J2第1節 対ベガルタ仙台

tatsumine2004-03-13

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途中、ポルタの更科一休でそばを食べてきたためもあり、道路はいつも通りの混み方でしたが、今日の到着はゲーム開始20分ほど前。
すでにサブ組みのみの練習です。

選手入場を待つ間、ウチのゴール裏からは、
「お帰りJ2!!」
「出戻り仙台!!」
「よーく考えよー 大友大事だよー」コールが。
さらにうちの
「何かやれ!!」コールにも仙台サポは動じず、
「お先にどうぞ!!」で返すなど、余裕をかましてくれてましたが、思えばこの余裕がチームにもサポにもあったような気がします。
ちなみにそのコールに返したのは、
「もう試合!!」でした。

ベガルタ仙台はまるで去年の新潟のアウェイユニの様でもあり、アイリスオーヤマのハートがずいぶんでかくてまるでポーツマスの様でもあり。カニトップインパクトには叶いませんね。
対してうちは昨年と同モデルながら、スポンサー料滞納という事件を最後にかましてくれた某企業が抜けたため、非常にシンプル。ていうかなかなか良いんですよ。

さて横浜FCの先発は、予想通り
GK 21 菅野 孝憲
DF 5 早川 知伸
DF 15 トゥイード
DF 26 山尾 光則
DF 7 小野 智吉
MF 3 臼井 幸平
MF 6 マシュー
MF 10 内田 智也
MF 22 大友 慧
FW 9 ジェフェルソン
FW 25 城 彰二
SUB
GK 1 小山 健二
DF 4 眞中 幹夫
MF 8 吉武 剛
MF 11 増田 功作
MF 18 小野 信義

対してアイリス仙台は、GK小針、DF渡辺、ガスパル、森川、MF石井、シルビーニョ、財前、村上、菅井、FW大柴、佐藤。ちなみにサブに福島東高校出身の萬代宏樹がサブに入っています。

さてそうこうしているうちにキックオフ。ウチの布陣は普通の4-4-2でしたが、これが非常に最初から良い!ジェフはフィジカルの強さを生かしてDFの間をがんがんと抜けていく。臼井、大友も積極的に再度を切り裂く、早川は消極的なプレーで味方をピンチにさらす(あれ?)。仙台は序盤からうちの猛攻を受けて防戦一方、と思ったら5分ほどでGK小針が城と交錯し足を痛め、一度はプレーに復帰したのですが9分に高桑と交代です。その後も森川が痛んだりと、仙台はどうもフィジカルコンディションがいまいちだったのではないでしょうか?それかよほどジェフを始めとするうちの当たりが厳しかったのか?

でも前半はほとんどイエローが出しようがないフェアで激しいあたりです。逆に仙台は内田、臼井の攻める右サイドを村上が引っ張ってしか止めようがなく、イエローを食らいます。
その直後右からのコーナーにマシューが真ん中できれいに頭で合わせて先制!
マシューは今日は相手の突破を長い足を生かしてボールに行ったタックル、セットプレーへの参加、攻撃の起点としてすばらしい活躍でした。まさにマンオブザマッチにふさわしい働きでした。

そして得点直後、DFに戻りながらトゥイードが手振りで「落ち着け落ち着け」というジェスチャー。さすがDFリーダー冷静です。
今日のDFラインは本当に沈着冷静。仙台FWの動きを良く見てバンバンオフサイドを取ってゆきます。

そして20分、智吉、ジェフェルソン、智吉とワンツーで抜けた智吉がそのまま左右足でゴール!
智吉は時折見せるオーバーラップも光ったものの今日は少し財前をカバーしきれていなかったのが残念(しかしながら仙台はその右サイドでフリーな財前をほとんど活かせることなかったのですが)。大友とのバランス取りに終始した感じでしょうか。
逆に大友は右に左に、ドリブル突破におしゃれヒールに、股抜きにとすばらしいプレーを連発。

完璧にのってしまった横浜に対して仙台は完全に浮き足立ちペナルティを連発。黄紙佐藤、渡辺と連続してもらっています。
ジェフェルソンも得点こそ挙げていませんが、堅実なポストプレー、ドリブル突破、フィジカルコンタクトへの強さを随所に見せ、あとは自分でとる!という気迫を見せてほしいところです。ただし、前半20分ほどから膝に手をやってばてたようなポーズを見せていたことが気になりました。ところが「もうだめぽ」てな感じで、いつ代わるんだと思っていたジェフェルソンはそのままのコンディションでフル出場。試合後のダウンもニコニコ笑顔で手を振りながら。
バテバテなプレースタイルってひょっとしてジェフのデフォルト???

仙台は小針負傷のため長めのロスタイムにやっと1本シュートを打ったくらい。サポも声を出していますし、うちよりもボリュームは大きいんですが、迫力を感じないというか…。
で、そのまま2-0で前半終了

ハーフタイム、ゴール裏に向かうとあんくん、れおな夫妻が。そのうちKEEPERさん、きもさん、ふっとれさんも登場。「あけましておめでとう」等と言っている間に後半開始です。

さて後半開始早々。オフサイドに仙台を引っかけまくった横浜FCは、誰かのシュートのこぼれ球をマシューが右足でドカン!!3-0とさらに仙台を突き放します。G裏、バックスタンドはお祭り騒ぎです。
さらに後半13分、セットプレーから密集の中城がヘディングで4点目!
その直後城は村上に削られますが、大事をとってすぐに吉武に交代。余裕の采配ですが、大事無ければ良いです。
さて城→吉武の交代と同時に、仙台も菅井に代えて萬代登場!
萬代は鋭い抜け出しやポストプレーに非凡なものを見せましたが、今日はトゥイード、山尾のDFラインが一歩上。基本的に寿人をトゥイードが萬代を山尾がカバーする感じで何度か真ん中を突破されましたが、事なきを得ます。ただ、大柴と寿人の時は大柴が完全に消えるくらい完璧なカバーをしていたDFが破られるわけで、萬代、寿人で90分戦えるなら結構いけるんじゃないかと思いました。

さて、妻の実家の関係で萬代ファンである我が家の興味はジェフがどこまで持つかと萬代の初ゴールはあるのかというところでしたが、おなじく攻撃陣で動きの良かった大友に代えてコーサク、臼井に代え信義と3枚のカードをきられてしまいジェフはフル出場達成。恐るべし。スタミナあるんじゃん。芝居うますぎだよ、といっぺんにジェフファンに。今年のマフラは9番決定。

ということでそのまま4-0で終了。昨年はそそくさと立ち去る人の多かったバックスタンドも、選手の挨拶(ゴール裏のバンザイは良かったですね)が終わり、MOMのマシュー、城、山尾の挨拶。ダウンしている選手たちが引き上げるまで残り続けて、すばらしい試合を見せてくれた選手に拍手を送り続けました。

仙台のサポは恐らく3000人はいたでしょう。すばらしかったです。うちは2年目の統一応援、彼らの声量にはまだまだ叶いませんが、しかし今日の声出しはとてもよかった。バックスタンドの手拍子もよかったですよ。

この試合を43試合続けてゆきたいですね。

で、採点です。
GK 菅野6.0:ほとんど危機にさらされることなく90分を終えたがプレーは安定していました。
DF 早川6.0:前半序盤こそ不用意なパスをカットされるなど危ない場面を作ったが、後半は特に安定した守備を見せた。ロングスローの正確さには驚いた。
DF トゥイード6.5:大きな声、ジェスチャーでディフェンスラインを統率。10を超えるオフサイドの山を築いた。セットプレーでも積極的に攻撃参加する姿勢はイイ。
DF 山尾6.0:後半途中から萬代にマンマーク。ただし、萬代に代わってからは結構裏を取られていた。
DF 小野智6.0:大友のサポートに専念、財前へのマークが薄く危なげだったが、得点シーンはお見事。
MF 臼井6.5:積極的な仕掛けは見ていて楽しい。対面がファウルでしかとめられないほどの切れを見せた。
MF マシュー7.0:2得点、攻撃の起点となるパス、危なげないディフェンスと文句なく今日のMVP。
MF 内田6.5:マシューに遜色ない貢献度。飛び出しやカバーリングがすばらしかった。臼井に対するカバーリングをもう少し。
MF 大友6.5:ジェフ、小野智と組んでのプレーなど本文に書いたとおり縦横無尽に活躍。今後も期待。
FW ジェフェルソン6.0:スタミナのなさが気になるが、ポストとして、そして突破者としても申し分ない働き。
FW 城6.5:アトランタ五輪時のチャントに後押しされたかジェフと並んで、前半から何度も仙台DFラインを打ち破った。最後の4点目もお見事。来週は大丈夫か?
SUB
MF 吉武5.5:入っていきなりイエロー。さほどの活躍は見せず無難な動き。もう少しがんばってほしかった。
MF 増田5.5:プレーにほとんど絡んでないので評価不能としたいところだが、そもそも途中から入ってきてプレーに絡めないようではだめ。
MF 小野5.5:なかなかボールに触れず、そのままゲーム終了。プレー時間が短いのだからもっとはつらつとプレーしてほしかった。