J2第10節 対ヴァンフォーレ甲府戦@ニッパツ三ツ沢

横浜FCはホーム三ツ沢で昇格候補の甲府と戦い、3-4で逆転負け。
前半終了間際、そして試合終了間際に二度疑惑の、というかあり得ないPK判定が響いての敗戦です。

横浜FC 3(3-1)4 甲府

  • 13:03キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場
  • 得点
    • 横浜 寺田(11分)、大黒(16分)、西田(21分)
    • 甲府 パウリーニョ(45+1分疑惑のPK)、ハーフナー(57分)、山本(90+1分ありえないPK)、内山(90+4分)
  • 警告
  • 出場選手
    • 横浜 GK大久保、DF柳沢(62分 早川)、金裕晋、戸川、高地、MFシルビーニョ、根占、武岡、寺田(88分 渡邉)、FW西田(70分 エデル)、大黒 [サブ]GK関、DF片山、MF久木野、FW難波
    • 甲府 GK荻、DF吉田、ダニエル、山本、内山、MF秋本、養父(HT 石原)、藤田、FW片桐、金信泳(79分 松橋)、パウリーニョ(HT ハーフナー) [サブ]GK荒谷、DF津田、MF柏、保坂

今日の主審は日高晴樹。
この名前一生忘れませんよ。
こんなひどい審判には今まで出会ったことがありません。

甲府は序盤意図的にかロングボールが多く、横浜対策の戦いをしてきている印象でしたが、徐々に自分たちのサッカーにシフト。
横浜は相手ロングボールに対してもセカンドボールを拾えており、しっかりと相手の戦術に対抗できているのがわかります。

同じプレス&パスサッカーなら横浜もしっかりとペースを作れます。
7分には西田がサイドラインで粘ってサイドチェンジ、これを武岡が中へ入れて最後は汁のシュートはGKセーブ。

そして10分、甲府のDFとGKの連係ミス、クリアボールが左サイドラインに流れたところを大黒が粘りクロス。これをニアに飛び込んだチンがボレーで決めて横浜がゲンのよい先制ゴール!
さらに横浜の攻勢は続き、14分には汁のFKをオグリが後ろに戻しタケがボレー、これは枠上ながら完全に横浜ペースです。
猛攻は15分に再度結実。
右サイドからの高地のCKをオグリがニアサイドで触っただけの2点目。
さらに快進撃は続き。20分には左からの汁のCKを真ん中でGKの前に出て剛が豪快なヘッドで3点目。理想的なゲーム運びです。

24分トガがゴール前で金信泳を倒してイエロー。これはあわやPKという危ないプレーでした。くれぐれも不必要な警告には注意してほしいですね。
さらに甲府らしい流れるようなショートパスと前からのプレスでもピンチを作りますが、タクオとトガ、ユジンがきっちりとストップ。
金信泳をユジンがフィジカルで制圧して、パウリーニョをトガがしっかりとマークしているため、前線でシュートはあっても体制不十分な甲府。藤田の怖さは感じても第2波第3波がない感じですね。パリーニョは周りと息が合っていないようにも見えました。

33分サイドチェンジしていた高地が右から中のオグリへ惜しいクロス。
ちょっとねじが今日は生きていない感じがします。汁が目立つ分余計に…上下動がTVでは見えにくいのかもしれません。
43分養父のいいFK、タケが身を呈してクリア、さらに左からCKですが、ここでなんでもないトガのハンドオフをなんとPKの判定。
若い審判で心配していたんですが、いやな予感的中。
実況でも「ファウルに見えない」というひどい判定でのPKですが、抗議でユジンに累積4枚目のイエローはいただけません。ユジン次節出場停止です。
このPKはパウリーニョが決めて3-1。
それにしてもこういうわけのわからないPKで今年は3失点目ですね。ほんとに勘弁してほしいです。しかし前半はこのまま3-1で終了。
前半終了と同時に岸野さんがピッチに入り審判に猛抗議。
普段ジャッジには冷静な岸野さんがあそこまで熱くなるんですから、どれほどひどい判定だったか分ろうかというものです。
ハーフタイムで甲府パウリーニョ→ハーフナー、養父→石原という2枚を変えてきました。

後半ハーフナーの高さを生かしたパワープレーと横浜の裏を狙うプレーのぶつかり合い。
しかし半面甲府はロングボールで藤田の良さが全く生きず、横浜は甲府・山本が裏へのボールをしっかりとカットされる状況。
10分ハーフナーのポストから左の金信泳へ展開されますがシュートコースはヤナギがしっかり体を入れて防ぎます。
しかし11分左からの展開金信泳がしっかり詰めて中へ折り返しこれをトガがマークを外してしまったハーフナーに決められて1点差。
ちょっと後半ラインが下がっているのが気になるところ。

横浜はシュートまで持ち込めない状態ですね。対する甲府は徹底的にハーフナーにボールを集めます。
20分左からの折り返し、中で剛が相手につぶされますが、なぜかノーファール…。
26分疲れたヤナギに代えてハヤ。ねじが右SB、ハヤがフォアリベロに入ります。
そのハヤ、投入早々からしっかり落ち着いたプレーであいてのチャンスをつぶします。
34分甲府金信泳から松橋へ
対する横浜は剛からエデルへ。今日はサイドではなく前線でスピードで切り裂く起用です。さっそくFKをもらい汁のFKにも果敢に飛び込んで元気なところを見せてくれます。
この交代で前線でボールをキープできるようになりました。なんとかラインも上がってくれれば前目に行けるんですが…。

そしてラスト10分、徹底的にハーフナーにボールを集めるところ
横浜は43分チンに代えて渡邉を入れた…
と思ったらそのナベとのなんでもない交錯がまたわけのわかんないPK。これを山本に決められてなんと同点に追いつかれてしまいます。
こんなごーるでもうれしいか調子に乗る甲府、続けざまに大久保が防ぐものの、最後の最後逆転ゴールをくらってしまいます。
結果、横浜は勝ち点を奪われました。

この試合4-3で負けらしいですが、見てる人間からすれば3-2で横浜の勝ち試合です。
それは甲府サポさんにもわかると思います。
ぜひクラブにはJリーグに提訴してほしいひどい試合だったと思います。

この試合、横浜サポとしてはいきなり車にひかれた、と諦めるしかないのですかね…。