oasis 「don't believe the truth」
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- アーティスト: オアシス
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2005/05/25
- メディア: CD
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総括
なんと前作「Heathen Chemistry」リリース後にドラムのアラン・ホワイト*1が脱退*2していたんですね。
アラン・ホワイトといえば、スタイル・カウンシル〜ポール・ウェラーのバンドでドラムをたたいているスティーヴ・ホワイトの弟。
つまりノエル&リアム兄弟からすれば、アニキ分のバンドメンバーの紹介な訳で、「モーニング・グローリー」発表後にクビにしたドラマーの後釜に、「なぁ、こいつ使ってくれよ」と頼まれたのかどうなのかそれ以来、10年にわたってoasisのビートを刻んできた人。
ま、そういうツテで入ってきたやつだから、ホントは早く辞めてほしかったのかな?
ということで今回はザック・スターキー*3がサポートメンバーとして太鼓を叩いています。まだいたんだ…。
さて肝心のアルバムですが、「ずいぶんあっさりしたなぁ」という感じです。CDノ解説にも書いてありましたが、1ST〜なんてこったモーニングローリー〜ビーヒア〜巨人の肩〜ヒーサンと*4着々とおサイケ度を増していたサウンドを、バンドの手に取り戻した感じ。
そういう意味ではずいぶんあっさりした出来だ、と思ったリード・シングル「Lyla」はこのアルバムを象徴するサウンドなのかも。
そして、今回の特徴といえば、前作以上にノエル以外の作品が増えていること、今回はノエル7、リアム&ゲム1、リアム、アンディ各2、ゲム1と半分近くをノエル以外のメンバーが書いています。その作品がまた、oasisのいまにぴったりあって違和感なくてよいのです。といってもゲムは元ヘヴィー・ステレオのシンガー、ギタリスト&ソングライター*5、アンディも元ライド〜ハリケーン#1のギタリスト&ソングライター*6なのでソングライティングの腕は折り紙つき。
全曲紹介
1曲目のアンディの曲はいかにもハリケーン#1っぽい、切ない感じも漂ってかっこいいです。
2曲目のノエルのヴォーカルはちょっと調子っぱずれ過ぎじゃないか…、というのはメンバーは絶対言えないんだと思う。
3曲目は件のあっさり目の1stカットシングル。
4曲目はリアム&ゲムの共作。リアムお得意の美しいメロディラインにゲムのギターが絡みつく曲ですが、相変わらずリリックがストレートすぎます。<リアム
5曲目は水戸黄門のテーマではありません。こっちのノエルは2曲目よりはうまいです。
6、7曲目はリアムの歌。どうも今回は、アコギとの絡みが目立ちますね。この2曲ともそうです。
8曲目はまたもノエル。今回は徹底的に自分の歌は歌ってますな>アニキ
9曲目はアンディ。この人の歌好きだな、ハリケーン&ライドも聴いてみよっかな。
10曲目は今回唯一のゲムの作品。見事なギターソングに育ってます。
11曲目、アルバム本編ラストは兄弟で歌ってます。メロトロンの音がすばらしい。キング・クリムゾンです。2000光年の彼方です。
12、13曲目は日本ボーナストラックですが、12曲目は半端なインスト、13曲目はノエルが酔っ払ってジョン・レノン気取って歌ってる歌です。
しばらく聴き込みます。