日本対パラグアイ

日本代表はまた勝てませんでしたね。
完全に引いて守る相手に急造DFラインは宮本のチョンボ以外はミスはなかったですが、攻めてくる相手には通用しなかったでしょう。
サイドバックに入ったアレックスも、通常のサイドバックならコーナーにせずクリアできる場面でみすみす抜かれる場面もありひやりとしました。
また、同じ左サイドに入った中村俊輔との連携もイマイチでかぶる場面が多々見られました。
ただ、最近のアレックスは中盤にはいるとドリブルで駆け上がるよりもパサーになってしまう傾向があったので、そういった動きが制約されるサイドバックで使うというのは、格下相手であればありかと思いました。
コンフェデ杯で言えばニュージーランド戦はアレックスで行けるのではないでしょうか。
宮本と坪井のセンターバックコンビはもう少し連携を上げていかないとまだ、秋田、森岡のレベルに達していない印象です。右サイドバックの山田はアレックスの上がりにバランスを取るために上がる機会が限定されていたのが残念です。服部との組み合わせで見てみたいですね。
中田英寿は機を見ての中央への切れ込みやサイドチェンジでいい場面をFWと一緒に作り出していました。
中村俊輔は前述のようにサイドバックのアレックスとかぶることが多く、連携に課題を残しましたね。サイドチェンジして中田が左に行ったときの方がアレックスも生きていました。

ボランチ陣は前の4人に攻撃を任せていましたが福西が時折上がり、遠藤は守備に専念という形でしょうか?2人とも合格点だと思います。
そしてFWの2人。現時点ではスペースの使い方飛び込み方といった面で他の組み合わせを大きくリードしていると思います。
特に大久保はよかったですね。

ただし、今回課題というか気になったのは、選手交代。結局ハーフタイムに中田浩二を入れただけでしたが、膠着した時点で足を痛めた中村俊輔に代えて奥なりアレックスを中盤に上げて服部投入なりで流れを変えてもよかったかもしれません。もう1枚考えるなら左サイドバックを名良橋に代えてもよかった(他に駒もいないし)。
そういった「勝つための」選手交代を控えて、流れを断ち切らないようにだけ腐心した選手起用には冒険があまりに少なく不満が残りました。

韓国戦、アルゼンチン戦の惨敗を経てなんとか格好が付いてきたかもしれません。
コンフェデ杯は、

      仏   日   コ   ニ
フランス  /   ○3-0 ○4-0 ○6-0 3 0 0 13-00+13
日本    ●0-3 /   △1-1 ○4-0 1 1 1 05-04+01
コロンビア ●0-4 △1-1 /   ○4-2 1 1 1 05-07-02
ニュージー ●0-6 ●0-4 ●2-4 /   0 0 3 02-14-12

の2位通過が何とか可能といった感じでしょうか。
どうもジーコをクビにする気配が全く見られれないので今のところは勝って欲しい。