天皇杯3回戦 横浜FC vs 大分トリニータU-18

tatsumine2004-10-10

横浜FC大分県代表の大分トリニータ天皇杯3回戦で対戦し、4-0で勝利してJ1との対戦が控える4回戦に進みました。城選手は大事を取って休んだものの、ほぼフルメンバーで挑んだ天皇杯緒戦は公式戦初出場の久保田選手もゴールを上げて快勝しました。
この勢いを4回戦とリーグ戦へ!

横浜FC 4(2−0)0 大分U-18

  • 13:00キックオフ 入場者数1,228人
  • 得点
    • 横浜 北村(19分)、臼井(45分)、トゥイード(49分)、久保田(61分)
  • 警告
    • 横浜 早川(15分)
  • 出場選手
    • 横浜FC GK菅野、DF早川、トゥイード、山尾、杉本(60分 中島)、MF臼井、内田、マシュー、小野智(62分 大友)、FW北村(66分 眞中靖)、久保田。サブ GK小山、MF小野信
    • 大分U-18 GK河野猛、DF高野、東、福元、吉川(40分 川村)、MF梅崎、三好、米岡(71分 中村)、石田、FW河野貴、桜井(88分 吉田)。サブ GK斉藤、MF島田

写真は→コチラ

さて試合前はそんなにいじる暇もなく、大分コールのあと、横浜コールを擬して「オ・コ・チャマ」コールが起きたくらい。
菅野は選手入場→整列と続いたあと記念撮影のルーティーンをすっぽかしてポジションへ急ぎ、スティーブンに呼び返されて相手と握手。ずいぶん気合入ってんな、と思いつつ、キックオフは横浜。
当然ながらユース相手に横浜は攻め立て続け、大分は11人が自陣に篭り時々カウンターを食らうという展開。

しかし超格下相手でも、仕様は代えられないのか、もともと勢いで完全に上回られている相手7番梅崎にプレゼントパスする早川。すばらしい(毒)。
横浜は杉本早川も上がって2枚のDFラインで対応し、圧倒的に攻め立て、ますがラストパスの精度はあいかわらずイマイチ。早川も勢いを止められない梅崎をファウルで倒すなどみっともないプレーを見せます。エリア前でのプレーは相変わらずスルーパス多く、高校生相手にも攻めてを欠き、客席からブーイングが上がります。
しかし19分、キーパーが左サイドクロスに反応して飛び出したところに中央で北村が押し込んで横浜が先制します。

その後も何度となく左サイド梅崎が良い飛び出しでカウンターを狙いますが、いかんせん1枚では厳しく、圧倒的に横浜が支配します。
前線では久保田が何度も良いキープを見せる反面、杉本は左サイドでボールを奪ってからの遅攻がウチのチャンスをつぶします。
ちなみに大分ユースの「Get the Goal 栄光をつかめ」のチャントは元ネタラフィン・ノーズの「Get The Glory」で山形のコールのパクリ。J1のプライドは?それともユース限定?
でそうこうしているうち、前半終了が近づきこのままかな、と思った44分、FKからの流れ弾を臼井が右サイドから真ん中まで流れてシュート、これがきまり2-0。
で、そのまま2-0で終了。

後半は同じメンバーで始まりますが、あいかわらず早川が梅崎に完全に負けてます。
しかし後半4分、泥臭く早川が真ん中で詰めたところをGKがこぼし、これをトゥイードが決めて3点目。
これでうちも重圧が取れたか、久保田が俄然輝きます。8分には中央でクボタマの抜け出し。スゲのフィードがDFの背中に当たり菅野に戻るという珍プレーもおりまぜつつ、ゲームが進みます。15分には杉本に代えてなかじイン。
でその直後の16分、久保田が真ん中をドリブルで抜け出し一度はDFに奪われるも再度奪い返しシュート、コレが決まり。決定的な4点目。
その直後17分トモヨシに代わり大友が入り、臼井が左にチェンジし大友は右へ。
21分には北村に代えて靖夫。しかし今日の靖夫も絶不調。何度もシュートチャンスに恵まれながら外しまくります。25分大友の粘りのクロスから靖夫オーバーヘッドシュートはクロスバー。これには子供から歓声があがりました。その後も大友が右サイドを駆け上がってクロスを靖夫シュートもGKに阻まれる、41分にもシュートミス、ロスタイムにも…。

試合終了間際うちが攻めるシーンが続くと大分4番・福元の堅実なDF、GK河野のシュアなゴールキーピングが光ました。さすがU-17日本代表&あの西川の控えだ。
でそのままタイムアップ。

横浜は、高校生相手にだらしないシーンもありましたが、まずは貫禄を見せて勝利。4回戦はJ1との対戦です。
出来れば見にいけるところと当たりたいね。
さて採点

  • 菅野6.0(ミドルを打たれて間一髪のシーンもあったがいつもの安定感で守った。でも高校生相手に熱くなりすぎ)
  • 早川4.5(仕様のプレゼントパスや凡ミスは高校生相手にも…。梅崎とのマッチアップは完敗)
  • トゥイード6.5(なんと言いますかほとんどキャプテンでしたね昨日は)、山尾6.0(あえて言うことはないです)
  • 杉本5.0(速攻すべきところで遅功、トモキチがオーバーラップを求めているのにしないなどすべてに消極的)
  • 臼井6.5(いつもどおりの動きで高校生を翻弄)
  • 内田5.5(見事ななじみっぷりでした。だがプレーでもなじんではいかん)
  • マシュー5.5(やはり調子悪そう)
  • トモキチ5.5(なれないサイドハーフは明らかに違和感あり。監督のミスだね)
  • 北村6.5(ストライカーのクボタマに対してポストに徹した)
  • クボタマ7.0(4点目のあきらめないところはうちのFWになかったところ、残り試合もがんばってほしい)
  • なかじ6.0(やはりこの人が入ったほうが左サイドは安心)
  • 大友5.5(高校生に競り負けるシーンもあったが、現場で言われたほど悪くなかったと思う)
  • 靖夫4.0(「最高のお膳立てに最低のフィニッシュ」、靖夫の得意技はもう見たくない)

横浜Cは、前半18分にゴール前でFW北村が右足でたたき込むと、同44分には、CKからのこぼれ球をMF臼井が強烈なミドルで2点目。後半にも、疲労を隠せない大分ユース(U―18)から2点を奪い、「大人の風格」を見せた(神奈川新聞)

大分トリニータU-18戦観戦記集