ナビスコカップ決勝 FC東京 vs 浦和レッドダイヤモンズ

  • FC東京 0(0-0/0-0/0-0/0-0/PK4-2)0 浦和
  • 警告
    • 東京 三浦(10分)、ジャーン(13分、29分)、ルーカス(49分)、今野99分)
    • 浦和 鈴木(84分)
  • 退場
    • 東京 ジャーン(29分)
  • 出場選手
    • 東京 GK土肥、DF加地、茂庭、ジャーン(29分退場)、金沢、MF石川、今野、三浦(33分 DF藤山)、ケリー(71分 MF梶山)、FWルーカス、戸田(84分 MF馬場)。控えGK塩田、FW阿部吉朗
    • 浦和 GK山岸、DFアルパイ、闘莉王、ネネ、MF山田、長谷部、アレックス(64分 MF平川)、鈴木、FW田中、永井(110分 FW岡野)、エメルソン。控えGK都築、DF内舘、MF酒井。

試合開始からしばらくは落ち着かない展開で、お互いにチャンスを何度か見せるが、その際浦和・エメルソンを止める際スピードについていけず、故意ではないにせよ10分に三浦文丈、13分にジャーンがイエローをもらう。
その後も互角の展開が続くも、29分やはりエメルソンの突破についていけなかったジャーンが故意にファールで止めたとして2枚目のイエローで退場。
その瞬間ピッチにうずくまり泣きじゃくるジャーン。主審は日本サッカー界でも一・ニを争うレベル*1の吉田さんだけに、なんともいえないが、若干厳しすぎる判定が東京に難しい闘いを強います。

そのケアとして、すでに1枚イエローをもらっている中盤の底、三浦文丈を下げて、DF藤山を投入して、4-1-3-1の形にした東京ですが、やはりDHが一枚足りないのは痛く、今野が2人分の働きでバイタルエリアをケアしますが、中央を何度も突破されます。しかしそれをしのぎきり、前半は0-0で終了。

後半10分に永井が15分にエメルソンが完全にドリブルで抜け出しGKと1vs1になりますが土肥のファインセーブとシュート失敗。
逆にその直後のプレー戸田のクロスに石川直が詰めるがGK山岸がキャッチ。CKが2本続き東京の攻撃が続くところで、19分、攻め込まれることの多かったアレックスに代えて平川を投入。26分東京がケリーに代えて梶山。
31分鈴木啓太が攻撃参加、浦和の波状攻撃が続くが、東京もよくしのぎます。
その後も、浦和が攻め、東京がとめるという局面が続き後半もロスタイム、エメルソンから左クロスを田中がヘディングもこれは右ポスト。そのままフルタイム、延長戦へ突入です。途中交代の藤山が最終ラインでとても良い動きを見せています。

延長にはいっても、浦和の攻勢が続きます。1分エメルソン、田中の連続シュートは土肥が防ぐ。東京は延長に入ると、ルーカスを残して全員引きます。それでも田中、エメルソンを中心にずたずたに攻められますが、土肥を中心としたDFが集中力高く水際で守ります。そして延長前半も終盤に入ると両チーム足が止まります。東京はしのぎきって延長前半終了。
延長後半5分永井に代えて岡野。完全に足のつっている金沢をぶっちぎる岡野からクロスが上がりますが、それでも決まらない。そのまま東京がしのぎきり、120分の戦いを終え、PK戦に突入です。
PK戦
東京 ルーカス○馬場○今野○梶山×加地○
浦和 棟梁○長谷部○田中×山田×
山田が外し加地がが決めたところで4-2でFC東京の優勝が決定。

前半途中にDFの要・ジャーンを失い、一人少ない状況で戦いながら、見事しのぎきり初タイトルを獲得したFC東京
一人少なくなってからも決して守りきるという形ではなく、再度から幾度となくチャンスを作り、そしてカウンターを高い集中力でしのぎきったすばらしい優勝です。
両チームよくがんばりましたが、浦和は後一歩の決定力が足りなかったですね。
面白い試合でした。

*1:2ちゃんでは評価トップの「達人レベル」。ちなみにその下はコンスタントに評判が良い:砂川、松村。割と安定してる:片山、布瀬、太田〔田辺〕、出来不出来が激しい:北村、西村、山西、松尾 〔池田〕 〔東城〕〔鈴木〕、コンスタントにだめぽ:上川、塩川、長田、岡田 〔村上〕〔野田〕、逝ってよし:辺見、奥谷、牧野 〔扇谷〕 〔前田〕〔長谷〕、氏ね:今村、大西、柏原。あなたの知りたくない世界:家本、穴沢、高山。4級審判:小川となっております