バルセロナvs浦和

こんな大事な試合なのに今日の主審はジョージ柏原。まじかよ、まさか退場者なんて出さないよね、などと思っていたら、テレビ埼玉録画中継の実況はクラッキー!解説は信藤さん!とてもテレビ埼玉とは思えないラインナップで、とてもテレビ埼玉とは思えないレッズ寄りじゃない実況。
浦和のサポはHSV戦もそうでしたが、チャントが聞こえず静かな。ブーイングは大きかったけど、声援はマリノスのほうが大きかったですね。

序盤浦和の前線のプレスに戸惑ったバルサですが、すぐに慣れて今日は左サイドV.ブロンクホルストを中心に攻めあがります。時差ぼけも直ったか、真ん中のエジミウソンが相変わらずな以外はびしっとした印象です。そしてマリノス戦に比べるとさらにシュートに対する意識が強いです。

対して序盤の浦和は山田、田中、永井らがチャンスを作りながらもシュートせずにパス回し。みすみすチャンスをつぶします。

そして先制はやはりバルサ。12分デコからペナルティエリア右へ出たシャビへさらに右へ流しガブリがクロス。これをニアで再びシャビがゴールへ流し込み、バルサが先制。
やはりバルサが格の違いを見せ付けてましたが、よかったのは平川と山田。DFラインに吸収されそうなポジションに張る平川とジュリのマッチアップは、平川の大健闘のおかげでおもにディフェンスの局面でしっかりカバーして面白い。山田はトップ下に位置しながら平川が下がったポジションの左へ流れ、中に再び絞りながら前線でボールキープする機会が多いですが、その後ろからのフォローがないのが残念。またエリア付近でのバルサのDFの集中力も今日は高く、浦和にエリア内に入らせません。

39分にはデコのパスを完全にラインの裏を取って右に抜けたジュリがフリーで受け、自らDFをひきつけた上でラーションへ短いクロス、これを簡単にラーションが決めて2-0。ホントに別のチームだ。前半だけで11本のシュートのバルサが圧倒した前半でした。

後半ことさらゆっくり目にペースを落としたバルサですが、そんな中21分に長谷部ボールを奪ってしっかりキープしてそのままロングシュート、これは惜しくもGKがはじきますが、前半積極性の見られなかった長谷部が始めて見せた積極的な姿勢でした。
さらにその後、交代出場の細貝のパスに左サイドに抜け出したこれも途中出場の横山のシュートがありましたが、これはGKジョルケラがコースを消します。

そして後半32分、代わったハビートのジュリばりの抜け出しからあげたクロスはラーションが簡単に決めて3点目。これはハビートのゴールと言ってもよさそうでした。

試合はこのままメンバーチェンジが相次ぎ、グダグダな展開になって3-0で終了。
マリノス戦のほうが暑かったけど試合内容も熱かったです。もう少し浦和にはがんばってほしかったな。恐れて、前に出れない感じが強かったのが残念でした。