日本 vs クロアチア

日本は第2節クロアチアスコアレスドロー、数字の上では最終節に望みを残しますが、非常に苦しくなりました。柳沢、玉田。勝ち点3が欲しいところで、どうして逃げたんだよ。決めるのはお前らだろうが。

さてニコ・コバチが強行出場したクロアチアに対し、日本は中村を右に小笠原を配する布陣でスタート。前半は戦前の予想通り右サイドのスルナを中心にサイドを攻めるクロアチアと、それを受け止めてミドルを中心に攻撃する日本の構図。

ミドルシュートはやはり双方機をうかがって放っており、クロアチアは5分ニコ・コバチ川口キャッチ、日本は14分ヤナギのポストから中田枠上。
怪我から復帰した加地はなかなかいいコンディションで、17分にはオフサイドラインの裏を取り突破、しかしクロスはわずかに高原に合わず。惜しいプレーでした。

21分、日本は大ピンチ。プルショに抜け出されるところを宮本が足をかけてPKを与えてしまいます。当然宮本にはイエローでブラジル戦出場停止。しかしこのスルナのPKを川口が右にとび左手1本でセーブ。
再び両チームミドルの応酬。26分アレックスゴール右へ、28分クラニチャル子右サイドから川口の手をすり抜けるもクロスバー。小笠原のミドルはGKキャッチ。

32分ヤナギがラインの真ん中抜けようとするところロベルト小鉢に倒されてFK。しかしこの中村のFKよけるべきところでアレックスがよけきれず尻でクリア。俊輔も思わず苦笑い。その直後またも面白プレー。33分バックパスが川口の手前でイレギュラーしCKに。危いシーン。

36分には中村のシュートの跳ね返りを中田が枠へ飛ぶ見事なミドルもGKがナイスセーブ。さらに37分アレックスのミドルが枠上。結局スコアレスで前半終了。

さて後半頭から日本は福西に代えて稲本。これはかなり効いていました。2分にはDFに入った稲本から高原にロングボール。これはおしくも追いつけず。
6分には加地がワンツーで抜け出し、GKひきつけてファーでフリーのヤナギ、前に当てれば1点確実のこのプレー。なんとヤナギはアウトサイドでかっちょよく流し込むプレーを選択し右へ外す、ふざけんな。

16分には決定的なミスを犯したヤナギに代えて玉田を投入。なかなかペースをつかめませんが、30分稲本から加地、加地から真ん中を経由して再び稲本ミドルもこれは枠の上。

そして32分、6分のヤナギに続き決定的なシーン。中村のワンタッチから左サイドの玉田へ、そのまま中へ進入し、流し込めるところをパスを選択してシュート打たず、勝ちたくないのかお前は!!

35分を過ぎるともう両チームともバテバテ。40分には高原に代えて大黒を投入し最後のひと踏ん張り。しかし45分のCKはファーで折り返し大黒に合いますがこれはハンド。
ロスタイム3分は両チーム決定的なシーンを作れずこのまま試合終了。
日本はあまりにいたい勝ち点1。最終戦に望みをつなぎましたが、日本はブラジル戦勝利が絶対条件。さらに
夜中のブラジル−オーストラリア戦と次のクロアチアオーストラリア戦の関係で日本が勝ち抜けるのは、

  • ブラジル○オーストラリア●
    • クロアチア○オーストラリア●=クロアチアvsオーストラリア戦よりも2点差以上点差をつけてブラジルに勝つことが必須。
  • ブラジル△オーストラリア△
    • クロアチア○オーストラリア●=4チーム勝ち点3で並びますが、ブラジルに3点差以上を付けてなおかつクロアチアが僅差でないとだめ。
    • クロアチア△オーストラリア△=ブラジルに3点差以上で勝たないとだめ。
    • クロアチア●オーストラリア○=ブラジルに3点差以上で勝たないとだめ。
  • ブラジル●オーストラリア○

ということで無条件で突破できるのはブラジルがオーストラリア、日本に連敗する場合のみ。
そのほかの条件ではいずれも2〜3点差をつけてブラジルの勝利することが条件になります。上のケース以外ではすべて敗退です。

この期に及んで戦えなかった選手が2人いたのはとても残念です。でももういいや。今さら何言ったってしょうがない。
終戦、とにかくブラジルに勝って、決勝トーナメントへ。イタリアが2位抜けになってブラジルが負けたいシチュエーションになってくれている場合もありえるわけですし。