南アフリカワールドカップ グループリーグ最終戦vsデンマーク

さてさてグループリーグ突破のために負けられない一戦、デンマーク戦は朝の3時30分キックオフ。
3時15分に起床して、ビールを用意してキックオフを待ちます。
今日は休みにしてあるので、呑んでも安心です。
日テレの解説は俺たちの城彰二
日本のスタメンは、これまでと変わらず、川島、駒野、中澤、闘莉王、長友、阿部、長谷部、遠藤、松井、大久保、本田。
デンマークトマソンがいまだに元気ですね。
好調ロンメダールを阿部のところでどれだけ止められるかがキーになりそうです。

キックオフ直後から、デンマークが攻めに掛かる時間が長かったですね。
中澤の軽いディフェンスと手の使い方にはちょっと危機感を覚えました。
しかし徐々に日本もペースをつかみ、大久保から松井への良いパス、さらに詰める長谷部、と見せ場を作り始めます。

そして得たFKの場面。
17分に本田が右からのFKをぶれ球で見事に直接ぶち込んでくれました。先制点は何よりも大きなアドバンテージになりました。
しかし失点直後に前掛かりになったデンマークトマソンを中心に危ないプレーを繰り出してきます。
この危ない時間をクリアできたのも大きかったですね。

そしてもう1点欲しいな、とちょうど思う時間、前半30分に本田が蹴ると思わせて意表を突いた遠藤のFKが壁の外を巻いてきれいにゴール右隅に決まる。
すばらしいFK2本で、予想外の2点リードに。
この瞬間思わず俺たちの彰二が解説を忘れかけ、一人の観客になるほどのすばらしいFKでした。

デンマークはここでたまらず前半から1枚代えてきました。10番ヨルゲンセンに代えてミドルが持ち味のポウルセンに。
ここで、早寝したため知らなかった、直前の試合でイタリアがスロバキアに敗れて予選敗退が決まったというニュース。
このままいけば、なんと決勝トーナメント1回戦の相手はイタリアではなく、パラグアイになります。
なんともびっくりなニュースでした。
その後はサイドを駒野、長友ががっちり押さえる印象的なプレーを見せて、2点リードで前半を折り返しました。

守りきるだけでは勝てないワールドカップ
本田も追加点をあきらめずに果敢にゴールをねらいますが、デンマークも長身FWを入れて何が何でも3点取りに来る展開。
しかし川島がファインセーブを繰り返し、デンマークを跳ね返し続けます。
しかし
後半36分、長谷部がエリア内で手を使って倒したということでデンマークにPK。
このPK、一度は川島が跳ね返したものの、詰めてきたキッカー、トマソンに押し込まれて日本は1点差に詰め寄られます。

あと10分、守りつつもなんとか安心できる3点目の欲しい日本。
前線から守れる矢野を入れても良いんじゃないか、と思いつつ、長友が良い守りでピンチを防ぎます。
そして42分、エリア内に進入した本田が、ドリブルで1人かわして真ん中の岡崎へパス。
これを岡崎が当てるだけのシュート、これが決まって日本が理想的な試合展開で、残り時間少ないところでリードを2点に広げます。

あとは、守りきるだけの日本。アディショナルタイム4分の表示がされ、長谷部のハンドを見逃されるというラッキーもありながらもしっかり守りきり、勝利。
この瞬間海外開催でのワールドカップで日本は初の決勝トーナメント進出を決めました。
渋谷、道頓堀はすごいことになっていたらしいですが、吉祥寺も駅前ロータリーがとてもあついことになっていたそうです。
こういう4年に一度沸いてくれるサッカーファンが、4年の間Jのスタジアムを訪れてくれたらいいな、と願います。

さてすばらしいゲームを見せてくれた日本代表。
採点です。
川島6.5、コマ6.5、田中さん7、爆弾6.5、長友7、阿部ちゃん6.5、ヤット7、長谷部6.5、松井6.5、嘉人6.5、△8、岡ちゃん7、今野6.5、イナ採点不能。監督7.5。
MOMは△。
MIPは長友ってかんじですね。

次戦はラウンド16、29日の23:00キックオフでパラグアイ戦。

みんな青い物を身につけて、日本代表に元気玉を送りましょう。