キリンチャレンジカップ 日本×セネガル

解説は横浜FC・奥寺社長、実況河村。開始早々から不安定なセネガルDFラインの裏を衝こうとする
日本、突破を許しても個人のフィジカルで取り返してしまうセネガル、という戦況。
それにしても、アナの「日本のミスじゃなくてセネガルが凄いんです。さすがベスト8です。」てのは勘弁してほしい。うちだってベスト16だし、そんな数字に何か意味があるわけじゃない。それ言ったら韓国はワールドカップ4位だぞ。
セネガルは、ベスト16だからすごいんじゃなくて、選手をフランスはじめヨーロッパに次々送り込み、そこでフィジカルに加えて組織力やテクニックを吸収しているからすごいんです。

あと、「mission:トルシエ・ジャパンを超えろ」ってのも勘弁してほしい。日本の敵はトルシエ・ジャパンじゃないでしょうに。いつまでも前任の影を引きずってたってしょうがないだろうに>マスコミ。

で、前日の練習などでジーコが「みんなを感動させるサッカーをしよう」といったとか、中田が「ぼくたちにはそれができる」とミーティングでしめたとか。
うーーん、親善試合後時で、ジーコ言うところの感動できるサッカーなんて結果が出てからの話です。少なくとも「負けたけど美しいさっかーだったから感動した」、なんて親善試合では有り得ない。
そういう意味でジーコ、中田始めチーム全体がナイジェリア戦以降勘違いしてしまったようです。
自分たちは強い。強いだけではなくて美しいサッカーをしなければ、そしてそういう美しいサッカーをして自分たちは勝てると。

とにかく綺麗に決めようとする姿勢が目につきましたね。
特に前線。途中出場の黒部も自分に必要なのは形より結果ということに気付いてないのかゴール正面で球をこねて、シュートチャンスを自ら失いました。
本山も再三のシュートミス。特に小野伸二からの芸術的なたてパスをふいにした場面は絶句。

イナもドフリーでロシア戦の再現を狙ったかもしれないけど宇宙開発。

得点のにおいがしたのは俊介のFKくらいでした。
で、ジーコの采配は相変わらず、途中黒部、本山、小野といったところを代えたのは良かったけど、最後DFラインが疲れでがたがたになっている特にアレックスは使い物にならなかったのに何の対応もしなかったですね。

とにかく、戦略がない、監督のゲーム中にできる唯一の手法選手交代もままならない、またしても形の見えない泥沼に入り込むんでしょうか?
セルジオなんかは、今回の高原の辞退を非難してたけど、逆に柳沢、中田、中村、稲本はわざわざ帰ってくることなかったんじゃないでしょうか?