京都小旅行

tatsumine2009-07-12

7月10日の夜から2泊3日で京都に行って来ました。
初の京都の夏。
灼熱の中、歩き回りました。

1日目(7月10日)

「そうだ、京都行こう」
となって、昨日パタパタパタと宿を取ってしまいました。
ホテルフジタは一般予約がいっぱいで、JR東海ツアーズの枠で取りましたが、シーズンまだなのに、なんて妻が話していたのですが、とんでもない。
気なくニュースをチェックしていたら、14日からの宵山に向けて、鉾建て真っ盛りの時期で日曜日には鉾曳初めもみられそう。どおりで一杯なはずですよ。
それ以外にも色々行事がありそうで、意識していなかっただけになんだか得した気分。
祇園に人が集中すればその分、他が空いてるかな、なんて期待もしたりして。

京都の「ホントに」隠れた名店、清水下のこまつのきつねうどんを食べるのもめっちゃ楽しみにしていたのです。
地元の人しか来ないうどん屋さんです。


19時前ののぞみに乗っていざ京都へ、品川、新横浜に止まるためあまりスピード感を感じず時間がかかるように思えました。
東海道新幹線のホスピタリティーは相変わらずひどいもの(車内誌はグリーンのみ、ワゴンは1回きり、いまどき検札あり、新幹線ホームは喫煙コーナーあり)ですが、コーヒーの味はなんぼかマシになってます。
インフォレストアライアンスの豆は変わってないので淹れ方、殊に抽出する温度を下げましたね。

21時過ぎに京都に到着してホテルフジタにチェックイン。近所のデイリーで軽く買いモノして明日に備えます。

2日目(7月11日)

2日目の朝はいつもの平日並みに5時に目が覚めました。
ホテルフジタのレストランでたっぷりと朝食を取り*1、9時過ぎにフジタを出発。

目の前の二条大橋を渡り三条大橋まで鴨川河川敷を歩き、三条から京阪電車で七条まで乗り三十三間堂へ。
三十三間堂です。仏像群を楽しく見て、近くの智積院で襖絵や利休のフェイバリットらしい小さなお庭(わびさびより須弥山を模した感じの風流でしたけど)を堪能し、バスで清水へ。


八坂の五重塔経由で二年坂イノダコーヒーで休憩を取り、三寧坂とのぼり、七味屋で新しい七味入れ(七味付で当然お得!)を買って清水参り。秋を前に改修工事が真っ盛りでした。とにかく暑い!

で、いい加減腹も減って、暑くて疲れてきたこともあり、お昼。朝ネットでうどん屋の小松が残念ながら閉店したのを知りました。
地元の人しか来ない隠れた名店で、10年前に偶然入ってそのおいしさに感動し、それ以来京都に行く度に必ず寄っていました。ご夫婦とも高齢だったので仕方ないと思いますが、残念です。
そのため、あらかじめ同じように地元の評価の高い清水に近い甚六というお店をピックアップしていたのですが、そこも店を畳んでいました。

最後の手段で曖昧な記憶をたぐって看板ものれんも出していない、ほぼ町屋の座敷に通されるようなうどん屋下河原町通の八坂神社南門そばににあるのを思いし出し、その日最初のお客さんになりました。その後ひきも切らず、お客さんがやって来て、客を呼んでくれたと感謝されました。
暑かったけど、七味屋の七味をたっぷりと振った温かい刻み揚げうどん、うまかったー!
ここは冷麦くらいの細めのうどんが特徴です。
お店の名前は「美竹」です。見逃してしまいそうなお店ですので要注意です。


食後はゲンキも出て八坂神社を詣でて、知恩院前まで歩いて、骨肉の醜い争いを制して、一澤帆布の社長に帰り咲き、旧一澤帆布を休業させた信三郎帆布で大きめ水色のトート購入。かわいいです。
で、バスで銀閣寺口まで行きましたが、ここも改修中だったので門前の茶屋で氷だけ食べてあとは哲学の道法然院を経由して永観堂まで歩き、タクシーで四条河原町へ向かい、木屋町寺町通りあたりをそぞろあるいて、とりあえず宿に戻りました。

夜は19時くらいに再度ホテルを出て、木屋町通りをそぞろ歩いてBAL裏手のラーメン屋壱蔵で夕食。
あぶり醤油ラーメンをいただきました。
麺が博多風の極細麺だったのには驚きましたが、背脂とんこつ醤油のスープにあぶったチャーシューの香ばしさが加味されてかなり個性的でおいしかったです。
京都にしてはあっさり系ですが、東京でもしっかり商売できる味です。

で、食後はさらにその裏手のダーツバー「FLIGHT」へ。
疲れていたのと、あまりお客さんがいなかったので交流はできませんでしたが、バーテンの女の子とちょっと話をして、妻に軽く2連敗して1時間ほどで帰りました。

帰りは、先斗町、鴨川沿いを通って帰りました。2日目の総歩数29000歩。20km近く歩きました。
さすがに疲れた。

最終日(7月12日)

朝起きたら今日もピーカン。
雨よりいいかもしれないけど今日も熱かった。


朝はまたしてもフジタのレストランで美味しく頂き、9時頃にチェックアウト。
御所の西、足腰にご利益のある護王神社へタクシーで向かい、自分の腰のお守りを買ってから、御所内を歩いて二条車屋町通のそばの老舗・尾張屋でお土産の蕎麦餅をチョイス。


それから地下鉄で京都駅に出て奈良線で宇治へ向かい、平等院鳳凰堂へ。
宇治では近在で夏フェス「京都大作戦」が行われていて、地味ながらロッキンな人出が多かったです。
10円玉の表に描かれた鳳凰堂よりも歌舞音曲を奏で舞う雲中供養菩薩像全52体のうち、26体の納められたミュージアムが面白かったですね。
それぞれに個性的な菩薩のファンもいるそうな。
わが家も妻が気に入って写真集、ブロマイド、ポストカードなんて買ったので、自分もシールを買いました。


昼食は、宇治川沿いのお茶屋さん、中村藤吉で藤吉うどん、お茶振り掛け、ミニ生茶ゼリーのセットをいただきました。気に入ったのであとで生茶ゼリー買いました。
戻りは京阪宇治線、準急、快速急行祇園四条まで上りました。

原了郭で黒七味、御香煎を買って、祇園の喫茶カトレヤで一休み。
カランコロン、井澤屋等で妻の買い物に付き合い、妻が見たいという東福寺まで再び下り、庭をのんびり見てから、タクシーで第一旭に連れていってもらいました。
第一旭高ばし本店。元祖あっさり濃い京都ラーメンを堪能。

そのあとはお土産を種種チョイスしてのぞみに乗り込み東京へ。
あっという間でしたね。

夏の京都、暑さだけはどうにもならないので、今回だけでいいかな、と思います。
次回は義母を連れて紅葉の前込み始める前に行く予定です。

*1:生麩や湯葉大根なんて京都らしい。しば漬けや唐辛子の炊いたのもうまい