J1第2節 対鞠公戦@俺達の丘

tatsumine2007-03-10

横浜FCはホーム・俺達の丘三ツ沢で横浜・横須賀F・マリノスと対戦。
セットプレーで上げた1点をしっかりと守り抜き、ダービーにふさわしい好試合を展開。
見事に勝ち点3をゲットしました。

横浜 1(1-0)0 横浜横須賀

  • 19:03キックオフ 三ツ沢球技場 入場者数:13,737人
  • 得点
    • 横浜 早川(7分)
  • 警告
    • 横浜 鄭容臺(9分)、奥(34分)、小村(69分)
    • 横浜横須賀 那須(10分)、河合(89分)
  • 出場選手
    • 横浜 GK菅野、DF和田、早川、小村、中島、MF内田、山口(72分 難波)、鄭、奥、三浦(53分 滝澤)、FW久保。 <サブ>GK小山、DF太田、MF玉乃、FW薮田、シウバ
    • 横浜横須賀 GK榎本、DF田中隼、中澤、那須、田中裕、MF河合、長谷川、山瀬、FWマルクス(59分 坂田)、大島(73分 ハーフナーマイク)、マルケス(29分 乾)。 <サブ>GK高桑、DF天野、MF上野、吉田

15時に吉祥寺を出て、17時頃三ツ沢へ。すでに開門された三ツ沢へ入ると、客席はすでに8分の入り。
キックオフ前には中田横浜市長が挨拶に。
「ダービー初戦はマリノスを破ってぜひ横浜FCにJ1初勝利を!」というコメントに、ホーム側はどよめきとともに大歓声。アウェイ横浜横須賀サイドは大ブーイング。

さて試合開始までには文字どおり満員となり、横浜と横浜横須賀5分5分に染め上げられたスタンドではマスゲームできれいに青白と床屋色に分けられた中、入場してきた選手。ビッグフラッグも出迎えてスタジアムの雰囲気は最高潮。

トリパラ大行進とかいうのをやったらしい横浜横須賀ファンは床屋柄の雨傘をくるくる回してましたが、試合中試合後は雨も降らず傘も役に立たず。何のために持ってきた傘なんでしょうお気の毒に、と試合後の三ツ沢の坂では横浜横須賀ファンを気遣う横浜サポが頻出。


横浜は右にうっちー、左にカズを起用した4-5-1。
横浜横須賀は攻撃的を標榜した4-3-3。
序盤から攻撃的を標榜する横浜横須賀に対し、横浜は出足よくボールを奪い、素早くサイドに展開する理想的な攻撃でゲームを支配。
キックオフ直後のカズのインターセプトからの思い切りよい長距離ファーストシュートに象徴される、横浜らしい試合展開です。
攻守にわたり、両サイドのカズ、なかじ、うっちー、和田が再三見せ場を作ります。


それが早くも実ったのはすぐ。7分、左サイドからのCKのこぼれのロングフィードに残っていた早川が右からふわりとシュートを放ち、これが決まって横浜が先制。

横浜に幸運だったのは左サイドでいいプレーを続けていた横浜横須賀のマルケスが29分、けがで乾と交代したこと。

乾は素早いドリブル突破から散発的にチャンスは作るものの中央突破をケアするのはうちのDFにとっては楽なもの。
横浜横須賀はマルケスと交代した乾、後は山瀬の個人技に頼る攻撃で浦和のような迫力にかけます。うちのDFも余裕を持って対応します。

セットプレーでのディフェンスでは久保の高さが生き、ことごとくクロスを跳ね返します。
前半はこのまま1-0で終了。


さて後半、やっと攻めに来た横浜横須賀が、横浜ゴール前で波状攻撃。
しかしDFとスゲが好プレーとファインセーブを連発。
ゴールマウスにしっかり錠をかけます。
8分には精力的に動いていたカズに代えてタッキーを投入。

その後も集中力高く守り抜きます。
横浜横須賀は14分に坂田を投入し攻めてきますが、横浜はしっかり跳ね返します。


CKでは高さで劣るため低いボールをいれ続けた横浜横須賀ですがスゲがしっかり守り抜きます。
27分にはヤマに代わり難波。うっちーが中に入り難波は右サイドへ。
しっかり走れ、高さでも競り合える難波を得てますますしっかりとボールキープができるようになります。


33分のうっちーの右での粘りからの久保のシュートなど、カウンターからチャンスも作り、互角のゲーム展開。

このまましのぎ切って、横浜は強豪横浜横須賀相手に堂々のJ1初勝利。
その瞬間喜びが大爆発したスタンドでは誰彼構わず抱き合う姿。


なんとも幸せなホーム開幕戦が幕を閉じました。
MVPはハヤ。初かもしれません。
早くも初勝利を得た横浜。次節は苦手な川崎との神奈川ダービー

気を抜けませんが、今日は勝ちの余韻に浸りたい。
三ツ沢の坂を横浜横須賀ファンに囲まれて気持ち良く家路についたのでした。


さて採点です。

  • 菅野 6.5:後半序盤の波状攻撃を防ぎ続けた。終盤には念願のブーイングも背負った。
  • 和田 6.0:今日はかなり効いていた。クロスの精度は悪かったが、勝負する根性は評価。
  • 早川 6.5:いつもの凡ミスはあったが、「そこにいた」ことを評価。
  • 小村 6.0:中央でポストを潰し続けた。
  • 中島 6.0:カズとの連携に苦しみながらも、左サイドから良いフィードを連発。
  • 内田 6.0:浦和戦の雪辱を果たした働きだった。
  • 山口 6.0:疲れたか途中交代。しかし好守のつなぎ役として機能。
  • 鄭容臺 6.0:イエローは余計だしハラハラしたけど、守備面で不安はなし。
  • 奥 5.5:久保とのコンビネーションでいいプレーはあった。周囲とのコンビネーションはまだまだこれから?
  • 三浦 6.0:監督のいうほど悪くはなかった。守備面でも奔走した。
  • 久保 5.5:今日はピッチが合わなかったか?数あるチャンスを決め切れなかった。
  • 滝澤 6.0:入ってすぐにリズムを変えられるのはさすが。
  • 難波 6.0:頭で競れて、スピードもある。ボールキープのポイントとして機能。次はトップで見たい。
  • 監督 6.5:機を見た選手交代はさすが。


あ、そうそう。知らなかったじゃ済まされない、ウチ相手なら何やっても許されるとでも思ったらしい
「アウェイのくせに禁止されてる紙ふぶき撒くなんてどういう了見だクソッたれ。」
あれで俺たちは200%燃えたよ。絶対負けねぇって思った。