J2第42節 対岐阜@長良川

横浜FCは、アウェイ・長良川競技場で13位・FC岐阜と戦い、途中出場のヤマタクのゴールで、1-0で辛勝。9月7日の徳島戦以来5試合、約2ヶ月ぶりの勝利を収め、第3クール2勝目を挙げました。

岐阜 0(0-0)1 横浜FC

  • 14:34キックオフ 岐阜メモリアルセンター長良川競技場 入場者数:8,374人
  • 得点
    • 横浜 山田卓(62分)
  • 警告
    • 岐阜 北村(84分)、吉村(89分)
    • 横浜 吉田(59分)、難波(73分)
  • 出場選手
    • 岐阜 GK日野、DF吉村、川島、菊池、山田正(74分 大友)、MF北村、梅田(60分 菅)、嶋田、藪田(60分 片桐)、FW小島、相川。 <サブ>GK水谷、DF深津
    • 横浜 GK小山、DF吉田、戸川、エリゼウ、太田、MF八角、根占、三浦知(62分 山田卓)、三浦淳、FW御給(89分 アンデルソン)、難波(79分 池元)。 <サブ>GK岩丸、MF滝澤

天皇杯の引責でよしもっちゃんがメンバーからも落ちて、戸川が代わりにスタメン。ヤマタクも控えです。前線ではイケが控えにまわり、なんちゃんがスタメン。アンジは相変わらず控え…。アンジを控えに入れて何をしたいかは知りませんが。
戸川は、ゲームに入り込むまで30分くらい掛かるタイプなので、この時間がんばってほしいものですね。
早めに失点してしまった場合は、ヤマタクの早期投入も十分ありえそうですね。

先制されることを前提に書き込んでいる自分が悲しくなってきました。

…という試合前の心配をよそに、安定したポゼッションサッカーを展開した横浜。
シュート14-11と久々に相手を上回りました。
ダイジェストしか見ていないのでナンですが、試合立ち上がりのカウンターからの岐阜の速攻をいなした横浜が、カズ、アツ、ねじのキープと展開でゲームを作るというゲームだったらしいです。

そして0-0で迎えた後半17分、右の吉田からのクロスをなんちゃんがエリア内ファーで中に落とすと、ヤマタクが胸でトラップして左へ流れながら左足でDFの間を通すシュートを決めて、横浜が見事に崩して先制。

そのままロスタイム6分という長いゲームを制しました。
試合後、ここまでなかなか出場機会を与えられず、出場すると試合勘の欠如から致命的なミスを繰り返してきた戸川が、しっかりと役目を果たしての勝利に感涙にむせびました。

戸川健太選手(横浜FC
「100%戦う姿をファンに見せたかった。僕も試合に出られない中でサポーターには1年間つまらない思いをさせたと思っているので、今日は『俺はやっている』というところを見せたかった。後3試合しかないが、魂のこもったプレーをするしかないと思う。これまで出られなくて、チームも勝てなくて、こんなに悔しい思いはなかったので、その意味でも良かった」

だそうです。
戸川もある意味ヘボ監督の犠牲者であったわけです。あと3週間もすれば、今年も戦力外選手の発表が行われます。戸川はご存じの通りヴェルディからの期限付き移籍中の選手。
来年戸川がどうなるかは分かりませんが、ここで流した涙が、来年につながってくれれば、こんなうれしいことはありません。
こきおろしてごめんね。


そして、ここまでさんざんこき下ろしてきた、こーやんもダイジェストを見る限り、動きがとてもよかったです。
攻守がかみ合って、岐阜相手とはいえ、挙げることの出来た勝ち点3。
これを昇格戦線への生き残りをかけて全力で当たって来るであろう次節・ホーム仙台戦でも見せてくれれば、きっと来年につながる試合になることでしょう。

ちなみに本日欠場したヨンチョルが出場している、AFC U-19選手権(旧アジアユース)。
ベスト4に入ればU-20ワールドカップ(ワールドユース)への出場が決まるという準々決勝で、韓国と戦い0-3で敗れて8大会連続出場を逃した日本ですが、この試合にFWで先発出場したヨンチョルは、貴重な追加点となる2点目を上げて、ワールドユースへの出場を決めました。

日本が出れないのは残念ですが、結果を出したヨンチョルは祝福したいですね。
おめでとう!