押尾コータローの新作

すでに正月にリリースされていたのですが、押尾コータローの新作をようやく入手しました。

「Nature Spirit」押尾コータロー

Nature Spirit

Nature Spirit

前作「COLOR of LIFE」が2007年の11月末でしたからちょうど1年ぶりのアルバムですね。
実はmixiコーチンコミュニティとかでは、駄作では?の評判も多かった今作なんですが、今までで一番力の抜けたいい感じに仕上がっていると思いますね。

アルバム全体のイントロとして「Deep Silence」静かに始まり、躍動的な「Rushin'」につながります。この曲はいかにもコーチンなパーカシッブな曲ですね。

お次は温かい感じのする「DREAMING」、そしてノスタルジックな「My Home Town」と静かな曲が続きます。
さらにライブではおなじみの「Treasure」がアルバムに収録。スラップから始まる「Buzzer Beater」で躍動感ある曲を再度披露して、再びメロウな「ノスタルジア」へ。

そして、このアルバムで2曲ウクレレジェイク・シマブクロとセッションしたうちの1曲「渚」。あくまでもウクレレは従。コーチンのギターに沿うようにしてジェイクのウクレレの柔らかい音色が絡みます。
「渚」のあとは透明感がある「永遠の青い空」、そして「Friends」のように素朴な味わいのある「Hangover」、さらにビートルズのカバーである「In My Life」を再びジェイクと奏でます。

本人もVサインのイメージで、という「PEACE」というハッピーな曲、さらにずばり「スマイル」、そして歌ものとして作ったという「Christmas Rose」のセルフカバーをゆったりと演奏してアルバムは終わります。

そのゆったり感から、今までのような躍動的な押尾コータローを期待したギタリストはがっくりしたかもしれません。

しかし、たぶんこのゆるい押尾コータローはおそらく今のコーチンにしか奏でられない押尾コータローなんでしょうね。
いいアルバムです。