FamilyMart DREAM MATCH FCバルセロナ・オン・ツアー・ジャパン2005 横浜マリノス VS FCバルセロナ@日産スタジアム凸

tatsumine2005-06-12

横浜マリノス 3(2-2)3 FCバルセロナ

16:04キックオフ 主審:岡田 正義、観衆59,621人

得点

  • 鞠 坂田(1分)、大島(26分)、奥(PK79分)
  • バルサ ジュリ(14分)、モッタ(44分、58分)

警告

  • 鞠 田中隼

出場選手

  • 鞠 GK榎本達(55分 榎本哲)、DF松田、那須(70分 中西)、ドゥトラ(63分 栗原)、河合、MF上野(70分 山崎)、田中隼、奥(82分 熊林)、大橋、FW坂田(85分 後藤)、大島
  • バルサ GKバルデス、DFジオ、エジミウソン、F.ナバーロ(65分 ダミア)、オレゲール、MFモッタ、シャビ(84分 ピトゥー)、ガブリ(75分 ペニャ)、デコ、FWラーション、ジュリ(71分 マノロ)

写真は→コチラ
試合前2時間ほど前の東横線の車中からバルセロナのレプリカ(真贋取り混ぜて、大体7割が偽もの)を着たサッカーファンが続々と小机を目指します。話してる内容を盗み聞くと、どうもいつもリアルにスタジアムでサッカーを見ているぼくらとは話している内容が違う。
デコのバルサでの役割は、とかジュリの縦パスへの…、とか薀蓄大爆発状態です。スタジアムへ着いて、アウェイバルサ側の2階20列目などというとんでもない上方から下界を見るとバルササポの方々が…。でもどう見ても日本人です。普段この人たちは何やってるんですかね?ひたすらTVでバルサを追っかけているんでしょうか?
月イチ位で、リアルなスタジアムへおいでください。3駅くらい横浜よりの三ッ沢上町辺りでやってますんで。

ぼくはおととい買ったばかりのエルゴラTシャツです。死んでもマリノスは応援したくないし、この試合のためにバルサのTシャツとかを買うのも馬鹿馬鹿しいし。
さて小机から横浜FCの試合では想像できない人の波とともに横浜国際に近づきますが、その間でもパチモンユニを売るブースが山ほど。そしてそれに群がる人々も山ほど。パチモン丸分かりのユニ着るのって恥ずかしくないですかね?そうでない人のほうが多いってことですかね。


さてかなり早く着いてしまったので、プログラムや対戦記念タオルマフラーを買い込んで、しんよこFPが駐車場と化している有様などを眺めながら、試合開始まで時間をつぶします。鞠サポは気合入ってますね。お客さんも続々詰め掛け、最終的には6万近く入りました。最後のTOYOTAカップよりも入ってますね。

さて16時過ぎにキックオフ。
バルサのスタメンは、バルデス、左SBジオ*1、CBエジミウソン、オレゲール、右SBナバーロ、中盤の底にモッタ、前がシャビ、ガブリ、デコがロナウジーニョの位置つまり右ウィング、センター・ラーション、右ジュリのシステム4-3-3。

マリノスは、全米遠征から取り入れた4-4-2で、2トップは大島(元フリューゲルス)、坂田(元フリューゲルスユース)、さらに田中隼(元フリューゲルスユース)も右SBでスタメンと、フリューゲルスゆかりの3人が揃ってスタメンです。そしてまずは坂田がいきなり決めます。
キックオフからの1stプレーでロングパスのくさびに入った大島からドゥトラを経由したパスを坂田が押し込んで、開始直後になんとマリノスが先制。この2人のコンビでの得点ということで鞠など応援するものかと思っていたのに思わず拍手。周りから白い目で見られます。

あっけに取られる会場のバルサファン。しかしバルサもシンプルにロングフィードでジュリを縦に走らすプレーを執拗に続け、13分にはジオのクロスをジュリがボレーで決めて同点に。

これで試合が落ち着くかと思ったのに、なんと次の得点もマリノス。しかも今度は大島。25分、那須ロングフィードを坂田がヒールですらし、大島がゴール!またもこの2人で決めたので、また思わず拍手。また周りから白い目。

さらに43分、今度はバルサが。クロスがこぼれたところをモッタが弾丸ミドル!結局前半は打ち合いで2-2。

思いも寄らぬいい試合に思わず幸せな気分になりながら迎えた後半。そういえば今日のビールは450円と三ツ沢価格。良心的な値段に思わずコチラも幸せ。でも日産スタジアム凸ご自慢のリユースカップの「リ」の字もなかったけど。
さて後半はコチラに攻めるバルサペース。13分にデコのクロスにモッタがど真ん中で合わせてついに逆転。
この辺から両チーム選手交代に入ります。しかし選手使い放題で、栗原、山崎、中西を投入してきたマリノスに比べ*2バルサはピトゥーだの、ペニャだの聞いたことのない選手がぞろぞろ。連携とかも徐々に落ちてきて、サイドチェンジの精度などもどんどん下がってきます。
そして32分、ドリブル突破した山崎がPKを獲得し、これを奥が決めて、3-3の同点。そのままあとは両チームグダグダな展開になり、ドローで終了。MVPはモッタが獲得していました。

普段のゲームの4倍のお金を払って見にいきましたが1点あたりの単価では全然安いね。単純に勝ち負け関係なしに楽しめました。普段目にすることの出来ない方々*3の生態も観察できたし。

おそらく海外サッカー至上主義の方からすれば、こちら・うってぃんはうす様のような感想を抱かれたことでしょう。
でもね、ぼくの周りの一般サッカーファン(ロナウジーニョをみたかったんだろう)は、「バルサ弱いね〜。」といって帰って行ったし、サッカーの得点のほとんどはミスから生まれるものだし、ミスだからしかたないでかたずけるには坂田のゴールも大島のゴールももったいないゴールでした。親善試合モードとはいえ、マリノス風情に引き分けたのはバルサの選手が一番恥ずかしいんじゃないかな?ボールポゼッションなんて試合結果の前には何の意味も持ちません。うってぃん様のブログを例に取らせていただきましたが、あくまで一例としてあげさせていただいただけで、うってぃん様に悪意があるものではありません。あしからず。

あ、ちなみに8割近くに上ったともいわれるバルサファンですが、声出しまでするコアファンは100人くらい?ぼくの周りの人たちはマリノスのプレーに拍手してたし、当然声量の大きさはマリノスが圧倒してました。
いつぞや、レアルマドリーvsFC東京戦で、SEをかぶせてるって書いて失笑を買ってた人もいましたね。

*1:ジオって誰だと思ったらファン・ブロンクホルストなのね。名前長いから変えたのか?WOWWOWないから分かりません。

*2:久保は出さなかったけど、残念

*3:サッカーファンでありながらスタジアムには現れないという