カメルーン代表フォエ選手、試合中に急死

今朝未明、フランスで行われたコンフェデレーションズカップ準決勝、カメルーン対コロンビア戦の試合中、カメルーンマルク・ヴィヴィアン・フォエ選手(享年28歳、マンチェスター・シティ所属)が、後半27分に突然倒れ意識を失い、試合終了後彼が息を引き
取ったとの発表がありました。死因は不明ですが急性心不全の可能性が高いとのことです。
能性が高いとのことです。

考えてみれば(いやみなくても)、試合中10km以上はぜんそくでのストップ&ゴーを続けるサッカーという競技は、ある意味トライアスロンやマラソンよりも過酷な競技といえると思います。
中1日という時間で3試合行い、さらに準決勝という過酷なスケジュールは、出場選手全員に極限状態での戦いを強いるものですね。

この事故を考えると、ますます3試合ともけが、出場停止以外の選手を引っ張り続けたジーコの責任の重さと、無責任さが分かります。
死亡した選手がカメルーン代表だから、当然扱いは小さいだろうけど、こんな事故、例えば日本対コロンビア戦でも十分に起こりえた事故だろうと思いますね。
高原のシュートミス、宮本の判断ミス、今回の日本の敗戦でさんざん敗因としてあげつらわれたミスの数々が、選手の疲労に起因するものであるとすれば(少なくともぼくはそう判断しています)、同じことが例えば中田に、例えば高原、宮本に起きていたとしても不思議ではないのです。

就任以来、ぼくはジーコに対して厳しい目で見すぎているのかもしれないと、コロンビア戦の敗戦以来思っていたのですが、やはり厳しく見るべきものは厳しく見ていかなくちゃならんと心を新たにしました。
選手は、監督のものでもましてや川淵キャプテンのものでもないのですね。その辺のこと、2人にはしっかりと受け止めて欲しいですね。

最後に、試合中になくなられたフォエ選手のご冥福をお祈りいたします。
遺されたカメルーン代表は是非フランスを破ってカップを獲得し、フォエ選手の墓前に捧げてもらいたいと思います。