今更ジダン退場について
暴力行為に及んだのは、ジダン。退場になったのはジダン。至極まっとうなフットボールの一幕です。
人種差別的な文脈でマテラッツィの発言があったのならば話は別ですが、そうでないのならばあくまでも実際に頭突きしたジダンが悪いのです。
こんなことは世界中のピッチ上で日常茶飯事に起きていることで、たまたまそれが世界最高峰と言われるワールドカップの決勝の舞台で起こったと言うだけのことです。つまり94年バッジョのPK失敗や、98年ロナウドの体調不良と同じこと。
ぼくはプレーに影響が及ぶなら相手のキンタマをつかんだってかまわない、金なら幾らでも出すというイタリアサッカーは嫌いなのですが、ジダンを擁護したいばかりに、マテラッツィをおとしめるマスコミには我慢がなりませんね*1。
だいたい現役最後の試合で退場なんて、非常にジダン的な終わり方だろうに。
知らない方、ジダンが紳士的な「選手」*2だと思っている方に。
ジダン退場遍歴
- 1998年フランスW杯
- サウジアラビアの選手を両足で踏みつけ2試合出場停止
- 2000年チャンピオンズリーグ(ユーヴェ)
- ハンブルガーSVの選手へ頭突きで5試合出場停止
- 2004年リーガエスパニョーラ(レアルマドリー)
- ムルシアの選手に対して頭突き
- 2005年リーガエスパニョーラ(レアルマドリー)
- ビジャレアルの選手に対して平手打ち
- 2006年ドイツW杯韓国戦で警告累積で出場停止が決まった際、競技場内の扉を蹴り壊した。ちなみに日本で清水の森岡隆三が同じ事をやった際は3試合出場停止。