが、これはハンド。そしてこのプレーのあと、堅実な守備を見せていたトゥイードが25分過ぎから足を気にし始めたこともあり、ポゼッションを握ります。しかし最終ラインで今度は浮氣、山口がカバー。42分には左サイドのクロスから柿本がヘッドで合わせますが、これはバーの上でした。
そしてトゥイードは42分そのまま富永と交代。あとを引かなければいいのですが。


前半での選手交代に思わず不安が募りますが、44分思いも寄らないことが。
中町がボールを奪われルーズボールに河野が詰めに行きますが、これに対して奪われた中町が足裏を見せてスライディングタックル。これには主審迷わずレッド。
横浜は後半開始から数的優位で戦います。前半はシュート4vs4。


ハーフタイムに湘南はFWカシアーノをはずしてボランチのゴーランを投入。守備を固めて4-4-1とします。
いきなり吉武が中盤キープして内田へ渡し内田が右へ流れながらアタックをかけます。
後半序盤はドリブルでチャンスを作りにいきます。しかし先制はやはりロングボールから。2分、ロングボールにポストに入ったあと体を入れ替えてセカンドボールをフリーで受けた城、これをGKかわしてシュートし、DFのクリア及ばず先制!


しかし、先制した横浜ですが、数的有利を感じさせない攻撃でなかなか追加点が奪えません。湘南はトップ下に入ったゴーランが起点となって積極的にボールをポゼッションしますが、最終局面では横浜の枚数が多いので決定的な形になりません。つまり点差、人数からいえば逆のゲームメイクをお互いしている状態。
吉武が積極的に攻め続け5分にはボール奪取からすばやくミドルを放ちます。
しかし次の点は湘南へ。9分、真ん中でポストに入った柿本がうまく河野を背負って倒れこみ、PKをもらいます。河野にしてみればしてやられた感じでしょう。
このPKを柿本が右に流し込み同点に追いつかれてしまいます。湘南はゴーランからサイドへの展開に活路を見出しますが、やはり最終ラインでは横浜が有利。


15分には吉武が積極的にはなったシュートをGKがこぼしさらにこれにつめていきますが、これはクリア。そのCKからの流れから内田のシュートはDFがはじき右からのCK。
19分のCKはファーから中へDFを引き連れて飛び込んだ河野がたたきつけて横浜が勝ち越し!!見事PKの借りを返します。


再びリードされた湘南は坂本を梅田に代えて2列目に右から加藤、ゴーラン、梅田を並べる4-1-3-1に。対する横浜は河野を外してオノシンギを投入し、DFを3枚にして信義はトップ下に入る3-5-2。
その信義はファーストタッチでGKの位置を見て左サイドミドルからループシュート。これはあわやというところで相手GKがクリアしました。


72分PK以外では後半唯一と言っていいピンチ。梅田の突破から、一度後ろの加藤へ戻して、再び回り込んだ梅田がミドルを放ちますが、これは菅野がキャッチ。
ゴーランは相変わらずいい起点になっていますが、湘南の数的不利に助けられました。


78分には北村が雨に滑って足をいためて大友が入ります。その大友も速さを生かしてチャンスを作りながら、しっかりボールをキープしていきます。湘南は吉野に代えて佐野を投入しゴーランを1列下げて4-1-2-2の形に。これが結果的に助かりました。湘南は起点を失い、逆に43分には城がGKをみて振り向きざまにループを放ちます。


ロスタイムはほぼ横浜がゲームを支配して雨がどんどん強まる中、タイムアップ。横浜FCが10試合目にして平塚で初勝利です。


それにしても危なっかしいゲームです。相変わらず数的優位を衝くのがへたくそなうえに、サイドにアタッカーを抱えながら、さらに中盤でキープできる人間を抱えながらのロングボール多用。そして相手にポゼッションさせながら最終ラインでギリギリのディフェンス。
狙ってやってるならすごいですが、あまりに危うい勝ち星でしたね。まだまだ形にはなっていませんよ。

菅野 6.0
ほとんど仕事はなかった。
河野 6.5
相変わらずフィードに課題は残すも、与PKは事故のようなもの。勝ち越し点は見事。
トゥイード 5.5
前半早いうちにケガで退場。あとを引かなければいいが。
浮氣 6.0
最終ラインで落ち着いて対処。
中島 5.5
消えていた。
北村 5.5
サイドを有効に使えなかった。
内田 6.0
積極的にミドルから点を狙った。DFも冴えた。
山口 6.0
中盤のDFではきいていた。
吉武 6.5
何度もチャンスを作った。
◎城 6.5
先制点に、ボールキープに奔走。
カズ 5.5
今日は囮に終始したか、チャンスには絡めず。
富永 6.0
急な出場ながら、しっかり最終ラインをカバー。
信義 6.5
途中出場でリズムを作った。
大友 6.0
積極的にゲームを作った。