アテネオリンピック 日本 vs イタリア

tatsumine2004-08-16

イタリアに敗れた日本は、同組3位以下が決定し、このチームはあと1試合で終わりとなってしまいました。山本監督は結局本大会で実績を残せずに去るわけですが、この後内部昇格で代表監督の目はないんでしょうかね?

イタリアは勝てないチームではなかったと思いますが、オリンピック日本代表のA代表にも通ずる試合の入り方が明暗を分けてしまったと思います。
そして4バックを引くことで結果的に駒野の突破を殺してしまったことが残念でした。

試合時のフォーメーションは
GK曽ケ端、DF徳永、茂庭、闘莉王、駒野、MF今野、阿部、小野、FW松井、高松、大久保という実質トレスボランチの4-3-3ですが、厚くしたDFラインに対して中盤でサイドを使われてしまっているため、サイドが手薄です。3分クロスにオーバーヘッドで反応したデロッシのシュートが完全にDFの虚を衝くゴールとなってしまいました。

これは事故と片付けられるものでしたが2点目は8分、ロングボール1本でジラルディーノにボールが渡り、茂庭が思いっきりかわされたものでした。
その後19分に早くも負傷の徳永に代えて那須がin。第一戦の罪滅ぼしで頭を丸めて登場です。そしてその直後阿部のFKが直接ゴールで1点差に追いつきます。

4-3-3の中盤3枚は1点差にした直後から安定し、また那須も後半も含めて何度も積極的に攻めあがりました。しかし36分またも左サイドを破られクロスを上げられてジラルディーノがヘディングでゴール。致命的ともいえる3点目を取られます。
日本も大久保、高松が積極的にボールに絡みますが、ゴールエリア内での精度がイマイチでしたね。そのまま1-3で前半終了です。

後半開始から駒野を下げて田中を入れます。後半は圧倒的に日本ペースですが、フル代表張りのカテナチオはこの世代でも健在。OAのペリッツォーリもナイスセーブを連発。
松井→森崎の交代も効かず時間だけが過ぎていきます。しかしロスタイム、左サイドから阿部のFKをファーで高松がダイビングヘッド!
このゴールの後時間稼ぎでペリッツォーリがボールを抱え込んで高松と小競り合いになりペリッツォーリにイエロー。そしてそのままタイムアップ。

残念でした。
なんというか強いのか弱いのか分からないまま終わってしまいましたね。ガーナ戦では気持ちの良い勝ちを見せてほしいものです。

その他の試合ですが、なんとイラクが2連勝。ガーナはパラグアイを降すと言う…。

A組   ギ 韓 マ メ
ギリシャ / △ ● ? 1 2-4
韓  国 △ / ? ○ 4 3-2
マ  リ ○ ? / △ 4 2-0
メキシコ ? ● △ / 1 0-1

全チームに可能性あり。最終戦韓国vsマリで勝った方が1抜け。

B組    パ 日 ガ 伊
パラグアイ / ○ ● ? 3 5-5
日   本 ● / ? ● 0 5-7
ガ ー ナ ○ ? / △ 4 4-3
イタリア  ? ○ △ / 4 5-4 

日本以外に可能性あり。

C組      ア セ チ オ
アルゼンチン  / ○ ○ ? 6 8-0
セルビア・M  ● / ? ● 0 1-11
チュニジア   ● ? / △ 1 1-3
オーストラリア ? ○ △ / 4 6-2

アルゼンチン突破決定。セルビアモンテネグロ以外は可能性ありだが、得失点差の関係でオーストラリアが限りなく有利

D組    コ モ イ ポ
コスタリカ / △ ● ? 1 0-2
ロッコ  △ / ? ● 1 1-2
イラク   ○ ? / ○ 6 6-2
ポルトガル ? ○ ● / 3 4-5

イラク突破決定。全チームに可能性あり。
てことで、イラク、韓国、オーストラリア、アジア・オセアニアでは日本以外が勝ち上がりそうです。あらら恥ずかしい…。