采配ポイント

なんてものを最近サッカーダイジェストが盛んに使ってまして、これは選手交代によって監督がいかにゲームを動かしたかをポイント化したものなんです。
最初の選手交代をスタートポイントに、試合終了までの得失点差(A)に、(a)逆転または勝ち越した場合+3点、(b)同点にした、先制した場合+2点、(c)リードしたまま、同点のまま+1点、(d)リードされたまま0点、(e)同点にされた、先制にされた場合-2点、(f)逆転されたまたは負け越した場合-3点をそれぞれ加算していくものです。

興味を引かれたんでJ2の全監督でやってみようかと思ったんですが、疲れたので7チーム8人だけ。

新潟・反町康治 67点/42試合 +20 a9 b4 c23 d 7 e1 f 3
広島・小野剛  65点/42試合 +16 a9 b3 c22 d 8 e3 f 0
川崎・石崎信弘 49点/42試合 +11 a7 b5 c24 d 4 e4 f 3
甲府松永英機 22点/42試合 + 7 a6 b5 c19 d 8 e7 f 6
横浜・リティ  -10点/42試合 -15 a5 b6 c12 d12 e5 f 8
山形・柱谷幸一 -11点/42試合 - 8 a7 b9 c15 d 7 e9 f12
湘南・サミア  -20点/14試合 -10 a1 b0 c 2 d 5 e0 f 5
湘南・山田松市 15点/28試合  +2 a4 b4 c11 d 8 e3 f 4

当然勝っていれば勝つだけで上乗せがあるので新潟、広島、川崎ってのは順当ではありますが、びっくりしたのが監督就任後8勝9分11敗の湘南・山田監督。数値上は負け越していますが、勝てるゲームを逃さない(efが少ない)ことと勝ち点1を狙った戦いができている(cが多い)ことからポイントが付いているんでしょう。
さらに驚きは山田監督よりは勝ち点効率のいい山形・柱谷監督がなんとウチの監督よりもポイントが低いんです。これはなによりも選手起用が奏功して逆転、同点というパターンも多い(abが多い)もののそれ以上に選手起用が裏目に出て逆転されたり、同点に追いつかれるというパターンが多い(efが多い)ということ。山形はFW陣が総崩れでしたし、苦しい台所事情でしたので名将・柱谷でもいかんともしがたかったというところでしょうか。

で、ウチのリティですが、実はポイントのみの積算だと結構いいところ行っているんです。+5点ですから。ところが得失点が-15でdがやたら多いというのは、まさに「前がかりになってカウンターでバンバン取られました」というパターンが多いことを物語ってます。efはそれほど多いわけではないので、選手起用が裏目に出て逆転されるということはないんですが、abが少ないということからも、うちの「先制しなきゃ勝てない」という傾向が明らかです。

とはいえ、残り2試合、どちらも選手交代後に2点入れて2-0で勝てば5点ずつでプラマイ0です。
数字の上では柱谷さんよりも優秀だということが明らかになった名将・リティ。
明日は是非気持ちいい試合をよろしくお願いします。