ワールドカップ 8日目(1)

セルビア・モンテネグロ 0-6 アルゼンチン

意外なほどの大差がついたこのゲーム。エースリケルメが厳しいマークで抑えられると、そのほかの攻撃的なメンバーがすかさずカバーして大量点、と穴のなさを見せ付け、さらにはいやらしいまでのゲームコントロールでケジュマンを退場に追い込んで、楽に試合を終わらせてしまいました。

アルヘンチンの先制点は、左からスペースをついて中へと突破しそのままシュートを放ったマキシ・ロドリゲスのもの。
18分にはルイス・ゴンサレスが負傷退場し、カンビアッソが投入されますが、そのカンビアッソが結果を出します。31分マキシからのボールをカンビアッソからクレスポクレスポからヒールでカンビアッソに戻して流し込んで2-0
さらに41分ロングボールを受けて右のサビオラがシュート、こぼれを左でマキシが押し込んで彼自身の2点目、3-0とし、ほぼゲームを決定付けます。
守備ではソリンがまたしてもいやらしいまでの守備と猿芝居を繰り広げ相手に確実にイエローを配給。

さて後半10分ほどはボールをキープできたものの、サビオラに代えてテベスを投入する余裕を見せるアルヘンチンに対して、セルビアモンテネグロはケジュマンに標的を定めて潰しにかかります。それが実ったのは20分、ケジュマンがDFに入り、ボールに対してスライディングに行った所をここは演技8割くらいで大げさに倒れこみ、ケジュマンに提示されたカードは赤。一発退場でケジュマンのワールドカップを終わらせます。

これで俄然楽になったアルゼンチン、30分にマキシに代えてメッシを投入し、調整にはいります。
ところがその後も止まらない。33分素早いFKからメッシが右抜け出し送ったクロスはオウンくさいクレスポのゴール。
さらに39分にはテベスがロングボールに抜け出して個人技で2人抜いて5点目。さらにさらに手のうちようのないセルモンにたいして最後はメッシgはリケルメテベスクレスポと経由したパスを受けて右を突破して6点目を決めて、6-0。

意外な大差でアルゼンチンの勝利となりました。
ただ、気になったのは、下手な芝居で審判をコントロールする姿勢がこの試合でも見られたこと。決勝トーナメントで手痛いしっぺ返しを食らわなければいいんだけれど、と応援しているだけにちょっと心配になります。>アルヘンチン