J2第43節 対大宮アルディージャ@大宮サッカー場

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等々力以外では初のアウェイ観戦に43節目にして初めて行って参りました。1時間ほどかけてやってきた大宮サッカー場で陣取った席はメインスタンドの前から2列目。なかなか見やすいですが、左と後ろを大宮ファンのガキンチョに囲まれてなかなか不愉快です。
ふっとれさんと一緒にと思ったら、そこには横浜FCサポの固まりが。というわけで、本日は皆さんと固まって見せていただきました。おかげでなかじじさんにも初めて挨拶できました。パンダやカレーパンや競馬中継が飛び交うとても不思議な空間でした

さて結果は、散々の出来。というか試合前から負けていた、と「フットボールアンチクライマックス」でなら言われそうな。

主審、線審のジャッジにも苦しめられましたが、相手に対する研究とそれによる戦略の分析等、試合の準備段階から対応出来ていない印象が強いです。

今日のスタメンはGK菅野、CB山尾&河野、サイドバックが右早川、左小野智吉ボランチが高木成太、マシュー、左サイド小野信義、右サイド内田、トップ下北村、1トップ吉武。
相手は4-3-3ですが、実質バレーの1トップで、前節の新潟同様引いてカウンターでウチへの対応ばっちりです。

ウチはといえば、高さ、強さのある大宮のCBトニーニョとのマッチアップがスピードはあるもののフィジカルは叶わない吉武、大宮左サイドの盛田へのマッチアップがスピード、高さでも叶わない早川と高さが絶対的に足りない内田では…。研究不足というか、学習不足としかいえません。

4-2-3-1にこだわるのであれば、昨日のメンバーは
      大久保

 吉 武  北 村  臼 井

   マシュー 内 田

智 吉 山 尾 河 野 重 田

       菅 野

だったのではないかと、さらにいうなれば信義にこだわるよりも調子で言えば吉武。臼井を最初から使わない手はないし、シゲは途中出場でも分かるとおり、盛田の高さに頭で対抗できる選手です。
そういうマッチアップをもう少し考えた選手起用であれば、もう少しスコアはまともなものになっていたかもしれませんね。

さて、試合の方は、前半5分にバレーがボールを持ってDFの間をすり抜けようとしながらうまく転んで審判の目を欺き、PKをゲット(だってこっちサイドだし近いんでめちゃくちゃシミュレーション手分かりやすかったし)。さらに主審は抗議した山尾ではなく、河野にイエローカードを毅然と!
ところがウチの抗議を受けてか線審2人に確認にいくってことで今日の審判長谷が実は何も見ちゃいなかったことが判明。イエローは取り消し(ラッキー)ですがそれでもPKは取り消されずバレーにしっかり決められ早くも先制されます。

さらにその5分後には絵に描いたようなカウンターで見事に山尾と河野の裏を取られて、見事にぶち抜かれキーパーと1対1。見事バレーに2点目を献上。というか大宮がこういう戦術でくるのはゲーム前から分かっていただろうに、それに対するケアをリティは何もしていなかったんでしょうね。

その後はうちが再三チャンスは作るものの早くもがっちりと守りを固めるトニーニョを中心にした大宮のディフェンスの前に放り込めどゴールに届かない状況。途中から放り込んでもだめだってことで足元でつなぎますが、それでも盛田、エジソンまでがさがってディフェンスする大宮は破れずそのまま前半終了。

さて、後半も大宮は守ってくるんだろうと思ったら、さにあらず。
ハーフタイムに全くいいところなかった成太に代え臼井を右サイド、内田をボランチに下げた横浜に対し、大宮も攻めてきます(というか攻めのディフェンスが目に付きます)とおもったらサイドチェンジのパスを大宮・伊藤にカットされそのまま持ち込まれて決められます。

横浜はさすがにこのままトニーニョに真正面からぶつかってもこのメンツじゃ厳しいとやっと思ってくれたのか後半21分にやっとこさ大久保投入。何で最初から使わないなんて思ってたらなんと交代は山尾に代えて。ということで1バックですか、と思ったら臼井が右サイドバックに下がり早川がセンターに入りましたが、危なっかしかったですね。よく失点しなかったと思います。

さて、投入された大久保ですが、厳しいチェックでなかなか自分のプレーをさせてもらえません。それでも献身的にポストプレーなどこなしていましたが、後半44分にあいてにバックチャージして笛吹かれたところでなんと判定は一発レッド。盛田の演技も見事でしたが、その直後の大宮の同じようなプレーがイエローだったことを考えてみても、うちはやっぱり今季序盤のファウルが多かったことで審判連中に「横浜はラフプレーが多いから厳しく取れよ」なんてお触れが回っているに違いないなどと妄想してしまいました。いずれにせよ大久保にはかわいそうなカードでした。大宮サポのお子様方の親の教育が行き届いた(当然親も同伴)。いいぞ大久保ーよくやったぞーのハイセンスな野次に送られながら大久保が去っていきました。

で、早川ですが、後半31分にあごを怪我したことでやっと重田と代わってくれますが、そのシゲは盛田にハイボールに競り勝つ競り勝つ。やはりでかいサイドに対してはシゲちゃんしかないな、と思いつつなぜ最初から使わないんだという思いが、大久保、臼井、重田に対しては募ります。

ということで思い切り悪い後味を残して大宮戦は終了。
思うにシステム的には成熟して来ているわが横浜FCの4-2-3-1ですが、そこにチームごとに対する駒の使い分けを行わないならば、監督がいる必要はないわけで、今日の采配合戦は試合前から負けていたな、と思いながら、あんくん、きもさんと大宮までの暗い道のりをとぼとぼと愚痴りながら帰ったのでありました。

次節札幌戦は甥っ子を連れてまいります。
城、横山も戻ってくるし(増田が戻ってくるとは言いません)、少しでもリティも工夫してください。
どうやってって?今日の山形戦見れば戦い方は分かってくるんじゃないでしょうか?