親善試合 日本vsドイツ@横浜国際

日本 0(0-0)3 ドイツ

  • 得点
    • ドイツ クローゼ(54分、90+2分)、バラック(69分)
  • 警告
    • 日本 田中(52分)、小笠原(73分)
    • ドイツ オボモイエラ(34分)
  • 出場選手

シーズンオフに入った気のゆるみか、相対的に緊張感のないプレーに終始した日本は、良いところなく本気のドイツに0-3と惨敗。ホームチームとして非常に恥ずかしい試合を見せました。
試合前から中澤を中心に負傷者が続出し3バックが組めなくなってしまったという理由はあるにせよ(中田コも永田もいたんだけど)、今までろくな成果を見せていない4バックで2002W杯準優勝チームに立ち向かったのは無謀の一言でしたね。

ここのところの代表の試合で、冴えを見せていたテソ川口ではなく、安定感を買って起用したであろうGK楢崎はコーチング、キャッチングとも不安定で再三のピンチを迎え、稲本はただ1本のミドルシュートを除いて完璧に消えてしまい、DFラインとGKは意志疎通も図れずにPA内で右往左往するばかり…。今日の日本で良かったのはあれ、高原、小笠原くらいのものでした。

試合は国歌斉唱から力抜けまくり。堀内孝雄は声が全然出ていなくて、君が代をあれだけ辛そうに歌う人も珍しいくらいでした。
さて、キックオフ。最初のシュートは1分、ドイツ・シュナイダーのスルーパスからエルンストがシュート、直後の2分、日本も小笠原が強引にミドルシュート。お互い攻めの姿勢を全面に出したように思いました。特に小笠原は試合を通してサイドチェンジのパスや得点の匂いのするパスを高原、鱸に通していました。
ドイツのユニは新色の赤。今までのホーム白、アウェイ黒を見慣れていると、赤いドイツというのは違和感ありまくりでした。

さて立ち上がり互角だったゲームも、15分を過ぎると徐々にドイツペースに。15分中央から左サイドへ流されて、ドイツの選手が2人フリーになっていましたが、手前のバラックがシュートします。これは楢崎がセーブしこぼれ球をクリアし事なきを得ます。
さらにバラックは直後にもミドルを放ちますがこれはオフサイド。さらにさらに17分右サイドからのCKをアザモアがヒールでシュートし、楢崎は完全に抜かれますが、あれがゴールライン上でクリアします。
対して日本の前半の見せ場は、41分小笠原からの右サイドへのロングパスを加地がニアにクロスを入れ、高原が合わせようとしますが、3人に囲まれて倒されます。しかしホイッスルはなし。猛攻にさらされながらなんとか無失点で切り抜けて前半は0-0で終了です。

さて後半、相変わらずドイツの猛攻にさらされて防戦一方の日本ですが、その危うい均衡がついに破られたのは54分のことでした。
失点は楢崎がバラックの左サイドからのFKをキャッチできず前にこぼしたところをクローゼがしっかり詰めて押し込んだもの。前半から続いた楢崎の不安定なプレーがついに破綻を破綻を呼んで先制されます。
さて副音声解説陣の一人は前横浜FC監督のリティ。これがまたしゃべるしゃべる。後半からは同じように(いやもっとか)やかましい主音声から完全に切り替えて聞いていましたが、神戸新監督がほぼ決まりな安心感からか軽口をたたきまくります。かわいいなぁ。
ドイツの誰かをさして「彼は余り空気嫁ないね」と2ch用語を発したと思ったら、事情通なところも披露しつつ、軽妙で大変面白い解説でした。

さて、そんな解説をBGMにピッチでは更にドイツの猛攻が。59分にはクローゼが完全に抜け出し、シュートを放ちますが、これは楢崎が右手一本でセーブ。
日本のDFラインは茶野を中心に完全に穴だらけで、ドイツ前線に良いようにやられています。
対する日本の後半の決定的場面は3回のみ、その1回目は55分、あれの左CKからペナルティーエリア外で小笠原がシュート、そのこぼれをつないで右サイドをオーバーラップした田中がクロスを入れますが、ドンピシャのボールは藤田がなんと空振り!!

そんなちぐはぐをあざ笑うかのように、69分ドイツが追加点を挙げます。ボール奪取されて中央のアザモアへ。アザモアはセンターサークル付近で茶野を1フェイントでかわし、倒れながらも左のバラックにピンポイントパス。バラックは落ち着いてトラップし左から右に持ち替えてシュート。矢のようなゴールが決まり突き放されます。バラックの持ち替えには、田中、稲本の2人が思いっきり振られてもう日本の守備陣はボロンボロン。

77分、日本の3回のチャンスの内の2回目。左サイドからのあれのCKで2人フリーファーにいました。奥の田中がたたきつけるヘディングを放ちますがそのフリーの2人が重なり、クリーンヒットしません。さらに81分、左サイドのアツがドリブル突破から低いクロスを送り、大久保がはたいたボールをあれがシュートしますが、これはカーンが飛びついてしっかりキャッチ。

日本の抵抗はここまで。ロスタイム2分、ボールを奪われカウンターからクローゼがシュートを放ちます。一度は楢崎がブロックしますが、DFとGKの呼吸が完全に合わずばたばたと楢崎が前に出た瞬間をアザモアとクローゼに良いようにボールを回されて、クローゼに左隅に決められ、ポストに跳ね返ったボールはそのままゴールイン。

そのまま0-3で試合終了です。
今年最後を飾るにはあまりにも惨めな敗戦です。最終予選に向けて、課題は山積みです。特にサブが入ったときの対応と、3バックでないときのオプションに課題が見えた試合でした。

内容的には、何も収穫がなかった試合で、救いはリティの解説くらいでしたね。
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合同トライアウト

昨日Jリーグ合同トライアウトが行われて、83名の選手が参加しました。
参加者一覧は→コチラ

気になる選手はといえば、

市村篤司 札幌 20、佐藤尽 札幌 30(元横浜フリューゲルス)
松田正俊 山形 24(元横浜FC)、中村幸聖 山形 23
氏家英行 大宮 25(元横浜フリューゲルス)、喜名哲裕 大宮 28、強力わかまつこと若松大樹 大宮 28
加藤望 柏 35、小峯隆幸 柏 30、羽地登志晃 柏 26
森戸壯介 横浜FC 19、大久保哲哉 横浜FC 24、増田功作 横浜FC 28
ロボ池田学 湘南 24、挽地祐哉 湘南 21
DQN森勇介 京都 24
上村健一 C大阪 30
佐藤一樹 広島 30(元横浜フリューゲルス)
高木成太 なし 27(元横浜FC)、中尾康二 なし 23

中尾は静岡FCでは満足できないらしいです。
ミスターレイソル加藤望は早くも元柏のロッソ熊本(元アルエット)の池谷監督が触手を伸ばしているらしいです。横浜FC関係者は誰か行ったんでしょうか?

札幌・市村、山形・中村、大宮・喜名などはうちもやられた経験がある選手ですし、サポ的に是非ほしい選手達でもあります。特に中村と喜名。
フリューゲルス、元横浜FCの選手達も気になります。尽、一樹もまだ老け込む年じゃないし、十分ウチでもやれると思いますし。
アルゼンチンから帰国後、Jクラブとの契約がかなわなかったナリにもどうか新しいチームが見つかるよう祈っています。ウチじゃ駄目かな?

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