ホーム岐阜戦は3-2の逆転勝利

横浜 3(1-2)2 岐阜

ラモス監督のもと豪華補強を行いながらなかなか結果の出ない岐阜。
攻撃の主力は左SH高地、FW難波という元横浜の司令塔&エース、そしてヘニキ、レオミネイロロドリゴという外国人選手。
その特徴どおりに岐阜に試合を優位に進められましたが、苦しいところでの守護神とエースの大活躍で横浜は逆転勝利。
惨敗のあと大切な勝利を挙げました。

横浜のスタメンはGK雄太、DFイチ、楠元、野上、なかじ、MFチンくん、ザト、ワンちゃん、エーコ、FWクロ、ジャンボ。サブがGK高丘、DFフェリペ、MF小野瀬、匠、野村、うっちー、謙介

前節西田に恩返しゴールを打たれて惨敗した上にAチームからテホン、永田を出場停止で欠いたリスタートとして、勝手知ったる岐阜との対戦はうってつけでした。
テホンがいない分逆に安心して見られるのではないか、と思っていたDFラインでしたが、楠元が入った場合のフォローの5バックがそれまでのエーコではなく、ザトが吸収される5バックになっており、外国人選手の速さとなんちゃんの強さに押し込まれると5-4-1の形になり、前半中盤省略になってしまったのは相手も同じ。
しかしそうなるとこの力で打破できる岐阜が優位。

横浜もクロ、ジャンボの2トップがうまいことはまっていたんですがフォローがない。
7分ワンちゃんのヒールでの切り返しを岐阜の選手がハンドで止めたのを流されて、ぽっかりあいたエアポケット。
FKを逆に素早く左に展開されて、高地が中から前に相手を引きつけてファーでフリーのロドリゴは当てるだけ。
とっとと先制されてしまいます。
しかし追加点を南がナイスセーブで防ぎ、横浜も、クロのスルーパスをフリーでエーコが決めきれなかったりと一進一退。

34分に試合が動く。カウンターからワンちゃん→ザト→チンくんと渡りロングフィード、GKが前に出てのクリアが半端で前線でエーコがキープして中へ切り込みつつ、ジャンボの位置をしっかり見てパス、ジャンボも落ち着いてGKを見て決めたもの。

しかしせっかくの進撃ムードも決められるときに決めておかないとダメっていう見本のようなゲーム。
しっかりと横浜の弱点を見抜かれての勝ち越しゴールは41分。左からの高地の素早いセンタリングをレオミネイロが楠元の動きが止まったところでワントラップして抜き去ってフリーでシュート。南もとめられず1-2と勝ち越される。

前半は1-2で終了。
今までの横浜ならこのままずるずると3点目、4点目を決められ、交代選手も前線に対して前線を変え、効果的でなく終了という嫌なパターンが頭をよぎる。
やはりザトの存在が横浜の起爆剤になっていないのが大きい。

前半8分野上がフリーボールの競り合いでなんちゃんをエリア内で潰したとしてPK。手も使ってないしフェアなプレーだと思ったのですが…。
そしてここでなかじが痛み、担架で外へ。
PK、なんちゃんが蹴る気まんまん。そしてそこにチンくんがプレッシャーを掛けに行く。
なんちゃんは気合が入ってる、ある意味気合が入りすぎている。これはもらった、と思いました。
で、PK、南が見事に読み切る!!
これで今シーズン5本中4本目のPKストップ。阻止率80%脅威の阻止率です。

なんちゃんは恩返しゴールならず。
なかじはいちど戻るもののやはりプレー続行不可能で、12分小野瀬が交代出場。エーコが左SBに入り、小野瀬がシャドーに入り、5-1-3-1のような形に。

後半も20分に近づき、相手も逃げ切りを狙って、シンプルに外国人選手の速さとなんちゃんの強さに頼って縦に速いプレーが多くなってきたところ、中盤省略のプレーが増えてきましたが、これに付き合い切らなかったのが良かったところ。横浜の前への強さを岐阜がファールでしか止められなくなってきたところで、19分、深谷がジャンボを止めて警告、さらにクロの前への力を足を引っ掛けて、前半なかじを引っ掛けて警告をもらっていた野垣内が2枚目の警告で退場。

横浜のお家芸、「数的優位な不利」の状況にw。
しかし今日はそのプレッシャーに負けなかった。さらにヘニキがチンくんを警告で止めたFKからのジャンボのヘッドは一度は相手GK常澤がファインセーブも次の右CKをまたもジャンボがニアに飛び込んで押し込んで同点。
ゴール裏を煽るジャンボ。完全にノリノリの横浜。


3分後今度は、右サイド相手が退場で有利になってるサイドでしかけてイチがマイナスのクロスをクロへ、クロの胸トラップが流れたところ小野瀬が詰めてシュート、GK常澤が弾いたボールに今度詰めたのはジャンボ!!
ハットトリック達成!


残り時間もたっぷりあるので、相手が攻める時間もある。横浜としては4点目をしっかり狙って行きたいところですが、なかなか決めきれず、そうなると留守監督の守りの采配はろくな結果をもたらさない。

今日も交代策はザト→謙介というのは良かったのですが、そのあとの最後のコマはクロ→匠。
さらに最終盤はジャンボを最終ラインに下げるという「アカンやつ」を繰り出したんですが、相手もなんちゃんを下げる、という「もっとアカンやつ」をラモスが繰り出してくれたので無事3-2で勝利。

なぜかハットトリックのジャンボを最初に祝福したのは

ラモスwww。

ということで、相手にとどめを刺す、という点では合格点は付けられないし、なんとか勝ったと言わざるをえない試合ではあったけれども。まずは大敗の後のおおきな一勝でした。ジャンボはこれで苦手の夏場、盛り上がっていって欲しいですね。


採点。
雄太7.5、イチ6、楠元5.5、野上6、なかじ5.5、チンくん6、ザト5.5、ワンちゃん6、エーコ6、クロ6、ジャンボ7.5、小野瀬6、謙介6、匠−、留守監督5.5

MOMは当然ジャンボですが、陰のヒーローはこれも当然ユータです。