セリエA 04/05 第1節 ローマ vs フィオレンティーナ
ナカタさんの新加入とダレカさんの留学地で知られるフィレンツェの雄・フィオレンティーナ。3年ぶりの1部復帰第1戦は強豪ローマとのアウェイ。
ベストメンバーならGKルパデッリ、DFヴィアリ、ウイファルシ、ダイネッリ、MFギグー、オボド、マッジオ、マレスカ、中田、FWポルティージョ、リガーノという3-5-2でサカダイでは予想されていましたが、これはミッコリ加入前のこと。
実際には、左はギグーではなくキエッリーニ、中田の代わりにアリアッティ、右のマッジオに代えてミッコリがFW、ポルティージョの代わりにヨルゲンセンという3-4-3で中盤フラットの布陣。これが結構効いていたと思います。ディリービオ、ポルティージョはサブからのスタートです。
ローマはGKペリッツォーリ、DFパヌッチ、メクセス、クフレ、カンテラ、MFマンシーニ、ダクール、ペッロッタ、デロッシ、FWトッティ、カッサーノという誰が出てもベストメンバーですね。監督は前ドイツ代表監督のルディ・フェラー…。微妙ですね。
ゲームは序盤から1トップのリガーノに当ててミッコリとヨルゲンセンが揺さぶるという攻撃陣、後ろはフラットな3と4で守るという戦術でロングボールを多用。これが当たってペースを握ります。
しかし前半12分バックラインでのバックパスに反応したトッティがボールをインターセプト、あわてたヴィアリがトッティのユニを引っ張ったところトッティの名演技もあって1発レッド。良いリズム出来ていたヴィオラがのっけから守勢に立たされるシーンでした。
ところが10人になったヴィオラに対してもローマの攻め手はトッティとカッサーノのみでそこそこヴィオラペースで試合が進んで行くという不思議なことに…。
またまたところが、22分せっかく良いペースで進んでいたところポストとして機能していたリガーノが足を痛めてピアンジェレッリに交代。ポストを失い、ここからはさすがにローマペースで試合が進みます。しかし変わらずトッティ、デロッシを押さえているためローマも得点に至りません。
で前半ロスタイム1分、思い通りに行かないイライラからかカッサーノがDFを突き飛ばして1発レッド。前半終了時点で10人対10人の闘いに。でそのまま前半終了。・
後半はローマがDFカンテラ→FWモンテッラ、ヴィオラがFWヨルゲンセン→FWポルティージョと前線の2人を代えて来ますが、これが大きくゲームの流れを変えてしまいます。
後半序盤5分くらいまでヴィオラの大攻勢が続きます。連続CKでも2ndボールを確実にキープ、マレスカが何度もシュートするもゴールならず、この間ポルティージョは全く消えていました。
で、ぽかっと開いてしまったような後半8分デロッシからのロングフィードに抜け出したモンテッラがGKをかわしてゴール!良い流れで来ただけに残念な失点でした。このゴールでローマは落ち着いてしまいます。
逆にヴィオラはポルティージョが真ん中で全く仕事が出来ませんでした。キエッリーニが左サイドで起点になり、チャンスを作りますが、真ん中と合わない状況です。
残り10分からは、ローマもベタ引きでヴィオラがボールポゼッションで上回りますが、最終的にゴールは割れず0-1の敗戦に終わりました。
負けはしましたが、ローマ相手に善戦は評価出来ます。
次節カリァーリ戦は中田の復帰が予想されます。ヴィアリはサスペンドですが、ミッコリ、リガーノとのコンビネーションが楽しみですし、今回はパスの出し手がおらずフィットしなかったポルティージョも中田を得て変わるかもしれません。
非常に楽しみなチームだと思います。