天皇杯4回戦 横浜FC vs サンフレッチェ広島@三ツ沢

tatsumine2004-11-14

横浜はJ1広島に対して引きこもらずにサイドを中心に果敢に攻めて後半終了間際に得点。最後は守りきって5回戦に進出しました。5回戦はガンバ大阪戦です。

横浜FC 1(0-0)0 広島
13:00キックオフ 入場者数:2,316名

  • 得点
    • 横浜 山尾(84分)
  • 警告
    • 横浜 早川(65分)天皇杯2枚目:5回戦は出場停止_| ̄|○
    • 広島 ベット(15分)、森崎和(40分)、中山(49分)
  • 出場選手
    • 横浜 GK菅野、DF早川、トゥイード、山尾、中島(87分 小野智)、MF臼井、マシュー、内田(88分 小野信)、大友、FW北村(87分 河野)、城。サブGK柴崎、FW吉武
    • 広島 GK下田、DFリカルド、小村、吉田(85分 盛田)、MF駒野、李(HT 森崎浩)、森崎和、ベット、服部、FW前田、中山(78分 チアゴ)。サブGK林、MF外池

写真は→コチラ
前線の影響でどんよりと曇った空の下、今日は2300人ほどの動員でしたが、それでもゴール裏、バックスタンドとも声、拍手が上がり、一体感のあるスタンドでした。
その声援に応えるようにピッチ上の横浜の選手たちも前線から最終ラインまでプレスを高め、広島を圧倒。点さえ取れれば負ける気のしない試合運びを見せました。やはりJ1レベルに対しては強さを見せましたね。

さて、本日の試合は運営が横浜FCではありませんので、とても地味ーな雰囲気です。選手紹介も地味ーでしたが、それ以上にワッショイ氏の前説が選手紹介にかぶりまくり…。
試合前の練習は、オノシンギのシュート練習ショーと化し、シュートを外すたびに野次られまくり、難しいのを決めるたびに歓声を受けるシンギ。でも途中からはあえてポストを狙って打ってたと思う。そう思うと、やるじゃんシンギ。

さて試合は、前半からまったりというどっしり構えすぎたのか、広島が完全に「受けるサッカー」繰り広げたのに対し、横浜は得意のパターン、つまり両サイドからのサイドアタックを幾度となく繰り返します。

臼井、と大友、北村がいくどとなく有機的に絡んでチャンスを作り出します。特に北村と大友は頻繁にポジションチェンジを繰り返して左サイドと中央を蹂躙。広島の中盤はプレスが機能しません。

北村はポストプレーにも冴えを見せます。臼井は無理目のフィードにも果敢に反応し、右サイドで幾度となく服部公太を置き去りにします。大友もなかじの上がりの際にはDFでも献身的な動きを見せました。

4分にはCKに軍曹がヘディングシュート。これは広島・下田がキャッチしますが、依然横浜の攻勢は続きます。
直後のプレーでは臼井と大友のパス交換から臼井が真ん中へ切り込み、最後は城もからみましたがシュートは打ち切れず。コレも良いシーンでした。
広島の攻めては臼井が上がったあとの左サイドを服部公太が駆け上がるのみですが、今日の広島でキレを見せていたのはこの服部と真ん中のベットのみなので怖さは感じません。
その後もなかじのFKに城が飛び込むが下田がキャッチ、なかじが中に切り込みマシューに返し、マシューがロングシュートは枠の外と攻め続けます。
そして15分ベットが軍曹にぶつかりイエローをもらう。軍曹はしばらく倒れたままで心配させましたが無事立ち上がります。17分にはカウンターから北村が抜け出してシュート放ちますが枠の上。20分くらいでうちの攻撃は一度息切れ、すると広島もそつなく攻めあがります。
19分服部に左サイドを上がられるがクロスにはんのうせず。23分真ん中を抜け出され、シュート放たれるが危なく菅野がセーブしCKに。CKから2本シュート放たれるが早川が腹に当て、さらに菅野もファンブルしながらも体で止めてキャッチ。菅野は40分にも2回連続シュートを止めるというシーンがありました。

しかし服部に抜け出されはするものの、今日は早川がなかなか良い動きを見せます。ディフェンス面だけでなく、思い切りの良いオーバーラップと、ミドルシュートも見せました。後半のイエローは余計でしたが。

32分にはうちのDFがクリアしようとした足に突っ込まれてFKをゴールまん前で与えてしまいますが、ベットのFKは右にわずかに外れ助かります。
今日の審判はコンタクトプレーに寛容な人で、35分サイドからの攻めで北村がエリア内で2度ほど倒されるますが笛はなし。さらに36分臼井がヘディングで競り勝ち、ポストの城へ、城から内田、内田から臼井とわたり臼井のシュートはポストの上。コレも惜しいシーンでした。そして攻め込みながらも最後のゴールを得ることができず前半は0-0で終了。

後半は横浜はメンバー交代なし、広島は李に代えて森崎浩が入ります。そして森崎浩が入ったことで広島は中盤でのプレスが機能し始めましたが、ウチはサイドのキレで相変わらず広島を圧倒。DFラインも広島のカウンターをDFラインがクリーンに守りきります。トゥイードも幾度となくエリア内で足1本でクリア。相手のまたの間から足を出してクリアするなど抜群の冴えを見せました。
マシューもここ何試合かのもっさりした動きが嘘のような捌きを見せます。彼の捌きからなかじが連携し左サイドの大友、北村が突破してゴール前へ進出します。
後半はこの中盤、なかじ、大友、北村という連携からも幾度となくチャンスを作りました。そして城が真ん中でおとりとなり臼井が惜しいシュートを見せます。

後半もずっとうちが支配して、広島がカウンターというJ1vsJ2とは思えない展開が続きます。そして39分なかじの右からのCKに反応したのはキャプテン・山尾!横浜がついに先制!!
いつもならここでばたばたするのがうちの常ですが、直後に相手が電柱盛田をDFに代えて投入したのを見てウチは北村に代えて河野、ナカジに代えてトモキチを投入し、DFを守備重視で5枚にします。さらにロスタイム突入直前には足を痛めたらしい内田に代えて信義を投入。ロスタイムの3分を守りきります。最後はプレーを急ごうとする広島の選手がボールを持ち上げると、それにしがみついている菅野まで付いてくる始末…。すばらしい執念です。

はっきり言って広島はこれがJ1のチームかと疑うくらいのコンディションでしたし、去年の広島のほうがずっと強かったですが、それ以上に選手たちの集中力、すべてを出し切った実力、そしてスタンドの一体感、すべてにおいて広島を凌駕したといえる試合だったと思います。次回は日本人得点王・大黒を有するガンバ。ガンバ戦も高い集中力で、競合撃破と行きましょう。

試合終了後は、下のほうで見ていたきもさんに挨拶に行き今日が初対面のかずまさんと抱き合って喜びを分かち合います。順序が逆だとえらいことです。
そして三ツ沢から横浜駅まで妻と2人喜びをかみしめながら歩き、スカイビル10Fの壱八家で遅い昼食。壱六家系のあっさりナチュラル家系。はっきり言って食傷気味のこゆーい吉村家で30分並んで食べるよりよほど良いと思います。

さて採点ラーメンのではありません

菅野6.5(幾度となくピンチを救った)、早川6.5(カードさえなければ体を張ったDF、ロングパス、ミドルシュートマンオブザマッチだった)、トゥイード7.0(高い集中力で広島の前線に仕事をさせず)、山尾7.0(決勝点も見事だが、トゥイードと連携しての完封もすばらしい)、中島6.5(攻撃参加にさえを見せた)、臼井6.5(右サイドから中へ入ってのシュートも良かった)、マシュー6.5(いつものバックパスは影を潜め攻撃的だった)、内田6.0(他の選手に埋没してしまったが動きは悪くなかった)、大友7.5(DFから左サイド、中央と縦横無尽。マンオブザマッチ)、北村6.5(大友と連携し、ポストにも冴えを見せた)、城6.0(今日は完全につぶれ役。)、小野智6.0、小野信6.0、河野6.0

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