Cinelli Dinamo納車
CINELLI DINAMO。
2009〜2010年のみ存在したグレード。
それ以前はunicoというモデル名で売られていました。
unicoがCOLOMBUS METALチューブを採用したのが2007年モデルから。
つまりフレームの基本設計自体は6年も前のバイクになります。
しかし、6年経って下位グレードのEXPERIENCEはAIRPLANEチューブを得てレーシングアルミバイクとして、また太いタイヤを履かせてコンフォートバイクとしての地位を築き上げたというのにDINAMOはわずか2年でモデルの寿命を全うしてしまった。
その理由は、オレンジ/ビアンカとゴールド/ビアンカという非常に微妙なカラーリング
と↑この妙ちきりんなステムのせいに違いないw
フレーム定価128,000円。VELOCE組みで30万円ほどで売られていたDAINAMO。
この価格なら当時cannondaleならシナプスカーボン5、ビアンキ928のアルテが買えた。
高いなぁ。
で僕が買ったのは、フレーム(ハンドル、ステム、ポスト付属)は60000円、パーツはLAPIERREの流用で30000円。
新規購入したのはペダル(PD-550)のみ。このペダル。見た目はアルテですが、バネが柔く、ペダルも柔く、あくまでもエントリーモデル。
初期設定のバネ強度だと、MTBペダル並みにフローティングします。それに気づかずに今日たかだか60kmで足をつりました。
で、総額90000円で完成しました。
安いなあ。
オレンジ/ビアンカのフレームカラーにはやはり青の差し色、当然です。
COLOMBUSのMETALという7000系アルミを使用した前三角は八角形のトップチューブ、ダウンチューブ極太のシートチューブでまさにNO FLEX。
そしてオーソドックスな各断面のチェーンステイにモノステーのカーボンバックで振動吸収性を高めたスケルトン。
デザイン的に目を引くのはまずはベンドしたフォーク。構造とデザイン両面から振動吸収性に寄与してますね。さらに前から見ると「COLUMBUS」の文字。
このデザインがなかなかにかっこいい。ここまでデザインに凝ってるフォークって最近でもなかなかないと思いますよ。
下方が細いというのも振動吸収性的には理にかなったデザインですね。
さらにカーボンバックによって荒れた多摩湖周回道路ではSensium並み、とは言いませんが、下手なカーボンバイクよりも快適な路面追従性を見せてくれました。
更に付属のハンドルのVai Palmハンドルが非常に個性的な形状。
上ハンがフラット形状になっており、空気の抜けの良さそうなデザインな上にケーブルのルーティングも大変しやすい形状。
さらにコンパクトシャローという絶妙なデザイン。
当然通常のコンパクトと比べると若干リーチもドロップも大きめになるので100mmのステムでちょうどよく、持ってみると高校時代を思い出す形状です。
あの頃はシャローしかなかった…
EXPERIENCEのXS、Sensium 46との比較になりますが、
バイク | シート長 | 水平換算 | ヘッド長 | ヘッド角 | シート角 | リアC | トレイル | BB下がり |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
EXPERIENCE | 460mm | 522mm | 125mm | 72度 | 74度 | 407mm | 62mm | 73mm |
DINAMO | 480mm | 520mm | 115mm | 71.5度 | 74度 | 409mm | 65mm | 73mm |
SENSIUM | 460m | 520mm | 120mm | 71.5度 | 74.5度 | 412mm | 65mm | 67mm |
ということでシートチューブ、ヘッドチューブ長の割にトップチューブが短いコンパクトなコクピットになっていますね。リアセンターは丁度センシウムとエクスペリエンスの中間。トレイルはセンシウムと同じです。
数値からも乗った感じからもエクスペリエンスと比べるとどっしりとして直進安定性に優れたバイクであることが感じられます。
さらにおもしろいことに、トレイルが同じ数値でホイールベースの長いセンシウムよりもアンダーステアが強いこと。
これはBB下がりが大きいため、低重心となりそのためではないかと推測します。
路面の衝撃はしゅっと流し、ペダルの入力は的確に捉える、街を30km/h平均で流すのにちょうどいいバイクだと思います。
これはセカンドバイクにしておくのはモッタイナイ。いい買い物をしましたが、ブレーキとホイールは要カスタマイズですね。
さらにもうひとつ今日着ていったのはSTEM-DESIGNのメリノパフォーマンス長袖ジャージ、本日初使用しました。
走り始めは10度くらい、最高でも13度程度の気温でしたが、ウィンドブレーカーが必要だったのは最初の10分ほど。
すぐに発汗を感じたため、ウィンドブレーカーを脱ぎました。
その後は17時に帰宅するまでノースリーブアンダーにこのジャージだけで大丈夫でした。
保温性がよく風があってもニットでありながら風が入ることもない。
それなのに書いた汗はしっかり放出してくれる、まさにメリノウールの面目躍如。
細身のシルエットも大変動きやすく、バタつきも少ないためライディングに集中できました。
しずサイでもオシャレだ、とイケメン店長含めて皆さんに太鼓判を頂きました。
保温性と快適性を考えるとCPがとても高いジャージだと思います。
こういうデザインのジャージがあると、いわゆるジャージメーカーの冬物はなかなか着られなくなってしまう…