龍時01-02

この間お亡くなりになった、故・野沢尚さんの「龍時 01-02 文春文庫」をamazonのおすすめの中からピックアップして図書館で借りて読みました。

主人公は16歳の高校一年生で、単身スペイン1部リーグに挑戦する志野リュウジ。というと思い浮かぶのが、アトレチコ・マドリーのユースで武者修行経験のあるヴェルディ玉乃淳ですが、実際野沢さんも玉乃からインスパイアされた部分が多かった模様。
玉乃はアトレチコのサテライトまでいったわけですが、リーガエスパニョーラセグンダBは外国人選手の出場が認められていないため、トップまで上り詰めることなくヴェルディに帰ってきました。

現在、横浜FCの練習にはリーガエスパニョーラ3部・コルネヤに所属する石川桂(16)も同じく若くして海外に挑戦する選手です。
石川くんはコルネヤのU−12のチームの入団テストを受けに来たものの、小さくて小太りで、サッカー選手には見えない(外見は小学5年生の)中学1年生だったらしいです。入団テストは不合格となり、コルネヤのスクール部門に登録、しかしここでがんばった石川くんは半年後にはU−12に昇格、今ではコルネヤのU−15の10番を背負う中心選手にまで成長しています。コルネヤは、バルサ近郊の小チームで、エスパニョールやバルセロナに選手を供給していることでも知られているらしいです。

こんな選手が、まぁシーズン前の調整の場でしょうが、うちで練習してくれてるっていうのもなんとなく嬉しいですね。彼のことも頭に入れながら読んだ「龍時01-02」面白かったです。

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