J1第7節 対FC東京戦@味スタ

パスには意志を込めよう!
待っててもボールは来ないよ!

横浜FCは、アウェイ味の素スタジアムで16位のFC東京と対戦。調子の上がらない相手にみすみす先制点を献上してしまい、そのまま敗れました。

横浜FC 0(0-0)1 FC東京

  • 得点
    • 東京 46分 今野
  • 警告
    • 東京 62分 徳永
    • 横浜 58分 鄭、79分 小野、89分 鄭
  • 退場
    • 横浜 89分 鄭(2警告)
  • 交代
    • 東京 66分 ワンチョぺ(OUT)→馬場(IN)、71分 石川(OUT)→鈴木(IN)、

89分 栗澤(OUT)→川口(IN)

    • 横浜 56分 山口(OUT)→鄭(IN)、68分 カズ(OUT)→奥(IN)、79分 滝澤(OUT)→中島(IN)
  • 入場者数 22168人
  • 出場メンバー
    • 東京 GK塩田、DF徳永、今野、藤山、金沢、MF浅利、福西、栗澤、FW石川、ルーカス、ワンチョぺ。 <サブ>GK土肥、DF茂庭、MF池上、鈴木、馬場、FW川口、赤嶺。
    • 横浜 GK菅野、DF和田、小村、太田、小野、MF滝澤、山口、根占、カズ、FW藪田、難波。 <サブ>GK岩丸、DF中島、秋葉、MF坂井、鄭、奥、玉乃
  • 14:04キックオフ 味の素スタジアム

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ちなみに味スタは前述した様に不敗、無失点のゲンの良いスタジアムでしたが、これで対ガス戦初敗戦&初失点、味スタ初敗戦&初失点という結果に終わりました。

前半序盤と失点後横浜FCは明らかにゲームを支配できていました。しかしここで決めきれないのが今の横浜の苦しいところです。
序盤ペースを握ったのは横浜。開始直後の根占のシュートや、左からのシュート。2回連続のCKからの押し込みなどチャンスもたくさんありました。
相手はワンチョペにロングボールを当てるだけの単調な展開で、15分過ぎからはうちもペースダウンして、双方ロングボールを蹴り合うだけのゲームに。
そのため根占はDFラインに吸収され、ヤマは前目に張るも、鹿島戦に続き、散らしのパスが不正確で相手に奪われまくります。


トップ下に入ったヤブは気合いが空回りか、足にボールが付かず、良いところで相手に奪われてばかり。
それよりひどかったのは右に入ったカズ。ゲームに入れず孤立し、ボールが来るとトラップが大きくボールを失い、ほとんどプレーに絡むことなく前半を終えます。


勢い、チャンスを感じるのは中に絞ることの多かったタッキーと右から何度もチャンスを作った難波のみでしたが、2列目の飛び出しがない今日の横浜ではいかんともしがたし。

相手の1トップ、ワンチョペオフサイドを繰り返し、エリア内でキープしながら小村、太田のプレッシャーにエリア内から外へ逃げてばかりのプレーを繰り返していなければ、石川、ルーカスがするどい突破を見せていただけにどうなったことか。そのままスコアレスでおわった前半でしたが、手詰まり感は明らか。


後半開始時、審判よりも早くピッチに戻ってきたヤブですが、この日のヤブは明らかに空回り。

後半開始から早速修正して、サイドからの突破に来たガスに対し、横浜は防戦一方。
この空気を変えることができずに1分、右FK崩れからのクロスをファーでワンチョペに折り返されると、ハンドくさいトラップからニアで最後に決めたのは今野*1


早い時間に攻勢に出て先制という、うちのゲームプランを相手に遂行されます。
失点後前がかりに来た横浜。

とにかく悪かったヤマからヨンデ、同じくカズから奥へと選手交代で流れを変えにきますが、今日は球際で厳しく行って、ルーズボールを奪い去ろうという気迫が希薄。
20分過ぎからの横浜ペースも中に絞っての和田のシュート、奥から和田に渡ってのクロスをトモキチがシュートするもかなわず。


右の和田のクロスは効いていましたが、左のタッキー、トモキチのクロスはとにかく制度が低かったです。
追加点を許さない菅野のスーパーセーブにも応えようと、ゴール裏は、残り10分、そしてスタッフが引き上げるまで「プロのしるし」を歌い続けましたが、選手には届かず。最後はボールを奪おうとひとり熱くなったヨンデが2枚目のイエローで退場になるおまけつき。

いにしえのヤマのひとりプレスではないけど、みんなが同じ思いでボールを奪いにいかないと。あの退場はヨンデひとりの責任ではないと思います。

J2では、今日のプレーでも勝てていたかもしれません。しかし相手は調子が悪いといってもJ1のチーム。待っているだけで勝てるわけがありません。

で冒頭のような感慨を持つに至ります。
次は横浜国際での清水戦。難波が相変わらずいい動きを見せているのと、DF陣には、最終局面での粘りがしっかりと出てきたこと。そして石川、ルーカス、ワンチョペ、今野、福西といった明らかに個の力で上回る相手に対して、うちの選手たちが鹿島戦のような力負けを感じさせなかったこと、精彩をかきながらも奥が出場できたのは救いです。
清水戦、僕は行けなさそうなんですが、勝ちましょう!

採点です。

  • 菅野 6.0:1-0では済まない試合をしっかり守ってくれた
  • 和田 5.5:右からの攻撃参加は効いていた。
  • 小村 5.5:中央はケアできていた。今野の飛び込みには対応できず。
  • 太田 5.5:細かいミスはあったが想定内。
  • 小野 4.5:石川のケア、クロス、シュートの精度など課題はかなりある。
  • カズ 4.0:ひどい出来。惜しいシュートがなければさらに低い点数です。サイドで見るべき選手ではない。トップなら何とかなったと思います。
  • 山口 4.5:中盤でゲーム作れず、パスミスの連発。
  • 根占 5.0:DFラインに吸収され、攻撃的な持ち味が出せず。
  • 滝澤 5.5:中に絞るプレーは良かった。
  • 薮田 4.5:気合いが空回り。ボールにつまづくのは勘弁。
  • 難波 6.0:プレーで状況を打破しようという意気込みを感じた。
  • 鄭 5.0:個人で打破しようとして自滅した。ファイトは買うが周りとの連動が足りない。
  • 奥 5.0:プレーに精彩を欠いた。
  • 中島 5.0:あの時間、あの局面で変えるべき選手ではない。戦術の犠牲者

全体に低い評価が続きますが、だからといって昨年いた選手の方が良かったというものではありません。なにせ今年の舞台はJ1です。

*1:なぜいんたぶーはルーカスだったんだろう?