J2 第32節 横浜FC vs 湘南ベルマーレ

横浜FC 0(0−0)0 湘南

  • 警告
    • 湘南 89分 白井
    • 横浜 32分 マシュー、82分 中島
  • 出場選手
    • 湘南 GK鈴木正、DF白井、パラシオス、城定、MF浮氣、吉野、金、鈴木良(89分 坂本)

、高田、FW佐野(76分 加藤)、柿本。サブ GK植村、DF村山、FW原

    • 横浜 GK菅野、DF早川、トゥイード、山尾、中島、MF臼井、マシュー、内田、小野信(65分 大友)、FWハッスル・ジョー(本日の成績:0ハッスル)、眞中靖(62分 北村)。サブ GK小山、DF河野、FW杉本
  • 入場者数:4,320人

普通のプロサッカークラブであれば、3-0で勝っていた試合でしょう。リティも当事者意識0で発言しているゴール前20mでのプレーの質がどうしようもなく低いのがウチの現実です。

さて試合の方ですが、試合前湘南・鈴木の100試合出場セレモニーで始まります。
のっけから横浜は左サイド中島を中心に、湘南は右サイド高田を中心にそれぞれ何度か攻めあがりますが、攻撃の精度は若干湘南が上の雰囲気。中島はキッカーでもあるのですが、今日はキックの精度もイマイチでどうやら怪我でもしている様子です。

横浜は今日は眞中の出来が非常に悪かったです。前線でボールをキープできずポストプレーがまるっきり機能しません。城もトリッキーなプレーなどを見せますが、それがつながらずに、そこを起点にカウンターを食らったりします
12分、柿本に抜け出されたシュートはまさにそういうパターンからのプレーで、菅野がファインセーブで事なきを得ましたが絶体絶命のピンチでした。

やっとうちにチャンスが訪れたのは15分、なかじが突破を倒された左サイドからのうっちーの30mFKは、GKの前で靖夫がすらしますが、相手GKのファインセーブ。これは惜しいシーンでした。

今日ちょっと目だったのが、足をすべらるシーンですが、前述の眞中のヘッドのカウンターで中盤で一人足を滑らせて、右サイド高田にクロスを上げられるピンチがありました。今日は35分にも同じようなプレーでピンチを招いたが、誰だったかは不明でした。不用意なプレーです。

そして不用意といえばきょうは内田が絶不調。18分にはサイドでボールを持ちすぎて結局奪われ、相手が右サイドで展開し、アーリークロスをトゥイードの前に出られた柿本へ。ヘディングシュートを打たれるが菅野がかろうじてセーブという絶体絶命のピンチ、さらにそのCKはまたも柿本のヘディングもシュートは右へ外れる。内田はその後も真ん中でもたもたしているうちにパスが出せなくなったりと今シーズン最低の出来でした。

まったく見せ場のなかった眞中に比べるとハッスル・ジョーはまだましでした。内田からのセンタリングをヘディングしクロスバーの上とか、信義とのコンビネーションから最後はペナルティエリア内でトーキックでシュートとか惜しいプレーを見せました。決めなければハッスル出来ないわけですが…。

32分マシューに今シーズン8枚目のイエロー、次から2試合出場停止。この試合では82分になかじも8枚目をもらい同時に2試合サスペンドです。痛いなぁ。
前半35分過ぎからは湘南の時間帯が続きそのまま0-0で前半終了

さて後半は激しい雨の中でキックオフ。滑るピッチに苦労しているのは横浜の選手のほうが多くおっかなびっくりプレーして、裏を取られるシーンなどが続きますが、湘南ペースながらまったりと見所がないゲームが10分間続きました。

55分早川アーリークロスが中で待つ臼井へ、ヘディングシュートはクロスバーの上でしたが、この臼井の中に入るプレーから横浜がペースをつかみました。
61分には臼井が右サイドを今日唯一と言って良い彼らしい突破で右サイドからクロス、中央で待つ信義がマークを引き連れながらヘディングシュートですが、これは右ポストにはじかれます。これは完璧に1点を信じたシーンでしょう。
62分分には今日全く機能しなかった靖夫に代えて北村。もう靖夫はスタメンでは無理ではないでしょうか?北村を最初から使った方がよかったと思います。でこの起用がさらにうちの構成を加速。交代直後の左サイドからの内田のFKのこぼれを北村がフリーでシュート!これはダフって勢いが弱まったところをGKが掻き出し、DFにクリアされましたが、これも1点もののプレー!でも決まらないんだよねぇ…。
65分にはさらに信義に代えて大友が右サイドに入り、臼井が左へ。しかし大友はまだキレが戻らず、パラシオスにことごとく跳ね返されています。シーズン序盤の勢いに戻るにはまだ時間が必要でしょうか?

しかし、北村が入ったことでポストプレーが機能するようになり、さらに前線からのチェイシングも良くうちのペースが続きます。マシューもシンプルにインターセプトからの球捌きで77分の北村のシュート、81分の臼井のシュートを導きます。臼井のシュートはフリーで左足を振りぬいたもので1対1だったので決めてほしかったのですが、クロスバーの上。落ち着いて決めていれば普通に入ってました。

60分以降の湘南のチャンスは89分GKのフィードから右サイドの18番のスルーが11番へ渡りシュートを打たれるも菅野がナイスポジショニングで正面でキャッチ。というプレーくらい。しかしうちのプレーも得点のにおいを感じるものが少なく、ロスタイムに入りトゥイードも上がりターゲットを増やしますが、放り込みのボールがやはり少なく、そのままタイムアップ。2試合連続雨の中のスコアレスドローと見にいった人にはストレスのたまる試合でしたね。

さて、採点です。

菅野6.5:柿本とのマッチアップなどファインセーブを連発
早川5.0:高田を自由にさせた
トゥイード5.0:今日は不安定なプレーが続いた
山尾5.5:何度かラインコントロールに失敗
中島6.5:今日はキれていた。2試合出場停止は仕方ない
臼井5.0:右サイドを封じられた。左に入ってよくなったが、チャンスを決められず
内田4.0:今日はDF攻撃、パスだし、ボールキープすべてに最低
マシュー5.5:シンプルな球捌きに徹した。
信義5.5:消えているシーンが多かったが、城とのコンビネーションはよかった
ハッスルジョー5.5:ハッスルせず。次回に期待
眞中4.5:今日は、ポストも出来ず、シュートも打てず、ひどいプレーだった。
北村6.5:眞中に代わり前線を活性化。最初から見たい
大友5.5:フルパワーはもう少し時間がかかりそう

試合終了後 監督 リトバルスキーコメント
昔から平塚ではあまりいいサッカーができていなかったので、今日は勝ちたかったのですが残念です。
相手ゴール前20mまではよかったですし、いいチャンスも作ったのですが、バーに当たったりするなどアンラッキーな部分もあって結局点がとれませんでした。
雨の中、最後まで応援してくれたサポーターのためにも、次はゴールをお見せしたいと思います。

ほとんど、監督批判はしないぼくなんですが、こうも同じようなコメントが続くと、第1クールから連綿と変わらない課題に対して、左サイドの石原負傷をうけて超スピーディに横山をレンタルで獲得した甲府とは全く違って、なんら手を打ってこなかったリティの責任はどうなのよ、と今更ながら。後20mの点の取り方を教えてやることも出来ないですか?

ちなみに、甲府−川崎戦に先発出場した本籍横浜FCの#33横山博敏は後半29分まで左サイドでプレー。合流1週間と言うことでトップとの連携はいまいちでしたが、鋭いクロスや、真ん中に入っての攻撃参加など甲府サポをうならせるプレーを見せました。試合もマジック3点灯中の川崎相手にスコアレスドロー。途中出場の別人カレカが交代4分後にゴール前でのエルボーで一発退場と言う珍プレーもありました。

J'sGoalより

湘南戦観戦記集