鳥栖戦は4-4の引き分け

アウェイでの因縁の相手鳥栖との対戦は前半3点をリードされながらも、後半の猛攻で一度は逆転。
しかし終了間際に追いつかれる、という劇的な展開で4-4の引き分け。

試合の方は前半相手の鋭い出足になすすべなく押し込まれて相手にペースを渡してしまいましたね。
これは鳥栖の作戦勝ち。
横浜は、ヤナギが早い時間に負傷退場しねじに代わったことでサイドからの試合の構築もままならず、ロングボールを前線に放り込む展開にしか持ち込めません。
水曜日に120分川崎と戦った影響からか選手たちの足も前半早々に止まってしまった印象。

横浜は34分セットプレーで木谷に、41分豊田の突破を足で飛べてしまったナベのPK、そして43分早川が藤田のプレスにプレー選択を迷っているうちに奪われたボールをそのまま決められて連続3失点。
前半で0-3とリードされてしまいました。

後半アタマに、左サイドに八角に代えて野崎を入れて、細かいパスを繋ぐ意識を強めた横浜は徐々にポゼッションを握ります。
2ndボールも横浜が拾う場面が多くなってきました。
そして後半21分西田が蹴られて得た高地のFKをカイオがあわせてGKが弾いたボールを最後は右からナベがボレーで綺麗に決めて1点返します。

さらに直後の23分、高地の右CKを真ん中でハヤがドンピシャで合わせてGKにパンチを喰らいながらも見事に決めます。ハヤはミスを得点で取替して1点差。

33分野崎が中央でよくキープして左に展開したボールを阿部が素晴らしいクロス、GK赤星が不用意に飛び出してボールをスルー、これをファーでカイオが頭で押し込んでなんと同点に追いつきます。

そして41分、高地の右からのCKは野崎へのショートコーナー、これをふわりと真ん中に入れるとカイオが頭で決めて逆転。

このまま逃げきりたい横浜でしたが、45分手痛いミスで同点に追いつかれてしまいます。
阿部がボールをコントロールしようとしたところで豊田のプレッシャーがきつくGKに渡したバックパスが短くこれを豊田にさらわれて決められて再度同点に…。

ロスタイムも高地、武岡、カイオが貪欲に再びの勝ち越し点を狙いましたが、あと一歩が届きませんでしたね。


アウェイで負けなくてよかったという印象ですが、勝てたよな、という思いも残ります。
これで残り8試合で3位福岡との勝ち点差が11。
現実的に戦える勝ち点差は残り試合数までだと思うので、これで昇格の目はなくなったかな、と思います。

あとは、上位のチーム、千葉、柏に対して来年に向けてどれだけいい試合で勝っていけるか、という来季を見据えた試合の楽しみ方をしていきたいと思います。