J1第22節 対鹿島アントラーズ戦@カシマ

TV観戦です。
ダントツの最下位相手に汚いファールと、くだらねぇ時間稼ぎしてしか勝てない3位のチームにそれでも負けたのが何より悔しい…*1
と思わせるさすがの鹿島の試合運びにまんまとはまってアウェイ鹿島国で敗れた横浜。
後半攻め続けただけに、本当に悔しい敗戦でした。大宮が大敗しているだけに…。

鹿島 2(1-0)1 横浜FC

  • 19:05キックオフ カシマスタジアム
  • 得点
    • 鹿島 ヤナギの腹(1分)、コオロギ(82分)
    • 横浜 根占(69分)
  • 警告
    • 鹿島 内田篤(42分)
    • 横浜 チョ ヨンチョル(16分)、呉範錫(30分)
  • 出場選手
    • 鹿島 GK曽ヶ端、DF内田、岩政、ファボン、新井場、MF中後、増田、本山(64分 ダニーロ)、野沢(84分 青木)、FWマルキーニョス、柳沢(81分 コオロギ)。 <サブ>GK小澤、DF大岩、MF船山、FW佐々木
    • 横浜 GK菅野、DF山田、太田、和田、根占、MF呉範錫、吉野(66分 平本)、マルコス パウロ、内田、滝澤(79分 西山)、FWチョ ヨンチョル(86分 室井)。<サブ>GK小山、DF岩倉、MF玉乃、FW三浦

横浜は本山、野沢を押さえるべくうっちー、吉野を前に配した中盤逆三角形。前節この三角形の一角をなしたねじがなんと左SBに入りました。
右サイド内田と対峙することになりますが、練習では何度かこなしていたポジションです。しっかり押さえてほしいところ。
そしてワントップは平本ではなくヨンチョル。これは高さと強さでファボン、岩政に通じる選手が今の横浜にはいないと言うことで、前線に当てるよりもサイド攻撃とパウロからの組み立てで点を取っていこうと言う意思表示の現れでしょうか*2

しかしその左サイドを開始早々狙われます。やはりポジショニングの不明確なねじ。1分マルキーニョスがその隙を狙って右サイドを突進、そのままクロスを上げられてファーで柳沢がおなかで押し込んで早々の失点。

16分にはヨンチョルが内田のクリアした後の足へのタックルで警告。これはともかく、30分の新井場との引っ張りあいでボムソクへのイエローってのは厳しすぎるんじゃないでしょうか?
19分ヨンチョルが右サイドでキープしてボムソクがキープして中へ、ここへボムソクがパスを送るとこれをスルーしてファーの滝澤へ。これはフィニッシュし切れませんでしたが、15分過ぎからは横浜もチャンスを作っていきます。
23分にはパウロから右へ走るボムソクへのパスでCK獲得。

このCKのカウンターで鹿島にマルキーニョス、柳沢に完全に抜け出されると言う大ピンチを招きますが、ここは柳沢の不用意なパスでピンチを脱し、さらに33分カウンターから和だがやすやすと股を抜かれて野沢がどフリーでボールを受けますが、これは左ポストが良く守ります。
鹿島の攻めあぐねで2点を得すると、28分にはタッキーが中に絞ってボールを受けてミドルを放つも枠の上、33分には鹿島の不用意なパスミスを奪って素早く展開。
タッキーが左を抜けて、DFの股を抜いてシュートぎみのクロスもこれは合わず。

さらに37分ボムソクへ内田からのナイスパスもクロスはクリアされ、このカウンターからピンチを招きかけますが、パウロの積極的な守備で守りきります。
42分にはねじに引っ張られたと見せかけた内田篤の悪質なダイブにイエロー。鹿島らしいプレーでしたがことなきを得ます。
終盤は横浜の時間帯で滝澤、パウロがいい動きを見せますが、やはりヨンチョルの1トップは厳しく、前半は無得点で終了。


後半は終始横浜が責める展開。鹿島は後半5分過ぎから時間稼ぎをはじめる様相。しかし審判もホームタウンデシジョンで、コチラがキープしたファールに笛を吹いて止めるなど、運も有りません。
4分うっちーのインターセプトからボムソクのクロスにヨンチョルがヘッドも合わず。直後タッキーのCKに中へボムソクが飛び込むも枠右。
右サイドを完全に掌握した横浜が一方的に攻めます。
17分にはパウロから左へ抜けたヨンチョルへのパスからクロスがボムソクとGKとの間へ。これは枠上。
21分には吉野から平本に交代。2トップにして攻めに来ます。

平本が入って前線に起点が出来た横浜さらに前がかりで23分平本から前のヨンチョルへ、後ろへすらして飛び込んできたボムソクのシュートはアゴGKがクリア。
さらにCK、ロングスローと攻め立てる横浜は、そのロングスローのこぼれを根占が豪快にミドルで決めて同点に。

34分には西山がタッキーに代わって入りさらに攻撃にシフトした横浜。
しかし、一瞬の隙を疲れた横浜37分混戦の中で直前に交代出場したコオロギに押し込まれて勝ち越しを許します。

この時間帯にこのチームに勝ち越しを許すと致命的。横浜的に素晴らしく楽しくなく、鹿島国の方々には多分何よりも楽しいんだろう時間稼ぎと言うプレーがこの後15分にわたって続きます。これやらせりゃ日本一だ。
サイドでボールキープ。大げさなファールもらい。露骨な倒れこみ。交代の機会を使って…。鹿島らしいクソいやらしい時間稼ぎに、こちらは選手も含めて焦りがありありこれに若さゆえのパスミスなども重なり、やすやすと鹿島がボールをキープして試合終了。

終盤の室井投入によるパワープレーは何の意味もなかったのでした。
あーそれにしても悔しいな。あんなサッカーやるやつらに負けたなんて、と思わせた時点で鹿島の勝ちなんだろうな。
TBSチャンネルの実況もとても不愉快でした。おしまい。

次節はアウェイ連戦清水戦です。水曜と言うことで連戦は今のリズムで行きたい横浜にはいいことだと思います。チーム状態はいいです。ハヤ、トモキチも戻ってくると思います。勝ちましょう。

  • 菅野 5.5:失点はノーチャンス。
  • 山田 6.0:右サイドは制圧していた。
  • 太田 5.5:ラインの統率はしきれなかった。
  • 和田 5.0:不慣れなCB、やはり苦しかった。ミスも多かった。
  • 根占 5.5:左サイドは何度も制圧されたが同点ゴールで帳尻。
  • 呉範錫 6.0:右サイドは制圧していた。
  • 吉野 5.5:中盤でゲーム作れず。
  • パウロ 6.5:素晴らしいプレーを連発。横浜の背骨。
  • 内田 6.0:積極的なDFで試合を作った。
  • 滝澤 5.5:ボールは渡ったが、クロスがイマイチ。
  • ヨンチョル 5.5:起点にはなりきれず。鹿島のDFは高かった。
  • 平本 6.0:しっかりと前線で起点を作った。
  • 西山 5.5:リズムは変えたが、点には結びつかず。
  • 室井 5.0:役割はまっとうできず。

*1:これが「鹿島る」ってことって、自分らがされる当事者にならないとわからないものです

*2:平本はかかと痛だそうです