五輪予選 対シリア戦

平山君はもう少しハキハキしゃべりなさい。

3-0で快勝した試合。しかし、日曜のジュビロ磐田ではありませんが、相手のシリアがひどすぎたという見方も出来ると思います。
いきなりの先制かと思われたシリアのシュートはファールに終わるとあとは、前半ずっと日本のペース。

16分、家長の左からの切り返しから中に入りながらのミドルシュートは絶対に取れない右上隅へ、ファインゴールで先制。しかしこのシーン、バイタルエリアでのシリアのプレスが緩すぎで家長が冷静にシュートコースを探す時間を与えていました。


続く24分の2点目は、左からの水野のFKもそれに飛び込んだ平山のヘディングもお見事でしたが、ニアで囮になってつぶれた家長に2枚いって平山のマークをはずしたシリアDFのマークがひどすぎ。


ゆるゆるのシリアに助けられた45分でもありました。李は相変わらず空回りですが、それでも3トップよりはよほど機能しています。
DF面ではGKが西川に戻り、DFも安定。


そして後半、ボールをゆったり回す日本に対し、シリアがボールを奪う局面も増えていた状況の後半26分の梶山のスルーをカレンが平山にワンタッチでさばき、そのまま平山がキーパーとの1対1を制し3点目。

これで勝負あり。
その後は、カレンの右からのパスを家長がキーパーもかわしフリーでシュートも負荷してしまったり、家長のマイナスクロスに後ろから平山飛び込んだり、中盤からのフィードを枝村が右で受けフリーの平山へ送るも決め切れなかったり、カレンとの呼吸で飛び込んだ枝村のシュートなど、惜しいシーンもたくさん見られた試合でした。


シリアは明らかな2位狙い。次のホームで引き分けでもいい、というゲーム運びだったと思います。
ただ、3-5-2という形が機能したこと、そしてしっかりと決めきれたところ、寒風で終えられたところ、収穫の多い試合だったと思います。