2-2かよ( ̄△ ̄;)

0-0 empateでも散々注目されてきた世紀の一戦ですが、
スウェーデン代表リュングベリ「2−2になってもゴールを狙いに行く」
イタリア代表デル・ピエロ「2−2だったら不正な感じがするだろう」
イタリア代表ピルロ「意図的に2−2とするのは簡単ではない」
デンマーク代表オルセン監督「2−2の談合? ばかげている」

優勝、カップ戦出場権、降格…。
勝負事がかかったあらゆる試合において日常的に八百長が行われているセリエAのお国柄ですから、そりゃ他人を疑いたくなる気持ちも分かります。*1
ただ、あんたら*2の常識は世界の非常識。よしんば2-2で引き分けたとしてもイタリア人とイタリアファン以外はだれも八百長だとは思わないよ、と思ってたら…

イタリア 2-1 ブルガリア
デンマーク 2-2 スウェーデン

…ホントに2-2かよ。
この結果、スウェーデンデンマーク、イタリアが勝ち点5で並びましたが、

スウェーデン 1勝2分0敗 8得点3失点
デンマーク 1勝2分0敗 4得点2失点
イタリア 1勝2分0敗 3得点2失点
ブルガリア 0勝0分3敗 1得点9失点

勝ち点が並んだ場合
グループリーグで勝ち点が並んだ場合には、直接対決で勝ったチームが上位となる。その試合が引き分けだった場合は、得失点差、総得点数、2002年のFIFAワールドカップUEFA EURO 2004(TM)の予選での結果、フェアプレーランキングの順に好成績を残したチームが上位になる。それでも決まらない場合はPK戦か抽選が行われる。

ということで

   SWE DEN ITA
SWE  --- 2-2 1-1 
DEN  2-2 --- 0-0
ITA  1-1 0-0 ---

で直接対決は全部引き分け、当該チーム同士の総得点でイタリアが3位となりイタリアの予選敗退が決定。

イタリア国内は大騒ぎでしょうね。
ただし実際にこの試合八百長だと思っているのはイタリア人とイタリアファンだけでしょう。↓


究極の予定調和

しかし、2-2のフレンドリーマッチをここまで露骨に、そして平然とやってのけたスウェーデンとデンマークの太っ腹には脱帽するしかありません。八百長疑惑で捜査の対象になっているキエーヴォ対シエナの方がずっと真剣勝負だったんじゃないでしょうか。

分かりやすい反応がグーです。アンチイタリアとしては微苦笑を禁じえません。
イタリア戦のロスタイムの得点は94分だったらしいですし、僕らとしてはそっちの方が…。
やっぱりこっちの意見の方がしごくまっとうだと思われます。↓

両国サポーターが望んだとおりの結果の2−2。しかしその内容は予定調和のものとは言いがたく、両国が死力を尽くした好ゲームだった。

ということで、準々決勝組み合わせも続々と決定していきます。

A1 ポルトガル
B2 イングランド

C1 スウェーデン
D2 ドイツorオランダorラトビア

B1 フランス
A2 ギリシャ

D1 チェコ
C2 デンマーク

スウェーデンの相手がすごいことになっちゃってますが…。

*1:ああいう試合を見せられて怒らないなんてイタリアの観客も心が広いのか、八百長は国民性なのかと思ってたんですが、こんな試合しておいて、よく世界最高のリーグとか言えるなぁと常々思っていました。大体セリエAサイコーとか言ってる人がよくJリーグの試合なんて低レベルで面白くないなんてよく言いますが、そういうのに限って、実際はJを見てもいない。そんなこと言ってるやつらは居酒屋だろうがナンだろうがからスタジアムに拉致したくなる日常を送っています。

*2:イタリア