の現状

横浜FCのゲームをずっと見続けているサポじゃない、他のチームのサポにとって、なんで今の状況になってしまったか、っていうのは分かりにくいことなのかもしれない、と思いつつちょっと状況を整理してみます。

チーム戦績としては、長い連敗のあと山形、鳥栖相手に連勝し、城を中心とした戦法に光明が見えてきたところで、広島に0-3でひねられた後、甲府戦で城が外池にイエロー覚悟のファウルで削られて負傷退場。好調福岡相手に大久保・レーマンのダブルポストからの得点で勝ち点1をもぎ取り、湘南に1-0で勝ち、ダブルポストにロングボールを入れる戦法がハマリ始めたと思うまもなく、水戸とは両チーム引きこもり戦法で0-0。ところが福島でのホームゲーム、小野信義に代わりキャプテンを務めた眞中が自信アップアップしてしまい、1-7で敗れた後、バックスタンドに挨拶にも行かなかったことに端を発して、出待ちでサポが選手たちをやじる。

なんの光明も見えず、孤軍奮闘した菅野を見殺しにし、福島のサポーターに普通のサッカーすら見せられなかったチームに対してストレスをため込んだサポは、20日の試合でいつものように早々と退場者を出して劣勢に立たされ、0-2で延々と負けに至る行程のみを見せつけられたTIFOSIから選手に対し
「謝れ!」発言が飛ぶと、DF河野が
「なんで俺たちがあやまんなきゃいけないんだ!」と逆ギレ。
キャプテン眞中はそこに何の介入もすることが出来ず、城がその場を取りなして、なんとかTIFOSIの前で挨拶。しかしGK吉田が離れ際に客席に向かって捨てぜりふ。
帰りのバスをTIFOSIだけでなくサンバ隊も合同で取り囲み、スタッフとの対話を要求。
バスから降りてきた田部氏を相手に話し合い、田部氏の辞任を要求するも、田部氏はあまり真剣に感じていない様子。

で、迎えたアウェイ甲府戦。退場者こそ出さないものの、相手のカウンターに対処しきれずイエローを4枚出され、いいところなく敗れた横浜FC、特にキックミスから自らあわてる場面を作り精神的余裕を失ったまま先制点を呼び込んだ吉田(20日の捨てぜりふも複線にあったのか?)をはじめとする選手たちに激しい怒号が飛び、選手に水までまかれる。

そして今回も出待ちでTIFOSI、サンバ隊双方がバスを取り囲み、再度対話を要求するも、今回は田部氏も相手にならず。

その際に試合後、TIFOSI観戦箇所から缶ビールの大量持ち込み及び放置が甲府ボランティアの間でひんしゅくを買い、さらに出待ちで甲府の選手を待つ甲府サポの子供にまでリティ解任のコールを強要するサポがひんしゅくを買う。

といった風に、サポによる新潟戦に端を発したチーム事情、及びチームの強化担当者である田部氏への責任追及の怒りの声と、それに乗じた悪のりサポのいつも通りのマナー違反と悪のりが相乗効果を持って、一体横浜は何をやっているんだ?と他サポから見れば、そんな感じになっているんじゃないかと。

正直な話、リティの戦略のぶれ、選手起用方法、警告に対する対処の仕方等はシーズン序盤から問題になっていたもののこの時期までそれが放置されてきたものが膿のようになってしまっているもの。
それがこの時期になってサポから不満となって吹き出してきたものです。

それとサポによる悪のりとマナー違反は別の次元と取り合ってもらえるなら話は楽ですが、他サポはそう感じてはくれません。
TIFOSIのメリハリのきいた応援は常連にとっては楽しいものかもしれないけど、イチゲンさんにしてみれば本体と別行動を取り、たばこをスタンドで吹かし、缶ビールを飲む怖いお兄さんたち。
そういった風に見てもらいたいんならともかく、そういった体質があるならば、それは改善して行かなくちゃ行けないし、一部アンチからつけいる隙を与える行動を取っちゃいけない。

そしてどんなサポか分からないが、勝利の余韻に浸り選手の喜ぶ顔と、それを共有してサインをもらって思い出にして帰りたいであろう他サポを不愉快な気持ちにさせていいはずがない。ましてや相手は子供。

そして一番いけないのはこういうネガティブな中でも両方の中から歩み寄って一緒に何かを起こしていこうとしている気分に水を差してはいけない。

そしてサポがそうやって模索していく中で、選手も来季に向けて、自分を必死にアピールして行かなくてはいけないはず。
それが見えないからよけいにサポがいらだつ要素があるのだと思います。

各種掲示板で激論が闘わされ、中には他サポから
「他のチームを応援した方が楽しいんじゃない?」とまで言われる始末です。
でもそんなものじゃない、フリューゲルスのこともあるけれども、弱いから他のチームに乗り換えますなんて思考をぼくらサポーターが取れるはずもないんです。
ぼくらはチームがよくなるためならばどんなことだって闘います。それがよくなることにつながると思うのであれば、選手を叱咤し、激励もします。
だからクラブにも選手にも闘うことをやめて欲しくないのです。

だからぼくらは闘うことをやめないのです。