リティ退任か?

横浜FCリティ監督退任、条件面折り合わず

監督記者会見、J'sGoalに載っている分だと読みとれませんが、おそらくウチのオフィシャルに全文載るときにはその辺のニュアンスも分かるんですかね。

JFL初年度から2年間と信藤さんから引き継いだあとの2年間の計4年間で
1999年 JFL優勝 勝ち点55 18勝3分3敗 57得点32失点+25
2000年 JFL優勝 勝ち点61 20勝2分0敗 66得点24失点+24
2003年 J2-11位 勝ち点42 10勝12分22敗 49得点88失点-39
2004年 J2-8位 勝ち点52 10勝22分12敗 42得点50失点-8

信藤さんから引き継いだ就任1年目の2003年は、イエローカードやレッドカードまた警告累積により満足にチームを組めない状況まで陥り、1点失うと前がかりになったラインをつかれて失点しまくり、1試合平均2失点という不名誉な記録を作りました。

そして2年目の2004年は、リティの肝いりで連れてきたトゥイードと山尾がコントロールする高いディフェンスラインによるラインディフェンスで相手のオフサイドを取りまくり、それが研究され裏をねらわれるようになると、しっかりと修正してラインを若干下げ、結局DFが破綻したのは2〜3試合のみという安定したDFを再構築。
しかし翻って攻撃面では、シーズン前鳥栖から獲得したジェフェルソンがポストプレーにさえを見せて、城、ジェフェルソンの2本柱ができたかと思いましたが、ジェフェルソンが第1クールで負傷すると城に頼り切る状態となり、その負担で城も負傷、深刻な得点力不足に陥りました。
広島からの眞中靖夫の補強、久保田学の特別指定なども得点力不足をカバーすることはできませんでしたが、終盤にはやっとそう言った戦力不足をカバーできる状態が整ってきていました。

ある意味、ファンデルフェン、ルディ、マシュー、トゥイードといった外国人選手はリティのコネによって連れてこれた部分もありますし、今までの実績からリティを惜しむ声は大きく、また、そのキャラクターからもサポにも愛される監督ではありました。
ぼくもいざこういう話が現実味を帯びてくると惜しいなぁ、という気持ちになってしまう部分もありますが…

思い起こしてみれば、ぼくめちゃくちゃリティのことけなしてるんですね。今年。
2節湘南戦で、終盤FW河野を投入せざるを得なかった選手起用に。
3節山形戦で、退席処分と増田起用に。
8節川崎戦で、ヨコの不調を見抜けなかったことと大友の起用法に。
第2クールからはほとんど、2点以上差を付けられたり、代え時が難しい状態になっちゃうと、式を放棄して椅子にだらんと座っちゃう姿勢に慣れっこになっちゃってとりあえず試合に集中しちゃったりして、とにかくリティの選手起用にむかつくことが多かったのは確かなんですね。

特にヨコが嫌いで増田が大好きってところが…。
でも5節福岡戦では横山投入で左サイドを落ち着かせたり、ベンチーニョ投入と同時に河野投入でマンマークとかイイ采配もあったり、大友の使い方は後半戦良かったし、河野の投入タイミングなんかも時折いいものを見せてくれたんですね。

新聞報道が間違いであって、リティが留任であっても良いと思いますが、もし事実であっても仕方ないと思います。
問題は次に誰が来るかですね。きちんと今の形を継続して引き継げる人でないとな。

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