J2第8節 対湘南ベルマーレ@BMW

横浜FC神奈川ダービー、湘南戦をアウェイで戦い、今季初となる2得点を挙げたものの、総合力で完敗2-3で敗れました。

湘南 3(1-0)2 横浜FC

  • 16:04キックオフ Shonan BMW スタジアム平塚 入場者数:7,111人
  • 得点
    • 湘南 馬場(36分)、高山(52分)、菊池(68分)
    • 横浜 内田(46分)、武岡(84分)
  • 警告
    • 湘南 ハン(14分)、永木(48分)
    • 横浜 杉山(35分)、内田(43分)
  • 出場選手
    • 湘南 GK金、DF鎌田、遠藤、大野、MFハン、永木、古林(86分 島村)、高山、FW菊池(79分 マセナ)、馬場、古橋(70分 宮崎)。 [サブ]GK松本、MF坂本、猪狩、FW大槻
    • 横浜 GK関、DF杉山(66分 田原)、ペ、中野(85分 野崎)、阿部MF八角、高地、武岡、内田(81分 中里)、FW永井、大久保。 [サブ]GKシュナイダー、DF堀之内、森本、FW三浦

シュート数は12-11と互角。
3失点はセットプレー時のゾーンの弱点をつかれたもの、選手交代に伴うシステム変更による混乱をつかれたもの、そして防ぎようのないカウンターからの失点。
前半の攻めていた時間に1点が入っていれば、展開はまた違っていたかもしれません。


試合の入り方は横浜が優位でした。最初のシュートもうっちーのFKからスンジンの頭に合わせた物でしたがこれは枠の上。
横浜はジャンボをトップに入れて、永井が下がり目の位置、うっちー、武岡がサイドから積極的に中に絞って攻め入り、左からは巧のオーバーラップからのクロス、と言うのが攻撃の形。
反面、ハチをアンカーに入れて前目に入った高地がうっちー、武岡の陰に隠れて前半ほとんど消えていたこと、そしてトップに入ったジャンボは自分で決める意識よりもボールを収めることに集中しているイメージ。

湘南は、ボールを奪ってからのショートカウンターが早くて、うちのDFラインが足りないところを狙ってくる近代的なサッカーを見せてくれました。
そして36分、CKからゾーンDFの隙間を衝かれて関がカバーに飛び出したところを馬場に頭で決められて、先制されてしまいます。
前半は0-1で終了です。


うっちー、タケが中に絞り気味で高地が消えていることもあり、野崎というサイドで流れの作れる選手をいつ入れるかが鍵になりそうな後半でした。


実際後半はうっちーを中に絞って高地と2OMFの形に。
すると1分、そのうっちーが左のキープからボールを受けてフェイントで2人かわして右隅へファインゴール。
良い時間帯に同点に追いつきます。
直後にもタケからの絶好の右クロスを残っていたスンジンがヘディングシュートも惜しくも決まらず。


しかし次の得点は湘南。
7分、ショートカウンターからうちのDFが右から左へ振られた末に高山にぐぅの音も出ないファインゴールを決められてしまいます。


1点を追う横浜は21分に新に変えて田原を投入。
ハチをCBに下げて3-4-3としますが、このシステム変更がまだ決まり切る前に湘南の素早い攻撃を交代したばかりの右サイドから仕掛けられてしまいます。
選手交代から2分後菊池に3点目を決められてしまいます。

しかしあきらめない横浜。
39分今まで蓋をされたかのように動けなかった高地がセンターサークル付近から猛然とドリブルで攻め上がります。
連続攻撃から最後は武岡が押し込んで1点差。


その後も守りを固めずに撃ち合いになった試合。
横浜は残り9分でうっちー→中里で高地をさらに前に上げ、残り5分で中野→野崎で実質2バックの形にして攻勢をかけますが、試合はこのまま2-3で終了。

よく戦ったけど、チームの成熟度の差がそのまま出ての完敗。
システム変更の際の連携ミスがつくづく悔やまれます。

試合を終え、冷静になってよく考えてみます。
DFラインに核となる選手がいないのがまず今の問題点。
ここは堀之内を投入できないでしょうか。
ハチのアンカーは機能していますが、高地がここのところ効いていないと感じます。
ダイヤモンド気味にするよりも、うっちーも中に入れて中盤で主導権を握りたいですね。

中盤で主導権を握れれば、あとはサイド、ここは武岡、野崎として、トップは積極的に仕掛けるなら永井、落としてからの展開に期待するなら田原、というのがベストな気がします。

  • 憲太郎 5.0:失点は致し方ないところもあるが、声出しなどがまだまだ足りていない印象。
  • 新 5.5:可もなく不可もなく対応していた。
  • スンジン 5.5:正確なフィード、積極的な攻め上がりも含めてよく頑張っていたが、決めきって欲しかった。
  • 中野 5.0:湘南の速い攻撃に翻弄された。
  • 巧 5.5:積極的な攻撃参加は評価されるが、回りとの連携に難。
  • ハチ 5.5:アンカー、CBとしては合格点。
  • 高地 5.0:見せ場は一度。ああいうプレーをもっと増やすべき。
  • タケ 5.5:得点は見事。しかし内に絞りすぎて攻撃の蓋をしてしまった。
  • うっちー 6.0:素晴らしい得点。そして前線を縦横無尽に駆け回った。
  • 永井 5.0:大久保が落とした後の動きには不満。
  • ジャンボ 5.0:自分から決めていく意欲が欲しい。
  • 田原 5.5:投入直後の失点は残念。ジャンボに代わって前線での起点作りとどん欲なゴールへの意識を見せた。
  • 中里 5.0:一度崩したバランスを場ランサーとして修正したが、攻撃には絡めず。
  • 野崎 5.0:最後の切り札として投入されたが、見せ場はなかった
  • 監督ヤマ 5.0:システム変更による失点などもあり、試合の作り方をもっと覚えていきたい。