J2第1節 対ギラヴァンツ北九州@ニッパツ三ツ沢

横浜FCはJ2開幕戦をホームニッパツ三ツ沢で、今シーズンJ2に入会したギラヴァンツ北九州と戦い2-0で勝利。
2010シーズンを幸先良く白星でスタートしました。

横浜FC 2(2-0)0 北九州

  • 16:03キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場 入場者数:4,506人
  • 得点
    • 横浜 高地(27分、39分)
  • 警告
    • 北九州 冨士(30分)、桑原(76分)
  • 出場選手
    • 横浜 GKシュナイダー、DF柳沢、金、渡邉、田中、MF小野、シルビーニョ、寺田、高地(74分 八角)、FW大黒(78分 三浦知)、サーレス(68分 難波) <サブ>GK関、DF戸川、MF八角、根占、FWエデル
    • 北九州 GK水原、DF河端(79分 宮川)、長野、川鍋、冨士、MF桑原、ウェリントン(69分 日高)、関、佐野、FW中嶋(57分 池元)、大島 <サブ>GK船津、DF重光

箇条書きでお伝えします。

  • メンバー発表時点で、あれ?北九州サブ5人?と。遠征時のコスト縮減のためでしょうか?タローも見たかったなぁ。
  • 横浜のスタメンで昨年からのメンバーはトモキチ、テルの2人、対してサブ組は7人中6人が昨年からのメンバー。大きく変わったことを象徴していますが、正直タクオのメンバー外は驚いた。
  • キックオフぎりぎりでいつものゴール裏に到着すると、しのさんがLフラを持っている。なんでもゴール裏がくれたそうで豪勢だな。
  • ちょうどやってた横浜市長からの応援のエールは寒さでカミカミでした。「横浜FCは今日からJ1です」。いやうれしいけどそれなら。お疲れ様です。
  • とにかく寒かったですが、N-3Bの下はスキー用のアンダーウェア、下もレインウェアの下を着用し、トレッキングブーツだったので、手指以外は無事でした。
  • なぜスポンサー看板が一枚も出ていなかったんでしょう?悪天候対策でしょうか?
  • フリューゲルス再建基金も協力した三ツ沢の個席化。ちょっと脆そうな印象ですが、座りごこちはなかなかです。
  • 序盤、中盤でボールが落ち着かないので流れ作れない。特に寺田はゲーム通して、序盤はシルビーニョ、トモキチも。
  • 反面、ボールに対する連動性は北九州の方が上をいっていたのではないかと思います。渡邉、ユジンの両CBが身体を張って防いでいましたが、逆に言えば、北九州にゴールへ向かう連動性があれば危なかったのではないかな、と思います。
  • 1stシュートは10分の大黒。ここまでシュートなしの展開でした。
  • そうこうしている27分、右からのクロスボールを中央で相手が足を滑らせてクリアミス。これをファーでフリーになっていた高地がミズの位置を見てふわりと浮かせて先制。苦しい試合展開で大きい先制点でした。
  • その後も同じように寒い天候に合わせるような丁重な展開でしたが、2点目も相手ミスから横浜へ。サーレスが相手のクリアミスを拾って大黒へ、左からの大黒のシュートがポストに跳ね返ったところにフリーでいた高地が押し込んで2-0。2点リードという思ってもいない展開で前半を終了。
  • 後半、横浜は前掛かりな展開から一歩引いた落ち着いたゲーム作りにシフトチェンジ。シル、トモキチの落ち着いたゲームメイキングで試合をリードします。
  • 北九州は後半12分にイケ登場。続いて24分に日高、34分に宮川と投入しますが、横浜の包囲網の中で沈みます。特にイケの途中で出てきてゲーム展開に埋没して右往左往、という昨年イヤと言うほど見た姿ですね。
  • 横浜は29分に2得点の高地に変えて八角投入。智吉を左サイドに出して真ん中をアンカータイプで固めます。これでさらに北九州からは展開が奪われた感じ。
  • 33分には大黒に代えてカズ。久々にトップで見るカズですが、得点を奪いに行くよりも前線で試合を落ち着かせる仕事が多かったと思います。
  • 結局2-0で試合終了。悪いコンディションの中でもしっかりと2点取って勝ちきる、という今までの横浜に求められて出来なかったことをしてくれました。まずは最低限求められた勝ち点3をゲットです。
  • 北九州は、まだまだJの戦いに慣れていないかな、という印象です。生意気な言い方かもしれませんが、すこし慣れるの時間がかかるかもしれませんね。
  • ブルティグレの配ったフラッグ、見事な美しさでしたね。配られた方々は出来る限りゴール裏にこれを持ってきてほしいものです、分かりましたねしのさん。

で、選手採点。

  • シュナ潤 5.5:相手シュート3本。危ないグラウンダーのシュートも落ち着いてキャッチしていましたが、正直フィードの正確性には疑問符が…。
  • ヤナギ 6.5:とてもサッカー選手と思えない体型と風貌ですが(失礼)、粘り強い守備と機を見たオーバーラップが効いてました。
  • ユジン 6.5:危なげない守備を見せてくれました。うまいブロッキングで北九州にチャンスを作らせませんでした。
  • ナベ 6.0:こちらも守備面では危なげない働きでしたが、何気ないフィードが相手に簡単に渡っていました。
  • テル 6.0:高地、ヤナギのフォローに回るところも多く、バランサーに徹したイメージ。
  • トモキチ 6.0:序盤ゲームメークに苦しみましたが、後半その動きが生きていました。
  • シルビーニョ 6.0:トモキチ同様序盤は苦しんだ印象ですが、後半は相手に試合を作らせませんでした。
  • チン 5.5:空回りした印象。シーズンが進めば、あの無駄走りは効いてくると思います。
  • 高地 7.0:2得点は文句なしのMOM。その場にいる、ことがこれほど重要だとは…。
  • 大黒 6.0:得点は奪えずも、存在感は抜群。
  • サーレス 6.5:ポストプレーに強さを見せていましたが、サイドに流れる傾向が強いのが気になりました。
  • なんちゃん 5.5:サーレスとキャラを変え、徹底的に裏を狙うなんちゃんらしいプレーを見せようとしていました。今日の北九州はラインが高かったので苦労しましたね。
  • ハチ 6.0:しっかりとゲームを閉めた印象。
  • カズ 6.0:今日のクローザーはカズ。前線でボールを落ち着かせる役目を果たしました。
  • 岸川監督 6.5:采配は勝ち点3を上げたことで満点。終了後のインタビュー、ゴール裏劇場でのコメントもサイコーでした。一緒にJ1に行きましょう。