飯島誠さんと走行会

ブリジストンアンカーのエースにしてトラック選手でもあり、トラックレースではシドニーアテネ、北京の3つのオリンピックに出場した経歴を持ち、現在はブリジストンの営業としてだけではなく、自転車レースでの解説などでも知られる方です。
解説や、昨年の「自転車のススメ」の「ロング兄貴」でも推察される通り、とても気さくな方です。
が、実際はS46の早生まれなので僕よりも1学年下なんですけど、やはり世界を知ってる重み、というものをその佇まいからは感じました。


一緒に走る機会を与えてくれたのは所属するクラブしずおかサイクル(CSC)の走行会。
6:30にショップに集合して、青梅街道、横田基地をかすめて岩蔵街道から山王峠へ。


山王峠をレベル順に指導するために3往復、最後の名栗湖の15%1kmの坂は、30秒ハンデで追いかけっこなんとか追いつかれなかった組に入れました(^^;;

そういうゲーム的な要素を織り交ぜながら、休むダンシングや上半身の使い方を体感させてくれたり、大きな筋肉と小さな筋肉の関係といったテクニック的なお話へ。


休むダンシングでも腕で引き上げる力を積極的に使うこと。やはりお手本はコンタドールなど。
上腕二頭筋や大胸筋に疲れを感じる場合は正しく上半身を使えているとのこと。→わーい大胸筋が痛いぜ。


大腿四頭筋、ふくらはぎがつかれるということは腸腰筋、ハムストリング、大殿筋が使えていないということだが、大腿四頭筋、ふくらはぎを意識してこそ、それらの筋肉が使えるようになる、それはとても感覚的なこと。→ふふふ、ハムと大殿筋が筋肉痛です。


さらに、楕円チェーンリングの効能、タイヤの寿命や空気圧など機材に関するお話。


楕円を使いたがる/楕円に向いた脚質はルーラー等一定回転をキープする走り方をする選手。
逆にパンチャー/スプリンターのように緩急が常に付きまとうようなペダリングを行う脚質の選手は使わないそうです。
なるほど


さらに普段の食事からレースに向けての食事のコントロール方法など、為になるお話を沢山伺うことができました。


ちなみに現在レース単位でのカーボローディングを行うプロは皆無だそうです。レース当日のバランスが一番大切だそうです。
低糖質ダイエットもそうですが、バランスが一番大切。


最後にタイヤの空気圧。
ブリジストンアンカーの選手で7bar以上入れている選手は一人もいない、清水都貴選手にいたっては6.5barとのこと。
重量級選手でも7.5baまでだろう、とのことです。
例外はヒルクライムだけ。ヒルクライムは一発勝負なので8barまでは上げる、とのことです。


ご参考にどぞ〜。


余談ですが、飯島さんの「レディオジャック」は興奮すると出てきてしまう、とのこと。
今年のツールはほんとうに大変だった、でも毎年どんどん大変になりますね、とのこと。

そのほかここには書けないようなことまで教えて頂きました。

最後に2ショットで写真もいただき、FBでの友達承認もいただきました。
大満足の1日でしたが、火曜日からピエールくんは再びドック入り。
やはりリアの変速がバシッと決まらないのでクロスラインに戻すか、フロント回しにもどすかの予定です。