J2第11節 対ロアッソ熊本戦@ニッパツ三ツ沢

横浜FCはホームニッパツ三ツ沢で今季J2新入会のロアッソ熊本と戦い、アンジのハットトリックを含む5得点で5-0と快勝。
都並戦術の浸透を知らしめる結果となりました。

横浜FC 5(2-0)0 熊本

  • 13:00キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場
  • 得点
    • 横浜 アンデルソン(25分PK、42分、46分)、難波(52分)、チョ・ヨンチョル(62分)
  • 警告
    • 熊本 矢野(9分)、市村(24分)、山内(55分)
  • 出場選手
    • 横浜 GK小山、DF中田洋、八田、吉本、根占、MFエリゼウ、滝澤、三浦知、三浦淳(59分 小野)、難波(76分 長谷川)、FWアンデルソン(54分 チョ・ヨンチョル)。 <サブ>GK岩丸、FW池元。
    • 熊本 GK小林、DF市村、河端、上村、矢野、MF小森田(53分 山内)、山本、山口、宮崎(53分 町田)、FW高橋、中山(54分 福王)。 <サブ>GK吉田、MF喜名。

先週のゲームでなんちゃんのゴールを不当に取り消されて、セレッソ相手に1-1で引き分けた横浜ですが、昇格最右翼のセレッソ相手に熱戦を繰り広げて、特にカズが今シーズン一番の動きを見せて大活躍し、今後に期待を掛けさせる出来でした。
さらに前節は試合がなかったため、中2日&中3日で試合をしてきた他のチームと比べるとコンディション的にも有利な横浜。試合がない間に8位まで落ちた順位をガーンとジャンプアップさせるためにも、プレシーズンで1-0で勝ちきった相手にはしっかりと勝っておきたいところでした。

横浜のスタメンは、戸川がメンバーから落ちて吉本が左サイドから中に入って、そこにねじが入るという戸川と吉本以外はセレッソ戦63分以降の布陣と同じとなります。
選手もそうするかと思っていたのですが、ついにスタートからねじが左SBです。たっきー、アツがはたしてどの位置に入るのか分かりませんが、今のウチの中盤は流動的に動くので余りポジションには意味がないかな、と思います。
基本なんちゃん、カズのウィングに、アンジの1トップ、エリゼウの1ボランチを軸にタッキー、アツがなんちゃん、カズとも絡んで動くのかな、と思います。


福島の地から勝利を祈りつつ、熊本オフィシャルの試合速報や2chの実況でチェックしていると、試合は25分に早くも動きます。
先制点はアンジのPK。これで得点王争い単独トップの7点目でうち4得点がPKです。
42分には、アツが左サイドを崩して、ファーのカズへ。カズのヘディングはGKがクリアするもののこれをニアサイドに位置していたアンジが簡単に押し込んで2-0。アンジは通算8点目です。
中央になんちゃんも詰めていたので誰に当たっても得点間違いなしでしたが、それにしてもまたしてもカズが得点に絡みましたね。

裏では、あの岐阜がなんと愛媛に0-3とリードを奪われ、うの字の戻った湘南はさすがに強く2-0で福岡をリードしています。ま、これは福岡の左SBがなかじではないことも大きいのではないでしょうかね?そして16:00キックオフの千葉ダービー。柏の先発GKはスゲです。嬉しいですね。


そして相手の出方をみてカウンターにシフトした横浜は、後半開始早々の1分、アンジが完全に抜け出してGKとの1対1を制して今日3点目。通算9得点目で2節湘南戦以来、今シーズン2度目のハットトリック達成。横浜FCJリーグ3度目のハットトリックホルダーとなりました。

さらに7分には、タッキーが左を崩して上げたクロスに真ん中で難波がフワリと滞空時間の長いヘディングシュートで復帰後初ゴール。これで4-0。なんちゃんのゴールは昨年6月24日ホーム柏戦以来315日ぶりのゴールです。
先週復帰後初ゴールを誤審で取り消されながらしっかり次の試合で結果を出したなんちゃん。おめでとう!

9分には6日にも試合があることを考えてか、アンジをヨンチョルに代えます。14分にはアツに代えてトモキチ。カズを何処まで引っ張るかは不明ですが、ここで引っ張れるだけ引っ張って、6日はカズお休みかもしれませんね。そのカズ、31分にタローがなんちゃんに代わって入ったことで結局フル出場を果たしたのだから、立派なものです。
コンディションが上がらないゆえきついことも書いたものですが、しっかり調子を上げてくるあたりさすがカズです。脱帽です。

17分には、トモキチが右サイドから上げたクロスを代わったヨンチョルがニアサイドでヘディングシュート、これが決まって5-0。ヨンチョルはうれしいJリーグ初ゴールです。おめでとう!
このシーンも中にカズが走り込んでおり、とにかく今日は後ろに詰める動きが光ってましたね。

結局その後は試合は動かず5-0で大勝です。この試合、現場で見れない自分をとてもかわいそうに思います。
ちなみに5得点なんて2003年天皇杯ノーザンピークス郡山(現ビアンコーネ福島)戦以来、Jリーグでは2001年最終節の水戸戦での6-0以来です。5点以上とられてってのはたくさん見てますが…。

しかし次は中2日でアウェイ甲府戦。今日の草津戦ではスコアレスドローながら石原を先発で使わずに温存してきたところに、横浜戦に対する意気込みも感じられます。
大勝に浮つかず、しっかりアウェイでも勝ち点3をゲットして欲しいものです。

何はともあれ、三ツ沢で勝利の美酒に酔いしれることの出来るみんな、おめでとう!