J2第24節 横浜FCvs京都パープルサンガ@三ツ沢

tatsumine2004-07-27

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シーズン折り返し緒戦の前節、チャンスは数多く作りシュートまで持ち込むものの、ゴールが遠くスコアレスドローに終わった札幌戦から中2日。今日は第3クールホーム初開催の京都戦です。
ゲームは、序盤こそペースを握り積極的に攻める形が作れましたが、ここで決めきれなかったことが響いてか、前半途中からは京都にペースを握られ、京都・崔に先制されます。京都のペースのまま進むかと危惧されたゲームでしたが、後半退場者の出た京都を一気呵成に攻め、同点にすることに成功します。しかし、結局は10人の京都を完全に攻め崩すことが出来ず、またも決定力不足という課題をあらわにしたゲームでした。
シュート数は横浜15に対し京都10、FKが22に対し16という数字が示すとおり攻めの形は出来ているんですが…

横浜FC 1(0-1)1 京都

  • 得点
    • 横浜 トゥイード(76分)
    • 京都 崔(36分)
  • 警告
    • 横浜 中島(20分)、城(54分)、山尾(60分)
    • 京都 美尾(16分)、中払(58分、65分)
  • 退場
    • 京都 中払(65分)
  • 出場選手
    • 横浜 GK菅野、DF早川、トゥイード、山尾(70分小野信義)、中島、MF臼井、内田、北村(45分マシュー)、杉本(85分河野)、FW城、眞中靖夫
    • 京都 GK平井、DF鈴木、手島、萩村、三上、MF金、中払、渡辺(56分冨田)、美尾、FW中山(67分斉藤)、崔
  • 入場者数:3,408人

17時に鐘とともに八王子の会社をダッシュで逃げ出し、横浜線で新横浜へ、新横浜から三ツ沢上町まで地下鉄で向かい、歩いてスタジアム入り。急ぎ足で向かううちに汗がだらだらと流れます。
ゴール裏に陣取るれおな夫妻、しのさんと合流して今日はゴール裏観戦です。Yシャツを脱いで初お披露目のパチもんユニクロユニは、NISSOロゴの切り抜き方が不評でした。
そのうちあん君も合流してキックオフです。

ゲーム序盤ですが、トゥイード軍曹も上がることなく、崔をマーク。通常の4-4-2でスタートします。山尾、軍曹の指揮するラインは順調にオフサイドを獲得します。今日は5本でした。
最初の京都の右サイドからの美尾のCK。真ん中でヘッドで合わせられるが菅野が危なげなくキャッチ。美尾はオーバーラップも勢いよくうちの左サイドが、積極的に行けない要因にもなっていました。
しかし4分には北村が相手ボールをカットして城へ、城から左サイドへ展開、最後は杉本は左サイド突破からシュートしますが枠を外します。北村は、守備面ではいくつかいいカットを見せますが、全体的に不安定で、内田が守備を任せて積極的に上がる動きが出来なかったのが痛かったです。やはり彼とうっちーの組み合わせのボランチは苦しかったと思います。マシューとどちらかというのであれば、いいオプションであったと思います。
また、山尾が今日はゴールエリアでの集中力がいまいちで、何度となくクリアボールの処理ミスや、キープでピンチを招きました。

しかし試合のペースは20分までは横浜。11分にはミドルエリアからなかじのFK、低いボールで壁の横を通します。アイディアは良かったのですが、ボールに勢いがなくGKにキャッチされました。
この時間帯、京都は崔がまったく目立ちません。ハイボールを当てに来るのですが、しっかりトゥイードにマークされて打つ手がない感じでした。また、中盤での攻防は内田、北村、臼井が突破した結果、京都がファールでとめることが多い。臼井は何度となくファールで止められて痛そうに顔をゆがめます。

今日の2トップは城、眞中でしたが、城は相変わらず下がってボールをもらってそこでキープという流れが多く、もっと前に張ってほしい印象です。16分には城のキープから杉本が左から真ん中に切り込みシュートしますがゴールは割れず、今日は城からのボールは左に流れるパターンが多く、杉本もシュートは放ちますが、ミドルエリアからが多く、もっと積極的にゴールエリアまで進入していてほしかったです。

16分に京都美尾に遅延でイエロー、20分になかじが同じく遅延でイエローと今日の主審・池田さんは遅延行為に厳しいジャッジをしていましたが、最後の最後のプレーを除けばジャッジは安定していたと思います。
と思ったら敵陣でのFKの折り返しに反応したなかじが後ろから押されてゴール前でFK。なかじのちょん蹴りから、うっちーの思い切り蹴ったFKは枠に行ってGKがクリアしたように思いましたが、判定はゴールキックがわずかにそれます。惜しいプレーでした。

ナカジのイエローくらいから徐々に京都がペースを握り初めて、うちのゴールエリアで何度かピンチを招きます。
うちはカウンターが多くなり城にボールがわたることが多くなりますが、フィニッシュはやはりミドルゾーンからが多く、GKに容易に対応されてしまいます。
30分には崔にセンターサークル付近からドリブルで持ち込まれますがスゲが真ん中でキャッチ。徐々に崔も目立ち始めます。

33分にはウチもチャンスを作ります。杉本のフィードから城が抜け出して左でキープして北村がサイドチェンジ、早川がクロスをあげますが、相手クリアでスローインスローインからトゥイードがバックヘッドも左へ外れる。これも惜しいシーンでした。

しかし京都の攻勢の中で、一瞬のウチの隙が相手の先制点を呼んでしまいます。36分相手右サイド深い位置でのスローインから、なかじのマークが甘くなったところを中払に破られてさらに杉本もプレスが弱くグラウンダーのクロスをニアにいた中山がスルー、真ん中にいた崔がダイレクトで合わせて京都に先制されてしまいます。

今日は山尾も含めてウチの左サイドをうまく美尾、渡辺に破られていましたが、最後は中払に決められてしまいます。
そのまま後半終了まで危ない時間が続きます。相手のハンドを見逃されシュートに持ち込まれますが、最後は菅野がパンチングでクリア。前半は1点ビハインドで終了。

ハーフタイムにみさきさん、きもさんが合流しやはりNISSOロゴが不評。後半開始ですが、北村に代えてマシューが入りました。この交代はなかなか効いていたと思います。残念ながら、内田の攻撃参加を制限させてしまっていた守備の負担がマシューinで減り、内田の攻撃参加が急増して、またも後半開始からウチのペースで試合が動きます。

3分には杉本キープからマシュー、中央の選手へと渡るがシュート、5分には臼井の突破、6分にはカウンターから右サイドに振って臼井からクロスボール、マシューがファーに流れて角度のないところからシュートと波状攻撃を見せますが、いずれもGKに防がれます。最後のマシューのシュートは後半最初のチャンスでした。

9分靖王のポストから左に流してシュートもクロスバーに防がれます。さらに跳ね返りに詰めた城にプッシングでイエロー。次節サスペンドです。
13分臼井の中への切り込みをファールで止めた中払がイエロー。その7分後には今度は左サイドで内田をまたもファールで止めた中払に異議で2枚目のイエローで退場。
ウチも15分ハイボールに競り合って相手に被さった山尾がイエローですが、1枚減った京都相手にターボ掛かったように攻め上がります。

京都はFWの中山を下げて中盤を入れて防戦一方になります。しかし中盤でプレスをかけてカウンターを狙う京都は23分右サイドでの早川の不用意な横パスを奪いシュートまで行かれるが菅野がキャッチ。早川は最近せっかく安定してきたのに残念なプレーでした。
25分には山尾に代えて小野信義ですが、この交代は少し効いていなかったと思います。3トップの形になりましたが、かんじんの信義がボールに全く絡めませんでした。

しかし30分前後には右サイドを起点に横浜の波状攻撃。30分過ぎからは軍曹も上がりを見せ始めます。そして31分、軍曹、マシューも含めた怒濤の上がりにCKに逃げられるた左サイドからのCKを内田が相手(味方も?)の不意を付いてちょん蹴り、ニアの眞中がヒールで真ん中で待つどフリーの軍曹へ。軍曹も落ち着いて決めて、やっと同点に追いつきます。

その後も横浜は城、眞中、臼井が積極的にシュートを放ちますが、枠へ行きません。
さらに嵩に掛かる横浜は40分に杉本に代えて河野。河野は当然のようにトップへ。しかしこの人選どうにかならないものでしょうか?ジャンボがいれば…。

そして最大に見せ場は40分眞中のキープからのシュート。枠を外れるましたが相手を見事に崩してのすばらしいプレーだっただけに決めたかったところでした。

ロスタイム2分にキーパーと交錯して臼井が倒されるが、カードもPKもなし。これはイエローモノのプレーだったと思います。これが致命的な池田さんの唯一のミスジャッジだっただけに非常に残念。臼井はこのプレーで腰を痛めたのか、そのままゲームに戻らず退場します。今日は絶好調だっただけに次節に向けて心配です。
そのままタイムアップ。またもドローとなってしまいました。

後半の攻めを見ればもっと点が取れる試合だったと思います。相手が10人だっただけに本当に残念です。

さて採点

GK菅野6.5、DF早川5.0、トゥイード6.0、山尾5.0(70分小野信義)、中島5.5、MF臼井6.5、内田5.5、北村5.5(45分マシュー)、杉本5.0(85分河野)、FW城5.0、眞中靖夫5.5

なお、今回の試合はJ's Goalでメインに取り上げられていました。
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