W杯アジア最終予選 対北朝鮮

tatsumine2005-06-08

日本代表は引き分けでもワールドカップへの出場が決まる試合で、2-0で北朝鮮を退け、世界中で最も早くワールドカップドイツ大会への出場を決めました。

得点

警告

出場選手

  • 北朝鮮 GKキム・ミョンギル、DFジャン・ソクチョル、リ・ミョンサム(c)、リ・クアンチョン、MFキム・ヨンジュン、ハン・ソンチョル、リ・ハンジェ、パク・チョルチン(45分 キム・ソンチョル)、チョン・チョル(28分 キム・ヨンス)、FWホン・ヨンジュ、チェ・チョルマン(61分 パク・ナムチョル)
  • 日本 GKテソ、DF田中、宮本(c)、中澤、MF福西、稲本、小笠原、加地、中蛸、FW鱸(45分 大黒)、ヤナガシワ(85分 ガチャピン)

無観客の中で行われたこの試合、北朝鮮大使館の女性職員の上げる奇声と、警備のワンちゃんの吼え声がやけに響くスパチャラサイ。しかし、遠く会場外から響く「ニッポン」コール。コレは心強いことでしょう。

日本は序盤から前線からのプレス厳しく北朝鮮を圧倒します。5分には右サイド加地の珍しい強気の突破から鱸へボールがわたりますが、コレは空振り。15分ヘナギのボレー、30分中田コのダイビングヘッドと攻め立てますが、結局前半はスコアレスで終了。

後半珍しく爺子が早めの選手交代、いいとこなかった鱸に代えて、大黒を投入。これで前線もますます活性化し、ヘナギ、大黒が交互に囮になる形でチャンスを作ります。
そして後半28分、稲本が放り込んだボールを大黒に競り勝ったDFが後ろにこぼします。しかし底に走りこんだのはヘナギ、足裏でゴール左隅へ流し込み日本が先制します。

これで俄然楽になった日本、後半は選手交代をしながらまったりと過ごしますが、後半も終わりかけた44分田中の絶妙のパスにオフサイドラインを抜けた大黒が完全にGKと1対1、GKの飛び出しは軽くフェイントで交わし、無尽のゴールへインサイドでけりこみ2-0。
そのままタイムアップです。

心細い時期もありましたが、ともかくワールドカップ出場は決定です。もともと誰がやってもアジアを突破できるくらいの力はトルシエの遺産であったわけですが、コレでなんとか決定です。
本大会、とても爺子では予選突破は難しいと思いますが、ともかく爺子で行くんでしょう。
宮本、ヒデにはますますピッチの監督としての力をこれからの1年で蓄えていってほしいです。

採点
GKテソ6.0今日は危なげなかった
DF田中6.5ニ点目のスルーパスはお見事
宮本6.0普通
中澤7.0完璧な守備を見せた
MF福西6.0普通
稲本6.0攻撃的な姿勢が見えた
小笠原5.5効果的でなかった
加地6.5見違えるような積極性を見せた
中蛸5.5左サイドでは…
FW鱸5.0いたの?
ヤナガシワ6.5一点目はお見事
大黒7.5チーム全体の流れを変えたまさにスーパーサブ
ガチャピン採点なし
爺子5.5大黒の投入は効いたけど、最初から使えばよかったんでは?