2006年ドイツW杯 第2日

イングランド 1-0 パラグアイ(スコアまで的中)

出場が危ぶまれたジェラードは出場。テリー、ランパードジョー・コールチェルシー勢もしっかり出場。
試合は4分、ベッカムの左サイドからのFKがパラグアイのキャプテン・ガマラのオウンゴールを誘いイングランドが先制。
さらにパラグアイGKビジャールがセーブの際に足を痛めて交代、とパラグアイは守備的な両チームの試合としてはあまりに痛い負債を負います。

こうなると守備的なサッカーが金科玉条イングランド。しっかりとボールをポゼッションしてロスタイムのバルデスのシュート以外は危なげなく前半終了
後半も10分にオーウェンを下げて倉内さんの1トップにしてしまう余裕。

と思ったら後半はパラグアイがボールをポゼッションして積極的に攻め込む展開で、イングランドは全員が自陣に引きこもってリトリートする展開。ランパードのミドル2本、ジョー・コールのドリブル突破など単発のチャンスは作るものの、攻め込まれつつもしのぎきり、1-0で終了。

オーウェンの交代は大事を取ったものならいいんですが…。

トリニダード・トバゴ 0-0 スウェーデン(はずれ)

残念がなら開幕直前にハムストリングの怪我の影響で、メンバーから外れた前横浜FC所属のシルビオ・スパンのT&T(トリニダード・トバゴ)。
綿毛の飛びすさぶ中キックオフですが、T&TのGKはポーツマスで川口からレギュラーポジションを奪ったシャカ・ヒスロップラーションズラタン・イブラヒモビッチリュングベリと攻撃的な選手の揃ったスウェーデンに対して耐える展開が予想されましたが、そのとおりポゼッションしつつも攻めあぐねるスウェーデンに対して、カウンターからの速攻に活路を見出すT&Tという構図でしたが、なんとT&Tのファーストシュートは33分、という苦しい展開。しかし前半をスコアレスで終えた後半ですが、開始早々に左SBのエイブリー・ジョンがヴィルヘルムションに対する足へのタックルで2枚目のイエローで退場になってしまいますが、リプレーで見た限り明らかにボールにいっておりノーファールのはず。ヴィルヘルムションの名演技とシンガポール人審判にやられてしまいましたね。一挙に僕的にスウェーデンが悪役になった瞬間。

ここからはT&Tの一方的に耐える時間帯が45分続きます。4-3-2にしてカウンターにかけますが、10人で守るリトリートで行かざるを得ません。
イブラヒモビッチボレーシュートヒスロップがスーパーセーブしたシーンは両者ともすばらしかったですが、その直前のズラタンの見事なエルボーはいただけません。べべ(シルビオ・スパン)がいれば流れが変えられるのにな、と思いつつ、FWをどんどん投入してくるスウェーデンをとにかくDFの集中力とヒスロップのネ申セーブで防ぎ続けたT&Tは、スコアレスドローでしのぎきり、勝ち点1を獲得し、勝ちに等しい引き分けとなりました。

アルゼンチン 2-1 コート・ジボワール

クレスポドログバという移籍を希望しているチェルシーのFW対決となるこの1戦、チェルシーユニを着てTVの前で観戦です。4-4-2の右マキシ、左リケルメ、2トップクレスポサビオラという攻撃陣に期待です。

アルゼンチンは14分に早くも先制のチャンス。リケルメのサイドチェンジからマキシが右からニアのクレスポにクロス、これはクレスポにあわず後ろのDFがクリア、しかしこのクリアハンドにしか見えません。
さらにそのCKはファーでアジャラが頭で合わせてGKがはじきゴールラインを越えますが、ノーゴール。この試合もレフェリーの質が疑問視されます。しかしその後は落ち着いた判定になりました。

さて本当の先制点は24分、左からのリケルメのFKで味方がつぶれて落としたところにクレスポがいて押し込むだけという非常にクレスポらしい得点でした。

さらに38分にはリケルメオフサイドラインを見てオフサイドポジションにいたクレスポではなく、手前のサビオラに芸術的なスルーパス、これをしっかりと決めて2点差とします。

コートジボワールは自滅に近い形での2失点、パスサッカーとリケルメのハンドリング、マンツーマンのディフェンスがさえています。

後半19分にはクレスポを代える余裕。早くも時間稼ぎに這い知りだしますが、これは場内大ブーイング。ソリンのシミュレーションまがいのダイブや露骨なまでのユニ引っ張りはめちゃくちゃエロかったですね。
このままあるアルゼンチンに飲み込まれてしまうかと思われたコートジボワールですがFKからの流れでスルーパスが右のコネへ、コネのハイクロスをドログバが中でファーへすらし、今度は左からマイナスのクロス、これをドログバが戻りながら左足でダイレクトシュート、これが決まって1点差に詰め寄ります。

終盤コートジボワールは総力戦でパワープレーを仕掛けますが、最後はアルゼンチンが綺麗に試合を終わらせてしまいました。
コートジボワールちょっとDF面に不安を残します。