J2 第42節対ベガルタ仙台@国立

横浜FCは三ツ沢の芝養生遠征2試合目の国立での4位仙台戦で、前半の2得点に加えて、Jリーグ初ゴールとなる特別指定選手、難波のゴールで突き放し、結果3-1で快勝。
柏、神戸とも勝利したため順位は変わりませんが、4位仙台に対し残り9試合で勝ち点12を付け、ほぼ3位以内の地位を確実なものとしました。

横浜FC 3(2-0)1 ベガルタ仙台

  • 19:04 国立霞ヶ丘競技場 入場者数:6169人
  • 得点
    • 横浜 城(19分)、滝澤(25分)、難波(83分)
    • 仙台 中島(85分)
  • 警告
    • 横浜 富永(87分)
  • 出場選手
    • 横浜 GK菅野、DF小野、鄭、小村、中島、MF内田、山口、吉野、滝澤(71分 崔)、FW城(49分 富永)、三浦(80分 難波)。 <サブ>GK小山、DF岩倉
    • 仙台 GK小針、DF中田、木谷、池田、磯崎、MF千葉、熊林(65分 富田)、梁(70分 関口)、ロペス、大柴(70分 菅井)、FW中島。 <サブ>GK高桑、DF渡辺

出場停止のアレモン、早川に加え、アウグストが故障でこの大一番に間に合わず、カズがスタメン、特別指定選手の難波がサブ入り。
対する仙台もチアゴ・ネービスをけがで、ボルジェスを出場停止で欠く布陣で両者飛車角落ち感は否めません。

序盤交互に幾度となくシュートシーンが見られるオフェンシブな展開。仙台はロペス中心にムービングタイプの中島、梁がからむ展開。
横浜はセットプレーからのカズのバーをたたいた惜しいFKやヤマの枠右へのFK等でチャンスを作ります。

そして19分うっちーのさばきから右を駆け上がったトモキチのアーリークロスを城がファーサイドでヘディングシュート。これが決まって横浜先制。

得点直後少し浮ついたところ攻められるも落ち着くと、今度は25分右からカズのFKを真ん中身を投げ出したタッキーのダイビングヘッドが決まって2点差とします。

前半はそのまま落ち着いてバックラインでボールを回して終了。


後半開始早々アクシデント。空中戦の競り合いで着地の際足を痛めていた城は4分、そのままピッチにへたりこみ動けません。
そのまま担架で中まで運び込まれるけがで、容態が心配です。
もっとも次節山形戦を終えれば2週間試合がないので、正念場に向けてしっかり休んでほしいところです。

しかしターゲットを失い代わったトミーもポジショニングに苦しむ展開。それでもねばり強く最終ラインで跳ね返してカウンターをねらう展開。

疲れの見えたタッキーに代えソンヨンを、最後にカウンターからドリブル突破で惜しいシュートを枠左に外したカズに代え横浜デビューとなった特別指定選手の難波が入ると再び前線が活性化。

その難波が2タッチ目で有馬並に泥臭いシュートを決めると6000人を超す客の入った国立が爆発。
それこそ有馬以来、どんな形でもがむしゃらに得点を取りに行く顔の怖い難波にみんな心を射止められた83分。

その後カウンターから1点は返されたものの、オールスター並にカードを出さない主審田辺のおかげもあって、3対1で勝利。
仙台に引導を渡すことができました。
試合終了後はライフコミューンMVPの城が「優勝しましょう!」と雄叫びをあげ、ゴル裏ではタッキーが横浜コールをリード。

選手がいなくなっても難波への賞賛の声が消えないスタンド。まさに国立が大きな三ツ沢になったよう。
勝利の余韻を味わって帰りました。

  • 菅野 6.5:決定的なピンチを何度も防いだ。
  • 小野 6.5:見事なアーリークロス。そのほかにも内へ絞る内田のフォローで見事なオーバーラップ。
  • 鄭容臺 6.5:積極的な攻め上がりも見せた。
  • 小村 6.5:水際で得点を防ぎ続けた。
  • 中島 6.0:まだ本調子ではない。
  • 内田 6.0:積極性は良かった。右サイドで機能するウッチーは今シーズン初めて見た。
  • 山口 6.5:FKにすっかり怖さが出てきた。
  • 吉野 6.0:ポジショニングなどにまだ迷いが見られる。
  • 滝澤 7.0:値千金の追加点。カズとのバランスも良かった。
  • 城 6.5:負傷退場は残念だし心配。ポストとして申し分ない出来。
  • カズ 6.5:サイドに流れすぎる嫌いはあるが、ボールが落ち着く選手。
  • 富永 5.0:自分の役割はこなせず。難波の方が何倍も良かった。
  • 崔成勇 6.0:左サイドだが無難な出来
  • 難波 6.5:セカンドタッチでJ初ゴール。泥臭いプレーは今後に期待を持たせる。