ワールドカップ 7日目(2)

イングランド vs トリニダード&トバゴ

第1戦で1人少ない状態でスウェーデンから勝ち点1をもぎ取ったT&T。イングランド相手にも後一歩のところまで行きましたが、最後に力尽きましたね。
試合はやはり一方的にイングランドが押し込む展開で、5分ランパードミドルシュートヒスロップが前にこぼしたところをオーウェンが押し込もうとするも枠上。35分ランパードのミドル枠上、43分ベッカムの右クロスを中でどフリーの倉内がボレーもゴール左と決定機を連発しT&T陣内で終始ゲームを進めます。
対するT&Tの前半のチャンスはわずか2回。ヨークのショートコーナーからがーでスタン・ジョンがGKの裏を取ってのシュートが外れたものと、45分右からアーリークロスをローレンスがGKに競り勝って浮かしたボールをまたもスタン・ジョンが飛び込みますが、これはゴールラインぎりぎりでテリーがクリアするファインプレーに防がれました。


そのまま前半0-0で終了。後半もリトリートするT&Tに対してイングランドは両サイドが上がりっぱなしで2-4-4状態。懐かしい。
13分にはオーウェンからルーニー、キャラガーからレノンにチェンジ、しかししっかり守るT&Tに対し、イライラが募るイングランドでしたが、38分やっと得点。
ベッカムの早いアーリークロスをファーで倉内があわせてついにイングランドが均衡を破ります。
ローレンスがルーニーに気を取られてローレンスのマークがサンチョに変わった一瞬でした。

これでT&Tは気落ちしたか、46分にも右のベッカムからジェラードへ渡り、2歩ほど中に詰めたところからジェラードのミドルが決まって2-0。勝負ありです。

これでイングランドは2連勝で早々と決勝トーナメント進出を決定。
T&Tはスウェーデンの敗戦とパラグアイ戦2点差以上の勝利が絶対条件です。

スウェーデン vs パラグアイ

ゲームはスウェーデンが終始攻め続ける展開ながら、パラグアイも自慢のDFからのカウンターに活路を見出します。右のカニサからサンタクルスの抜け出しというパターンがよくはまっていました。
スウェーデンリュングベリがいいコンディションで2列目からの飛び出しもいい感じですが、イブラヒモビッチはじめフィニッシュの精度が雑な印象。

前半膠着した状態で終わったゲームは後半最初の決定機は14分スウェーデン。ハーフラインからアルバックが抜け出してGKも抜いてのループシュート、これはしかしカニサが素早く戻ってクリア。このままじりじりと時間が過ぎていく中、イングランドvsT&T同様終盤にゲームが決まります。

43分右からエルマンデルが上げたアーリークロスをファーでアルバックが折り返して中をスルー。右から直前にトップに上がったばかりのリュングベリが飛び込んで頭で合わせてようやく先制。

パラグアイは早くも予選は痛いが決定してしまいました。

さてB組は早くもイングランドの進出が決定。数字上T&Tも可能性が残っていますが、それはすでに勝ち上がりの決まったイングランドが苦手スウェーデンに勝った上にT&Tはパラグアイに勝利し、なおかつどちらかのゲームで2点差以上がつかないといけない、という厳しい状態です。