これからの代表

周りのミーハー的な大騒ぎっぷりはともかく、日本はワールドカップ出場を決めました。
2006年ドイツでは、2002年のようなシードがないので、ベルギー、ロシア、チュニジア等というような割と楽なカードになることはまずあり得ません。オランダ、イングランド南アフリカとかそういう厳しいカードになるはずです。

16日から対戦が始まるコンフェデレーションズカップではランキング7位北中米メキシコ(16日)、12位欧州ギリシャ(19日)、1位南米ブラジル(22日)と各大陸選手権チャンピオンとの対戦が待っています。一昨年のフランス、ニュージーランド、コロンビアよりもかなり厳しい戦いです。

今の日本代表(ランキング17位)の戦力では、ギリシャにも勝てるかどうか分かりません。ギリシャに引き分けて1分2敗、もしギリシャに勝って、メキシコに引き分けるなんてことがあれば準決勝進出の目は高まりますが、不可能に近いと思います。北朝鮮戦で2ゴールを上げたとはいえ、明らかに格の違う相手でしたから、参考にはなりません。しかもジーコは松井、大久保の追加招集を取りやめました(本人にも伝達していたのに)。

いままでの格下との戦いとは、根本的に戦い方が違います。ギリシャはリアクションサッカーですが、メキシコ、ブラジル相手には一方的に攻め立てられる展開が予想されます。

さらに7月31日から対戦が始まる東アジア選手権でも、韓国相手以外はやはりアジア最終予選のような試合が続くと予想されます。今後のジーコジャパンの方向性を示すことにはなりません。

ですからこれからのドイツへ向けた戦い方の指針は、コンフェデで示されると思います。
きっとこれから日本代表は世界で勝つためのレベルアップを図っていってくれるでしょう。
今のような約束事の明確でない状態ではとても世界では戦っていけません。ジーコはきっと、僕らの不信を払拭してくれるような強化を行ってくれるに違いありません。

4-3-3が主流のモダンサッカーに代表される中央のポゼッションから素早いサイドへの展開、圧倒的な個人技への対応をしっかりと取ってくれるに違いありません。

そうでも思わないと、ね。出場は決めても不安でしょうがないです。