2004年天皇杯5回戦 横浜FCvsガンバ大阪@愛媛

横浜 0(0-2)5 G大阪
13:00キックオフ 愛媛県総合運動公園陸上競技場

  • 得点
    • G大阪 大黒(26分、44分、59分PK、78分、79分)
  • 警告
    • 横浜 城(18分)
  • 退場
    • 横浜 菅野(55分)
  • 出場選手
    • 横浜 GK菅野(55分 退場)、DF重田(66分 MF内田)、山尾(HT DF河野)、トゥイード、中島、MF臼井、小野信、マシュー、大友、FW城、北村(55分 GK柴崎)。サブMF杉本、吉武。
    • G大阪 GK日野、DF實好、青木、木場(65分 MF児玉)、MF橋本、松下、遠藤、フェルナンジーニョ(72分 MF寺田)、二川、FW吉原、大黒(80分 MF森岡)。GK松代、FW松波。

横浜は内田がサブに復帰もスタメン出場は叶わず、出場停止の早川に代えて重田が今季初先発。対するガンバは、GKが松代でなく日野、DFはレギュラーは實好のみでシジクレイ、入江がけが、さらにボランチが宮本でなく松下と11人中4人メンバーを落としてきました。
ちなみにこちらではプレイバイプレイで実況やってくれましたありがたや。基本的には横浜FC掲示板の速報に頼りました。

前半立ち上がりは横浜がボールをポゼスして攻撃を形作ろうとしますが、吉原、大黒、フェルナンジーニョのコンビネーションから徐々にガンバがペースを握ります。横浜は臼井を中心にサイド、そしてセットプレーから攻撃を仕掛けますが、結果が出ません。

そして前半26分、右の橋本を起点に中央フェルナンジーニョがゴール左手の吉原へ。吉原が頭で中央の大黒へアシスト。ゴールまん前でボールを受けた大黒はDFを背に背負い、シュートを決めてガンバに先制を許します。さらにロスタイム、左の二川から絶妙のボールが中央を走る大黒の足元へ、DFがかわされて大黒のシュートが決まり0-2。前半は2点ビハインドで終了

前半横浜のシュートは臼井(18分、30分、36分FKから)、城(37分FKから)、大友(41分)
ガンバは大黒(10分、26分ゴール、44分ゴール)、松下(34分)
と5対4。決定力、絶対的ストライカーの不在が点差に表れてしまっています。後半0-2は難しい点差じゃない。43節湘南戦のように逆転できない点差ではないと思い後半へ。

ハーフタイムで山尾から河野への交代。マンマークに秀でた河野を入れることで大黒をケアしようということでしょうか?そして後半立ち上がりも横浜FCペースで両サイドを使ってクロスを次々に入れますが決定機に至りません。

そして後半10分、GK菅野がPA内でのフェルナンジーニョに対する得点機会阻止で一発退場。北村が下がって柴崎が入ります。そのPKは大黒が決めて大黒はハットトリック達成、0-3とリードを広げられます。

前半20分、ガンバは木場に代え児玉、横浜も21分シゲに代えて内田を投入。最後のカードを使って3バックにして攻めに出ます。なぜ吉武でないかは、おそらくシンギを前に出し前がかりにしながらも中盤のケアを目指したのかな、と思いましたが。横浜はのこり15分くらいから臼井、シンギ、中島の最終ラインとして、トゥイード、河野を上げてパワープレーに出ますが、J2でもはまらなければ虐殺されてきたこのパターン。10人でやってりゃしかも相手はJ1、逆襲で虐殺されるのは予想通り。リティ采配の悪いパターンが始まります。
33分吉原にボールを奪われて大黒にヘディングで合わせて4点目。直後34分あっさり柴崎が破られて大黒に5点目、トリプルハットトリック。ここでお疲れ様と大黒は森岡と交代。よってクワドラルハットトリックはなし。そしてそのまま、0-5で試合終了です。
ま、リティヨコハマらしい試合で最後を飾ったのかな、と思います。後半は、菅野退場もあり、ほとんどチャンスを作れなかった横浜、後半シュートは横浜は、小野信(51分)、城(62分)の2本だけ、ガンバは大黒(59分PKゴール、67分、70分、78分ゴール、79分ゴール)、森岡(83分)ととんでもない決定力。

サイドで前後半序盤ゲームを作れたのは大きかったんですが、その間に点を取れなかったのが結果痛かったですね。サイドで崩すというゲームを少しでも出来たという点、そして決定力のなさと、終了間際の大攻勢でDF、前線転地無用で逆襲くらって大虐殺という、うちの良いところ、悪いところがすべて出たような2004年シーズンの最終戦でした。

このゲームでマシュー、リティ監督はお別れ。本当にお疲れ様、そしてこれ以上このゲームでお別れ、という選手が増えないように祈っています。
遠路はるばる松山までゲームを見にいったサポの皆さんもお疲れ様でした。

From J'sGoal

うーん10人に減って、前がかりになった相手に5点とって、それでもって実力差は明らかって書かれても困っちゃうな。10人で前がかりになって2点差をひっくり返すぐらいじゃないとJ1に対する力はないってことなのかなぁ?といつも的確なゲームレポートのJ'Sに今日は?マーク。あくまで戦術のミスマッチであって、それは実力差ではないのではないかな?監督力も含めて、選手が得点機会阻止で退場になる程度の実力って所も見越してそう書いたんなら納得。

そしてリティの最後の言葉。監督としては評価してこなかったけど、一緒に育ってきた監督と別れるのは、ぼくもずっと見守ってきた子供と別れるくらい悲しいんですね。

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