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横浜FCの契約非更新選手が発表され、4選手と来季の契約を更新しないこととなりました。


八角剛(ハチ)は2008年駒澤大学から新卒で横浜FCに加入。

中盤の底で見せるねばり強い守備は特筆すべきものがありましたが、プレースタイルゆえ毎年のように怪我で長期離脱を迫られたのが今回の非更新に至った原因かもしれません。


まだ27歳。よいフィジコと出会って強い身体を作ればJ屈指のプリメロボランチとして通用する選手。

手放したことを公開するような仕事をして欲しいと思います。


渡邉将基(ナベ)は2010年に「岸野チルドレン」のひとりとして岸野前監督とともに加入。

大卒2年目ながら人への当たりが強く、DFラインの底で攻撃の芽を摘むのに長けたまさに身体を張ったディフェンダーでした。

彼もまたそのプレースタイルゆえか怪我が多く、それが非更新に至った原因ではないかと思います。

J1レベルでは厳しいかもしれませんが、J2であれば敵にいると本当に手強い選手になりそうです。


堀之内聖(ホリ)は今季レッズより加入。

怪我の回復が遅れたため、実戦への投入は遅れましたが、スタメンに入るなり、見事なDFラインの統率を見せて、ディフェンスリーダーとして欠かすことの出来ない選手になりました。

人に強いスンジンとカバーリングに長けたホリのDFラインは見ていて安心できるコンビだっただけにそのanaを埋める選手の存在は不可欠になりそうです。


杉山新(アラタ)は、大宮から今季加入。

ボリの抜けた右SBの穴を埋める選手として期待されたものの、加入当初はアラタの上がった裏を衝かれることも多く、守備の弱点になった部分もありました。

しかしシーズンを深める毎に地味ながらその存在感を示していたところでした。

彼の抜けた穴も決して小さくはない、と思います。


それにしても、今日発表の4名とも守備的な選手。

期限付き移籍のなかじ、関、巧もDF、GKですし、チンの動向も気になるところです。


そして、非更新が噂されながら、発表のなかったなんちゃん、なんちゃんにはお笑い担当としてだけではなく、ホントの意味でチームを引っ張っていく選手になってもらわないといけませんね。