世界クラブ選手権1回戦第2試合 シドニーFCvsデポルティヴォ・サプリサ
リティが指揮し、ヨークがボランチでプレー、そして横浜FCから貸し出し中のカズがプレーするシドニーFCは、裏優勝候補にも挙げられたデポルティボ・サプリサと世界クラブ選手権の1回戦を戦いました。
前半圧倒的に押しながら先制点を奪えなかったシドニーは、後半序盤に失点するとゲームの流れを再び奪えないまま0-1で敗れました。
シドニーFCでのカズの試合は5-6位決定戦でのアフリカ代表アル・アハリ戦となりました。
- 左手に水戸戦以来の影響か、包帯を巻いたカズは序盤から積極的にシュートを放ち、前半だけで4本のシュートを放ちました。
- シドニー右サイドカーニーはいい選手ですね。右サイドから何度もチャンスを作りますが、左利きの右サイドってなんだかとても贅沢。
- ペトロフスキーとカズのコンビも良いですね。二人のワンタッチプレーで打開するシーンもありました。
- ヨークもボランチに入りながら機を見た攻撃参加で不思議なヘディングを見せたり、するりと相手からボールを奪ったり、貫禄のプレー。
- しかしサイドを中心に何度もチャンスを作り圧倒的にボールをポゼッションしながら、得点を奪えず前半終了。
- 後半に入ると立て続けに3本シュートを打たれます。
- そしてその3本目、ハーフウェーラインよりも後ろからのロングボールをボラーニョスが胸でトラップして絶妙のボールを足の前に、そのままコントロールしたシュートがゴールに刺さり、前半サッカーにならなかったサプリサがなんと先制。
- 圧倒的にサイドを攻めながら、得点できず相手にモメンタムを奪われて、ふと力が抜ける時間帯に先制されるって、どこかで見たようなゲーム展開…。
- ハッ!!まさかリティハーフタイムに「Win!!」て言ってないよね?
- というわけで、リティの指揮は横浜時代からあまり変わっていないのであった。
- で、15分過ぎには早くも2枚交代カードを切り、ヨークの攻撃参加を促すも、若い選手が多いのか焦りから雑なプレーを繰り返すシドニー。
- ヨーク、カズ、カーにーが疲れてくると、前線で孤立したりと苦しい。
- 後半中盤には左サイドでいいプレーを見せていたチェッコリがGKがクリアしようとしたところに足を出し、一発レッド。
- しかし前に出るしかなくなったシドニー、ここから攻めに攻めるも最後までサプリサの壁を破れず。
- カウンターから1対3になった絶体絶命の状況をしっかり止めたGKボルトンのプレーはすげぇ。
- しかし、結局0-1で敗戦。
カズは前半こそいいプレーを見せましたが、結局シドニーのチームとしての若さが敗戦を招いたかなと思います。
それにしてもリティ、変わってないな。指揮する姿も、あのだらしない座り方も。懐かしかったです。