U-22 日本代表×韓国代表

さて、6月の日本での試合に続く、アウェイ・韓国での試合。ホームである韓国は、イ・チョンスパク・チソンが抜けているにもかかわらず、迫力満点の分厚い攻めを序盤から見せてくれます。

それにしても、U-22日本代表選手に訳の分からないニックネームを付ける(美白のロベカル、早稲田のカフー、東京のベッカム等々)TBSに対抗しているのか、今日のNTVは、相手韓国代表の選手の妙なニックネームが大爆発(リトル・マラドーナヒディンクス・プリンス等々)。

解説は、安養LG所属で韓国と縁の深い元フリューゲルスの前園。後述のサカダイの記事もあって、どうも今日は代表とフリューゲルスの選手がだぶるだぶる。
GK黒河が楢崎に、DF徳永が薩川、那須が原田、茂庭が前田、MF石川が波戸、森崎が山口、阿部がサンパイオ、根本が三浦淳、山瀬が永井、松井が久保山、トップ大久保が吉田…。
そんな、世迷い言はともかく、日本は布陣を易々と破られ開始早々の6分、左サイドからのCKを与えます。

するとゴール前に上がったボールは、マーカーの阿部の前にしっかりと出て、あまつさえ阿部をジャンプ台代わりに高々と飛んだキム・ドンジンの頭にどんぴしゃり。黒河は一歩も動けずに早々と先制を許します。

即座に山本監督は根本をバックラインに下げて4バックの陣形を取ります。山瀬が左サイドに入りましたが、これで完全に当初トップ下に入った2人がゲームから消えてしまいました。

あとは日本の攻撃陣は闇雲に走り回る大久保をフォローに行く選手が全然居ない状況です。
対して韓国代表は32分にも同じくキム・ドンジンが今度は右サイドからのコーナーキックの流れをキーパーの前で変えて2点目をゲット。彼の前には軽く3人のDFが詰めていたのに、彼に対してマークに行った選手が何も出来なかったようにただゴールを見ているだけ。
前半終了間際、石川が右サイドからの突破で決定的な場面を作りますが、ボールコントロールに失敗し、結局シュートを打ち切れません。この場面でとにかくいいシュートを打っていればと思わせるシーンでした。

後半、山瀬に代わって入った大分の高松が左サイドからのクロスに頭であわせて1点を返しますが、そこまで。
前線の決定力と、DFの集中力が勝負を分けたと思います。